ハイエースを発見してホクホク顔だったころころご一行のもとに、更なるサプライズが訪れました。
ハイエースを撮影し終わり、さて出発しようかと二人して自転車に跨ったところ…下からウンウンブンブンと唸り声をあげて、一台の軽トラが登ってきました。そうこうする内に、その軽トラを運転していた農家のおじいさんが話しかけてきたのです。
廃車体が好きで、自転車で探し回っていることを伝えると、お爺さんは…
『ボロいクルマならこの山に沢山あるよ。例えばホラー、あそこ。』
指をさした先はここから更に登った山の上でしたが、よくよ~く見ると、確かに草ヒロが!しかも見るからに古そう!
見上げれば割と気付く距離だったというのに全く気付かなかった自分に驚きつつも、すぐさま喜びがこみ上げてきました。
お爺さんに『ありがとうございます!』と礼を述べ、いざ草ヒロのもとへ!
スバル サンバーライトバン
4ドア(K61)
1971~72年式
山梨県甲府盆地にて 2015年4月1日撮影
…そうして発見できたのがこのサンバーだったというわけです。
『ババーンサンバー』と『すとろんぐサンバー』の間に挟まれ、特に何もマニアから愛称が与えられていなかったことから僕が『ゴンベサンバー』と名付けたこのモデル。最初期の『ニューサンバー』と比べたら滅多に見ない2代目サンバーなので、嬉しい発見となりました。
しかも、彼を発見できたことで、更なる草ヒロの発見へと繋がったので、もうあのお爺さんには感謝しかありません!
ありがとうございました!
この場所、見た目以上に急斜面なので、果樹園の農薬によってAピラーが崩れることでフリーとなった顔が、今にも落ちそうな勢いで傾いておりました。
これが6年前なので、今は完全に顔面崩壊してしまっているかも知れませんね。