『草ヒロ物語3~The epilogue~』で出題した問題の答えをまず発表します。
さて、気になるその答えは………
小布施 リブステーキ、辛味チキン、コーヒーゼリー
清里 イタリアンハンバーグ、彩りイタリアンサラダ、いちごソースのパンナコッタ
笛吹 カルボナーラ・大盛り、コーンクリームスープ、プリンとティラミスクラシコの盛合せ
飯田 ミラノ風ドリア、ほうれん草のソテー、すっきりレモンのシャーベット
でした!
みなさん、分かりましたかな?
それでは、本編に入ります。『草ヒロ“撤去”物語3』のエピローグです。
『草ヒロ物語3』のエピローグよりもかなり短いですが…ご勘弁汗
『草ヒロ“撤去”物語』について知りたい人はコチラ
『草ヒロ“撤去”物語3』の登場人物について知りたい人はコチラ
ボス 「…よし、当初の計画通り、これから長野へ向かうぞ。」
山中・上田 「ハイ!ボス!」
秘書 「ホテルのチェックインの時間は19:00でございます故、この時間であれば余裕をもって到着することが可能であると思われます。」
ボス 「そうか。報告ありがとう。」
上田 「じゃあ、このまま高速に乗ってピューッと行っちゃいましょうか!」
秘書 「一番近くのインターは…それでもここからは少し離れていますが、****インターがありますので、そこからお乗りになられた方がよろしいかと思われます。」
ボス 「うむ。」
山中 「そういえば、この間本部に来た新入り4人と、ホテルで合流することになっているんですよね。」
ボス 「そうだな。」
秘書 「さきほど大月様から連絡が届きましたが、どうやら現在…甲府盆地東部にいるとのことです。」
ボス 「ほほう。甲府盆地東部、か…。東部のどの辺りか気になるが、どこにいるにせよこの時間であれば、不慮の事態でも起きない限り遅れることはなさそうだ。タイムマネジメントは問題ないようだな。」
山中 「この間話した時は、なんか変なヤツらとガキどもだったんで不安でしたけど、これなら大丈夫でしょうね。」
ボス 「うむ。…まあ、まだ完全には分からんが、時間管理が出来ているということは、最悪は免れたな。」
山中 「そうだ!…ボス、テストしてみませんか?」
ボス 「おう、いいんじゃないか。」(ククク…)
上田 「テスト…ですか?」
山中 「あいつらに探索させるんだよ!…それで、どれほどの草ヒロを発見出来たかで、力量を測ることができるって寸法だ!」
上田 「なるほど!山中さんナイスアイディアですね!おもしろそ~!」
秘書 「そうだ。…私たちは別に探索をして、どちらの方がより多く発見できるか競うのも面白そうですよ。」
上田 「おっ、水篶さん、こう見えて結構エグいこと考えますね~笑」
秘書 「フフフ…」
説明マン
「草研も草滅会も、考えることは同じのようである。」[キートン山田風に]
ボス 「さすがに経験者の我々よりも多くの草ヒロを発見出来るとは思えないが…。可能性はゼロではないのが、草ヒロ探索の面白いところだな。」
山中 「ビギナーズラックってヤツがありますもんね!」
ボス 「うむ。…草ヒロ探索には理論と技術も必要だが、運も必要だ。初っ端からバンバン草ヒロを引き当てるような強運の持ち主がいることが分かれば、それだけでも大きな収穫だ。」
山中 「それに、理論で発見できるヤツがいたとしても、かなりの収穫ですものね。」
ボス 「そうだ。これは、面白そうだぞ。ククク…クク…。」
つづく(『草ヒロ“撤去”物語4~The prologue~』へ)
※『3』のエピローグがちょっと短かったので、オマケとして新入り4人の会話を入れることにしました。
草滅会の新入りについて知らない方はコチラ!
――その頃、草滅会の新入り達は、ボスたちと落ち合うホテルへと向かっていた…――
大月 「とりあえず、秘書の方に『甲府盆地東部にいる』ということを送っておきましたよ、原さん。“これでいい”んですよね?」
原 「それでいいのよ。ご苦労さん。…ていうかねぇアンタ、ウチのことは『デブ美』って呼びなさいよ~まったく…。」
大月 「えっでも、女性をそのようなあだ名で呼ぶのは…」
原 「フフ…お気遣いありがとう。…でもね、ウチはもう枯れたオンナよ。別にヘンに気を遣うことなんかないわ。それに、ウチらはこれから一蓮托生、草滅会でやっていくってこの間誓ったじゃないの!いつまでも水臭い態度で接していると、団結は深まらないわよ。」
大月 「…た、確かにそうですね…。」
原 「わかってくれりゃいいのよ。」
松本 「そうだよずっきー。デブ美さんはあんたのその気遣いだけで充分嬉しいの。だから気にせずもっと無礼講で仲良くしな!」
大月 「分かったよぉ~。じゃあ原さん、これからは『デブ美さん』って呼ばせていただきます!」
原 「だから“さん”もいらないっての!…まあマリもそう呼んでるし、そこはよしとするわ。年上を敬いたい気持ちってのも分かるからね。…とにかく!アンタなら分かってくれると思ってたわ。なんたって賢いんだからさァ?」
大月 「いやぁ、それほどでも~。」
チャン 「謙遜すんな!ミズキ!チャンさん、マリから聞いたアルヨ?アナタ、がこうのテストで満点連発、学年一位の天才だーて。」
大月 「…マリ?いつの間に話したの?」
松本 「あら?何か悪かったかしら?学年トップクラスの成績だって、笑女(小大笑[おおわら]女学園のこと)のアタイの学年でもたまには噂になるよ。」
大月 「別に悪かないけど、今はそれウソになっちゃうから…」
チャン 「なーんだァ~。マリの言てたことウソアルかァ~。チャンさん、ウソ嫌いネ~。」
松本 「だから嘘じゃないってばチャンさ~ん!今は違うってだけみたいだから!」
原 「なに、もしかして新たな天才が現れたって言うのかい?」
大月 「…そうなんですよデブ美さん。オレは、中学の頃からずっと成績でトップ3争いをしている『三本槍』と呼ばれる3人の1人に入ってるみたいなんですけど、高1の頃に転校生がやってきて…そいつ思いの外頭良いらしくて。そいつにとって最初のテストで、いきなり学年一位に君臨したんですよ!そんなこともあって、『三本槍』にそいつを加えて『四天王』と呼ばれるようになって…。その次のテストでは、オレはまたトップになれたんですけど、ここ最近またそいつに後塵を拝し続けているのです…。」
松本 「そうだったのか…。」(転校生か…)
原 「ウチ、勉学はからっきしダメだからなのかも知れないけど、別にそんな気にすることないと思うんだけどねぇ。」
大月 「分かってないですねぇデブ美さん!」
原 「なんですって?」
大月 「すっ、すみません…!……オレ、昔っから勉強一筋で生きてきたんですよ。…でも、その今トップに居座ってるヤツは勉強なんかナァナァって感じで、本気で取り組んでないんです!授業もたまーにサボってるらしいですし、制服もちゃんと着ないし髪も染めてるし…なんでそんなヤツが学年トップの成績をとれるのか不思議不思議で…。もちろん、勉強に本気で取り組んでいるのなら、僕も敗北を受け入れますよ。」
チャン 「なんだァ~?ソイツ、カンニングしてるアルか?」
原 「いや…!チャンさんね、そいつはいわゆる天才型の人間よ。何もしなくても成績がいいやつってたまにいるのよ~まったく…。」
チャン 「そういうモンアルかァ~」
原 「確かに、それは頑張ってるアンタからすれば気に食わないわよね。分かるわその気持ち。」
大月 「デブ美さん…!」
松本 「…高一の頃に転校してきたって…もしかしてそれ、上野原くんのこと?」
大月 「え?マリ知ってんの?」
松本 「去年クラスの間で話題になってたよ!…なんでも、笑学(小大笑学園のこと)に来た転校生が、ミステリアスでクールなメガネ男子だって。それに頭もメッチャいいって!今でも“一部の”女子からは人気みたいだね。…いやまさかその子が、学年トップレベルに頭がイイとは知らなかったな…。」
大月 「上野原のこと、マリ知ってたのかよ~!」
チャン 「アラレ~?なんだか面白いことになてきたアルヨ?」
松本 「ちょっとチャンさん!?ヘンな勘違いしないでよね!…アタイ、上野原くんみたいな人は別にタイプじゃないの。やっぱりオミ…あっ、アタイのカレシね。オミみたいなヤツが一番好きだな。…やっぱさ、最低でもオトコはスポーツができなきゃねぇ~?」
大月 「……。」[マリをじーっと見る]
松本 「…あ、今の発言は別にずっきーに対する当てつけじゃないよ?付き合うなら、の話だからさ。…友達としてなら、ずっきーと一緒にいるのフツーに楽しいから!ね?」
大月 「…オレが運動はまるで駄目なの知ってるくせに…まぁいいや。分かってるよ、それくらい…!」
原 「あら?アンタほんとはマリの彼氏に妬いてんじゃないの?…百戦錬磨のウチには分かるのよ~?」
大月 「違いますよデブ美さん!!」
チャン 「なんか怪しいアルネ~。チャンさんウソ嫌いヨ?」
大月 「も~、チャンさんまで~!」
つづく(『草ヒロ“撤去”物語4~The prologue~』へ)
次回予告
今年の一月に、次回作:『草ヒロ物語4』『草ヒロ“撤去”物語4』に登場予定の新キャラを発表しましたように、第四シーズンもやる気満々でございます!
博士たちはどんな草ヒロを発見出来るのか、草ヒロを草滅会から守り抜くことが出来るのか…手に汗握る草ヒロ争奪戦が展開されます!(大袈裟)
ボスたちも、草研のメンツに草ヒロを横取りされてばかりだけれども、今度こそは追い返すことが出来るのか!?
さっきチラっと登場した草滅会に入会した新キャラたちはどんなヤツなのか、ちゃんと働いてくれるのか…こちらも手に汗握る草ヒロ争奪戦が楽しめることでしょう!
『4』で登場する新キャラたちは以下の四名!…と、未紹介の約一名。
以下の四名については、ココで既に紹介していますので、知らない人は読みましょう。
[左から]
松本 まりあ(まつもと -)
大月 瑞季(おおつき みずき)
原 丸美(はら まるみ)
チャンさん(-)
次々回予告!新キャラ、続々登場!
なななんと、次々回作:『草ヒロ物語5』では、またまた新キャラが登場!?
次期の草ヒロ物語の予告時に、更にその後に登場する新キャラを紹介するというのが定番化していますので…。
今回も!
第5シーズンとなる、『草ヒロ物語5』『草ヒロ“撤去”物語5』で登場する予定の新キャラを発表したいと思います!
先週の『草ヒロ物語3~The epilogue~』では、シルエットのみの紹介でしたので、ここでちゃんとした姿とプロフィールを発表♪
次々回作にもご期待ください!
前回シルエットでお見せしたこの四人は…
こんな人たちでした~。
左から順にご紹介します。
上野原 文理(うえのはら ふみまさ)
何処からともなくフラっと草研にやって来た、ニヒルでミステリアスな雰囲気の男子高校生。小大笑(おおわら)学園高校の2年生だ。
草研にやって来たその目的はよく分からない。ただ草ヒロが好きでやって来たのか、それとも、なにか別の理由でもあるのだろうか…。
ちなみに、学年トップクラスの成績なので頭はかなりいい。『草ヒロ物語4』で登場する大月瑞季とは、学年トップの座を争っている。
瑞季は文理のことをライバル視している様だが、当の本人は全く意に介さず。
そもそも、文理は割とだらけた性格で、勉強も特に好きでもなく頑張ろうとも思っていない。ただ、記憶力と理解力が凄まじい、天才タイプの頭脳なので勝手に成績がよくなってしまうようだ。
ご覧の通り、文理は制服を着崩しているだけでなく髪も染めているが、小大笑学園は生徒の自主性を重んじる自由な校風が売りなので、文理が学年トップの成績であることも手伝って全ての教師から黙認されている。
はてさて、天才文理の記憶力と理解力でもって、草研の探索活動に貢献してくれるのか…!?
「フッ…ボクが上野原文理さ…。草研に来た理由はまだ秘密…。…マ、いつか分かんじゃないかな…。フフ…このボクにかかれば、草滅会をギャフンと言わせるのもお手の物…フッフフ…。期待しといてくれよ…?」
小海 晴(こうみ はる)
これまで登場したキャラの中では、小布施三岳・松本まりあ・原丸美(デブ美)・チャンさんの四名が住んでいる面白アパート:『メゾン・ド・ダーバクショー』の住人の一人。
ネタにまみれた住人が多い中、この子はかなり常識的な人物だ。もっとも、キャラは他の住人と負けず劣らず濃いが…。
別段草ヒロに興味があるわけではなく、“とある理由”で笛吹と清里に呼ばれたので草研にやってきた。
今後のネタバレになるため未だ理由を明かすことは出来ないが、『草ヒロ物語5』の冒頭で明らかになることだろう。。。
幼くて可愛らしい見た目だが、実は笛吹たちと同い年の高校1年生。
いつもニコニコ笑顔を絶やさない温和な性格で、いつも周りのことに気を配っている優しい子。 お人好しが過ぎるあまり、人を疑わなくて騙されやすいのが玉にキズ?
学園のみんなの癒しにもなっており、同学年の人や先輩たちからはマスコット的扱いを受けている。
「小海晴だよ~。…あやちゃんとれいくんに呼ばれて、【くさけん】にやって来たの。【くさひろ】って、なんだかよく分からないけど、みんなとおでかけできるのは楽しそうだなぁ~!ふふ…!」
身延 門喜(みのぶ もんき)
『メゾン・ド・ダーバクショー』の住人の一人。
その名の通り、おサルな見た目の小大笑学園生。高2。胴長短足でポッコリお腹がチャームポイントだ!そして、耳が大きく腕も長い。
暑がりのため、一年中学校指定の夏服用ポロシャツを着ている。校則では、夏にしか着てはいけないことになっているが…。
ただし、前にも書いたように小大笑学園は自由な校風なので、キビシいセンコーでもない限り、これを注意することはあまりない。
いつかは山の中でサルのようなサバイバル生活を歩みたいと思っており、自然と共生する術を、自然との共生が上手い(?)草ヒロから学ぶために草研にやって来た。
「ウッキキー!ワイは身延門喜やー!…オイ、ダレだ【モンキー】だとか【サル】だとか言った奴はー!?…ジャングルの神様に懲らしめられろ!ウッキキー!ウキャキャー!!……真面目な話ー、草ヒロって、自然と共生できとるのが凄いと思っとるんやー!ワイも、草ヒロみたいに、いつか自然と共生できるようになれればええなー!サバイバル生活やー!!」
都留 鶴吉(つる つるきち)
やっぱり『メゾン・ド・ダーバクショー』の住人の一人。
可愛らしいツブラな瞳と、その名の通りツルツルあたまがチャームポイントのおじいちゃんだ。
『メゾン・ド・ダーバクショー』の居住期間はデブ美の次に長く、デブ美とは古くからの知り合い。気の強いデブ美にはどうも頭が上がらないらしい。
メゾン・ド・ダーバクショーの駐車場に、勝手に自分のクルマを放置しており、その放置車両をより草ヒロらしくするために草研にやってきた。
ツルッツルの頭は、毎日お手入れを欠かさないほど愛しており、お手入れによってスベスベツルツルに保たれたお肌は、『ツルツル☆ソーラーピカーン』と自らが称する必殺技のビームを発射するには充分過ぎるほどの威力だ。
これを使って草滅会のヤカラを一掃??
…するかは分からない。
「わしの名前は~…都留鶴吉~。…デブ美のオバさんにわしの草ヒロを撤去される前に~草ヒロを守る術を~…草研の博士から伝授してもらうのじゃよ~。…あわよくば~、新たな草ヒロを獲得するのじゃあ~…!」
また後ほどキャラ紹介は行わせていただきます。
『草ヒロ物語~The epilohue~』にて唐突に登場した謎の新キャラ、東御 大気についてもその時紹介予定!
↑東御大気のシルエット
…ちなみに、今回から『イメージカラー』と『口ぐせ』の項目が追加されていることに気付きましたか?
これまで紹介したキャラにも、ヒマを見つけて追加していきたいと思います。
また、今回はキャラに合ったフォントを用いてプロフィールを作ってみましたが、いずれのフォントも僕が作成したものではなく、フリーでダウンロードできるものです。
上野原文理は『ロゴたいぷゴシック』、小海晴は『はなぞめフォント』、身延門喜は『GN-キルゴU(かなNA)』、都留鶴吉は『殴り書きクレヨン』という名前のフォントでございます。
「ちょいと遅くなってしまったが…ゴッホン!!………この物語、そしてこの物語に登場する団体・人物は全てフィクションだぞ。実在するものとは一切関係無い。」