第二位のクルマはコレ!
マツダ ファミリア1300 トラック
デラックス(FA2T55)
1973~78年式
山形県にて 2015年7月18日撮影
僕は最初このクルマを目にしたとき、『何この顔…!?なんだっけコレ…?』…と狼狽えてしまいましたが、皆さんはいかがでしょうか。
初遭遇の2代目ファミリアトラックでした。
2代目ファミリア自体あまり見かけるものではありませんが、トラックとなると尚更。フロントもリアも見覚えのない新鮮なデザインです。
結構古そうに見えますが、フロントグリルのデザインより3代目ファミリアと併売されていた最終型です。フックが4つの標準ボディ。
このファミリアをもって、マツダはこのサイズのボンネットトラックからは身を引くこととなりました。ライバルにはパブリカピックアップやサニートラックといった強豪が据えているため、致し方の無い撤退でしょう。
ホンダはP700/P800、三菱はコルトトラック、ダイハツはコンパーノトラック、いすゞはワスプというように、このクラスは多くのメーカーが参入していたほど賑わいを見せていましたが、時代の流れには逆らえなかったようです。中でもファミリアは生き残れた方でしょう。
閑話休題。この草ヒロに話を戻しますが、朽ち具合は草ヒロ好きを唸らせるほどのレベル。
フェンダーは外れ、ドアの外装は朽ちて中身が丸見え、リアゲートも完全に消失していました。崩壊度合いは高いですが、脇に生えたホウセンカやハルジオンといった花々のおかげで、チョットだけメルヘンチックな雰囲気にはなっています。