三菱 ランサー GSR
エボリューションⅣ(E-CN9A)
1996年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
三菱を代表する名車の一つである、ランサーエボリューション。いわゆるランエボ。
放置車両やネオクラが犇めき合っていた、古めかしい団地の駐車場にて佇んでおりました。
これはランエボとしては4代目にあたる、ランサーエボリューションⅣ、通称エボⅣです。
エボⅠ~エボⅢは4代目ランサーをベースにしておりましたが、1995年にランサーが5代目にFMCしたため、1996年に販売されたエボⅣはベース車両をこれまでから一新し、5代目ランサーがベースとなりました。
ベース車両が新しくなったことにより、これまでのエボよりも更に進化。
クルマが曲がるときに発生してしまう『偏揺モーメント』(Z軸を中心とした回転運動に伴って発生する力)を制御するシステム;アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)をランエボとして初めて採用。そのおかげで、これまでのエボよりも格段に旋回性能を向上させたといいます。
また、エンジンはそのままながらも馬力は自主規制限界の280馬力までアップ。
そしてエクステリアも進化。これまでのゴツいリアウイングやチンスポイラーなどの迫力あるエアロパーツはそのままに、ラリーカーさながらのドデカいフォグランプが標準装備!かなりイカツいデザインになりました。
まさに、“エボリューション”の名に恥じない多くの進化を遂げた、新たなランエボ。それがエボⅣなのです!
WRCでもこれまで以上に活躍し、輝かしい成績を収めたそう。