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三菱 ミニカ70(A100 / A101)
or
三菱 ミニカ71(A100 / A101)
70:1970~71年式
71:1971年式
長野県北部にて 2015年7月20日撮影
緑一面に広がる夏の草原に1台の草ヒロが佇んでいるのを発見しました。
どうにもマイナーな印象が拭えない2代目ミニカのようです。
2代目ミニカは販売年によって名称がコロコロ変わっていましたが、このモデルはフロントグリルとテールランプのデザインから、ミニカ70(ミニカ'70とは別物!)かミニカ71かのどちらかであると分かります。
70は1970年10月から1971年2月までの4ヶ月、71は1971年2月から9月までの7ヶ月というどちらも短命に終わったモデル。
70と71の両車に違いはほとんどなく、71からファミリーデラックスというグレードが追加されたということと、スポーティデラックスとスタンダード以外のグレードのヘッドレストが一体型へと変更されたことくらいであります。
…というわけで、外見で見分けることはできないばかりか、今回の個体はそもそもシートが取り払われていたため、シートのタイプで判別することも不可能。
果たして、一体70なのか71なのかどちらなのでしょうか。。。
…まあ、どちらだったとしても生産期間が1年にも満たない短命モデルということで、珍しいことには変わりないのですが。
ミニカ70のグレード展開は、丸目のGSS、GL、角目水冷のスーパーデラックス、スポーティデラックス、角目空冷のハイデラックス、デラックス、スタンダードの計7種。71は、これらに角目水冷モデルのファミリーデラックスが加わった計8種です。
グレード名を示すエンブレムが見当たらなかったため、この個体のグレードを特定することはできませんが、調べてみたところ、ある程度絞ることはできました。
まず、ヘッドライトの形状よりGSSとGLは除外できます。
次に、サイドドア下部にモールがないため、角目水冷最上級のスーパーデラックスと、角目空冷最上級のハイデラックスを除外して、スポーティデラックス、ファミリーデラックス、デラックス、スタンダードのいずれかに絞られます。
最後に、サイドガラスのモールがあることからスタンダードが除外でき、最終的にはスポーティデラックスかファミリーデラックスかデラックスのいずれかというところまで絞ることができました(ミニカ70であればファミリーデラックスも除外)。
…しかし、僕の調査力ではこれが限界。
2代目ミニカにお詳しい方、いらっしゃいましたらこの個体のグレードと、70/71の上記以外の判別法をご教示願いたいところです…!