今回紹介するのはトヨタのクルマ!(2回目)
さて、なんでしょう?
答えはあなたの目の前に…?
トヨタ トヨペット・クラウン
スタンダード(RS50)
1969~71年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
可愛らしく咲き乱れるハルジオンと戯れるようにして、3代目クラウン後期型が佇んでいました。
…とはいっても、そんな長閑な様子でもなく、あるクルマの下敷きにされていました。
可愛らしいけれど軽薄さも感じるパステルカラーの水色は、重厚な高級車であるクラウンらしからぬカラーリングですが、標準で設定されていた色なのでしょうか。水色の2代目クラウンを草ヒロで発見しているので、恐らくは元からある色なのでしょう。
珍しいのはカラーだけではありません。グレードも珍しいのです。
他の人が昔撮影した写真を見ると、フロントガラスモールにメッキパーツがなかったため、スタンダードと分かりました。なぜ昔の写真から、ご覧の通り全く見えないフロントガラスの様子が分かったのか…その理由はまた後で。
トヨタ トヨペット・クラウン
ハードトップ スーパーデラックス(MS51)
1969~71年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
クラウンの上に乗っかっていたクルマを紹介する前に、同じ3代目後期のクラウンがまだいたので、そちらを先に紹介しましょう。
違いと言えば、ボディタイプ。1968年に追加された2ドアハードトップでした。
深い緑色が高級車らしい格調高さを醸し出しております。やはり水色よりもこの色の方がクラウンにはお似合いですね。
トヨタ トヨペット・コロナマークⅡ
1700 デラックス(RT61-D)
1971~72年式
宮城県にて 2015年7月18日撮影
クラウンの上に乗っかっていたクルマは、初代マークⅡ後期型。
このヤードの配置がチェンジされる前はなんと、クラウンが上でマークⅡが下という、位置関係が上下逆だったようです。
…まあ、よく考えてみればそうなるのも当然。
移動させるとしたら、二台同時に動かすのはさすがに無理なので、一台ずつになるハズ。そしたらまず上に乗っかっているクラウンを下ろして、置きたい場所に移動。そして下にいたマークⅡを動かして、クラウンの上に置く。
アラ不思議。
上下関係が逆になっちゃいましたネ。
上下関係を替えないようにしようとしたら、一度関係ない場所にクラウンを置いて、マークⅡを置きたい場所においてから、またクラウンを動かしてマークⅡの上に載せないといけないので、割と面倒くさいことになりますから、それを避けたのでしょう。
…簡単なパズルみたいなお話でした。
クラウンからしてみれば、格下のマークⅡの踏み台にされるなんて堪ったものではなさそうですね汗
たとえ上下関係は変わっても、向きくらいは揃えてほしかった…!カッコいいイーグルフェイスは拝みたかった…!
ちなみに、テールランプのデザインはMC毎に律義に変えられていたので、イーグルマスクの後期型だということはフロントを見ずとも分かるのです。