ホンダ TN-Ⅲ
1970～72年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
※撤去済み
懐かしい明治乳業のロゴがプリントされた廃コンテナや、その他素性の分からない廃コンテナ、そして農機具などなど…色々なものに紛れて…否。紛れていると言うには程遠いですが、とにかく。そのゴミの一群に、首チョンパされた軽トラが鎮座していました。
哀れ、キャブと荷台が完全に分離され少し離れて置かれるという惨い仕打ちを受けているようでした。
…………
『あれ…？このTN、どこかで見たことあるような…』
と考えた読者諸姉諸兄方。
…ご明察！
なんとなんと、この探索のわずか4か月ほど前、すなわち2014年の12月に発見・撮影したTN-Ⅲと全く同じ個体だったのです！
ブログでは、3年以上前にココで紹介しました。
クルマが分身の術でも使えるわけではないということで、このときころころの目の前に現れたTNは、確かに4か月前に撮影したTNそのものだったのです。
…滅茶苦茶よく似たドッペルゲンガーだったという可能性もゼロではありませんが、TN-Ⅲというあまり見かけない車種、そしてそのTN-Ⅲの中でも滅多にみられない黄土色、そしてそして、ドアに書かれた屋号とその塗りつぶされ方や錆具合からして、全く同じ個体であると断定しても問題はないでしょう。
…すなわち、4か月前に撮影したこの草ヒロは既にいないということ。
なんとも残念ではありますが、完全にこの世から消し去られる前に、また別の場所でお会いできただけでもまだ良かったです。なぜ、直接解体屋に送られずに、全く別の場所に移動されたのかは永遠の謎であります。。。
そして現在は、移動先の場所からも姿を消し、あの時が今生の別れとなったようです。
