【はじめて見る方へ】
毎週月曜日に連載している当シリーズは、当ブログがこれまで連載してきたシリーズを振り返って紹介するシリーズでございます。
ブログが始まった2010年1月2日から、10周年を迎える2019年12月31日までに連載したシリーズの一覧表はコチラ!
前回:
『2013年正月 半島めぐり草ヒロ探索』シリーズ
『レンタサイクル DE 電車×自転車探索』
(甲府盆地編/松本盆地編/The best)
シリーズNo.:035
連載期間:2013年5月10日~同年9月23日
連載回数:37回(14回 → 20回 → 3回)
連載形式:毎週金曜日/大連載計画PartⅡ
撮影日:2013年2月3日 → 2013年2月10日 → 不定
ジャンル:トレ探
紹介台数:40台
【トヨタ:6 日産:4 ホンダ:6 マツダ:3 三菱:3 スバル:7 スズキ:2 ダイハツ:4 いすゞ:3 愛知機械:1 外国車:1】
【草ヒロ・放置車:31 旧車:1 ヤード:8】
○ 概要 ○
これまで行ってきたトレ探というと、草ヒロが見つかりそうな鉄道に乗り、車窓からの景色に潜む草ヒロを、目を皿のようにして探し、見つけたらその草ヒロの最寄り駅で降りて、見えた場所から駅までのルートを車窓と方向を頼りにして目当ての草ヒロを探し当てる…という、“お宝”を探索している気分にはなれても非効率極まりない探索だった。
そんなトレ探に一石を投じることとなった探索が、今回紹介するシリーズで行った探索だ。
『電車×自転車探索』の名の通り、電車と自転車;レンタサイクルを組合わせて行った最初の探索である。
電車からしか発見出来ないような草ヒロを見つけることが出来、移動に疲れずお金もかからない、一人で探索できるという電車の利点と、機動力が乗り物の中で最大級、どんな細い道もスイスイ走ることが出来て停車場所にも困らず方向転換も楽チンという、草ヒロ探索のために生まれたような乗り物である自転車の利点をいいとこ取り出来る、最高に効率の良い探索方法を見出したのだ。
この探索以降は、トレ探はレンタサイクルを借りて行うこととなる。…もはや革命的と言える出来事だった。
発見台数も、これまでのトレ探とは桁違いの40台!
探索をおこなった回数は、山梨1回と長野1回の計2回だけなので、単純計算で一度の探索で20台も見つけたことになる。
しかも、台数だけではない。質も過去最高レベルなのである…!
というのも、私が第二次草ヒロブームを経験した際に知った、現在はクルマの生産をしていないけれども昔は結構売れていたという自動車メーカー:愛知機械工業のクルマを発見することが出来たからだ…!
コニーの魅力に取りつかれ、いつかはこの目で必ず見てみたいと思っていたコニーの草ヒロを、ついにこの探索で見つけることが出来たのだから、そりゃあもう嬉しいことこの上なかった。
恐らく、探索がコニー1台撮影出来ただけに終わったとしても満足しただろう。
本当にうれしかった。…草ヒロ探索でこのような感動を最後に覚えたのは、いつだったかなぁ…。
○ トピックス ○
初のレンタサイクル活用探索
山梨をレンタサイクルで探索
長野をレンタサイクルで探索
愛知機械工業のクルマを初めて発見
フィアット124スパイダー発見
グランドファミリアバン発見
コニーワイド発見
○ 紹介されたクルマたち ○ (紹介順)
~甲府盆地編~
~The best~
○ 紹介されたクルマたち ○ (メーカー別)
~トヨタ~
今回発見したトヨタ車は、ものの見事に全て商用車だった。…正確に言えば、錆びまくっていたタウンエースと20系ハイエースはワゴンであったため、乗用車も含まれて入るのだが。
いずれにせよ、商用車系統だけでもこれほどの種類が見つかるとは、さすがは大メーカーのトヨタである。
安全コロナのバンは滅多に見られないので嬉しい発見だ。
1枚目の写真にはサンバーしか映っていないように見えるが、奥の方をよく見るとサニーが写っている。…古くないからという理由でスルーし、サンバーしか接近して撮影しなかったが、ネオクラにも興味が湧いた現在からすれば、なんて愚かなことをしたのだろうと思う。
…こういった場合、撮影しようと思って再び訪れると哀しくも撤去されていたというのがお約束の展開であるが、ラッキーなことに2度目の訪問時もまだ残っていたため、サニーの方もちゃんと撮影することが出来た。…ヨカッタヨカッタ。
2枚目のセダンの草ヒロは、実はローレルの草ヒロ。
族車仕様のローレルだった。族車の草ヒロは珍しいので、これは嬉しい発見だった。
~ホンダ~
今回撮影出来たホンダの草ヒロは、車種は被っていながらも台数は多め。
…とはいっても、錆びたライフと緑のライフステップバンとTNは同じヤードで見つけたものだし、シルバーのライフと白いライフステップバンはそのヤードのすぐ近くで草ヒロになっていたものだから、結局全てヤードみたいなモン…という結論に至ってしまった。
なぜこうもホンダの旧車はヤードにばかりいるのだろうか。。。
…1枚目のNコロは、正真正銘の天然草ヒロだったが。
~マツダ~
グラドファミリアバンを発見出来たのは大きい。かなりのレア車だ。
~三菱~
2枚目の軽トラの頭はミニキャブWらしい。
発見時は車種が全くの不明。そしてブログでの紹介時では、サイドマーカーとスリットから一応ミニキャブELかWかのどちらかということまでは分かったが、どちらかを断定することまでは出来なかった。
だが、コメントを下さった通りすがりの方によれば、ヘッドレストからするとミニキャブWとのこと。ご教示してくださったのは非常にありがたく、嬉しかったが、よくこんな状態でそこまで言い当てることができるものだなぁ…と、当時は感心しつつも半ば呆れていた。
何でもその方は、ミニキャブELのオーナーさんらしい。…ふむ、言い当てられるのも納得だ。
~スバル~
定番のサンバーが多数見つかったが、レックスやドミンゴも見つけることが出来た。
~スズキ~
今回スズキ車はたったの2台のみ。
しかも、アルトに関しては再撮影個体なので、実質真新しいキャリイしか見つからなかったことになる。こんなこともあるんだなぁ。
スズキのライバル:ダイハツのクルマはいつも通りに見つかった。
初代フェローと錆びまくったたまごハイゼットの草ヒロはインパクト大だったな。
~いすゞ~
今回いすゞは乗用車も見つけられた。
117クーペの中期型が2台で、ご多分に漏れずヤードにいた。
~愛知機械~
詳細については後述。
~外国車~
最近NDロードスターのボディを化かして復活したフィアットの名車:124スパイダーだが、その元祖をこの探索で発見していた。
この当時は124スパイダーなどというクルマが存在することは一切知らなかったので、小型のスポーツカーであることや深緑のカラーリングから、なんとなくイギリス車だろうと思っていたが、ブロ友さんより本当の車種をご教示いただいた。
昔は知らない事ばかりで、草ヒロ探索をするたび、ブログを書くたびに新たな発見があったようなものだ。
…知識はかなり溜まってきたと我ながら思うが、今もその気持ちを忘れないようにしよう。初心忘るべからず、だ。
○ 撤去された草ヒロ ○
6台(草ヒロ39台中)
【タウンエースワゴン、グランドファミリアバン】
【117クーペ×2、ハイエース】
【コニーワイド】
○ BEST草ヒロ ○
【1st:コニーワイド】
詳細は後述すると書いたが、今更語ることもないだろう…。
嬉しさのあまり、舐め回すように写真を撮りまくったし、後悔することは何もない。
…いや、あるとすれば、2度目の訪問が撤去の確認作業になってしまったことと、すぐ近くにあるはずの緑色のTN360の草ヒロが、初発見した時点で既に撤去されていて拝むことが出来なかったことくらいだろうか。。。(←結構あるじゃん)
【2nd:グランドファミリアバン】
やはりクルマの知識も草ヒロ探索の経験も、今よりずっと少なかったため、このクルマがそれほど珍しいものだとは思っていなかった。
『The best』でも紹介しなかったし…もし今このシリーズを連載するとすれば、このように第二位にするだろうな。
【3rd:初代ハイエース】
車種的には珍しくもなんともないが、ロケーションと朽ち具合が素晴らしかったので第3位とした。
非常に開放的な田園地帯のあぜ道に佇んでいたハイエースは、そらの青色のように鮮やかな青色をしていた。
パキパキに錆びたメッキパーツ、程よく錆びて塗装にグラデーションが現れたボディ、綺麗に埋もれたタイヤ…草ヒロ度合いも最高レベルの美しさだった。
それにこの一帯には目に入るだけでも5台以上の草ヒロがおり、目に入らなくともすぐ近くにあるものを含めると、10台以上もの草ヒロがいた、超が付くほどの密集地帯だった。
○ 次回予告 ○
『チャリ探~北の方へ草ヒロ探索~PartⅣ』シリーズ
『チャリ探~東の方へ草ヒロ探索~PartⅢ』シリーズ
ヘビーなシリーズが続いたけれど、次回のシリーズは久々のライトなチャリ探!
あんまり軽いものだから、2本立てでお送りします!
ナンバリングを始めてからついに4度目となる地元北方面への探索、そして3度目となる地元東方面探索!果たして、まだまだ草ヒロは見つかるのか~っ!?