『冬の飯田で草ヒロ大収穫祭』シリーズも、名残惜しいですが通常回終了のお時間がやってきてしまいました。
今回が通常回のラスト。
次回からは『The best編』をお送りいたします。
通常回のラストを飾るのは、単発で紹介するに忍びない、現役のネオクラ車2台とレア車2台でございます。
とくと、ご覧あれ!
日産 サニートラック
ロングボディー(GB122)
1989~94年式
山梨県にて 2014年12月21日撮影
遠目から見つけた時は、
『うぉっ!?何だこのトラック!?』
…と、見慣れない顔に驚きカメラを即座に構えて撮影にかかりましたが、いざ撮影した画像を確認してみると、ただの2代目サニトラの後期型でした。
全く違うクルマのグリルが装着されていたために、見慣れないクルマだと勘違いしたのでしょう。
ちなみにこのグリルは、ランドクルーザー シグナスの中期型(2002~05年式)のもの。
オーナーさんがシグナスも所有していたのか、どこからか手に入れてきたのかは知る由もありませんが、いずれにせよサニトラにシグナスというチョイスが謎です。共通点がまるでありません。これぞミステリー。
…ま、チグハグな組み合わせだからこそ面白いからいいんですけど笑
スバル サンバーバン 4WD
ハイルーフ SDX(V-KV4)
1992~99年式
長野県にて 2014年12月21日撮影
サンバーディアスの上級グレードに装着される真っ白なホイールキャップを履いているため、この子もディアスかと錯覚しそうになりますが、全体を通して細部をよく見てみると、無塗装バンパーだったり、ドアノブ周辺やBピラーがボディ同色だったりするため、ディアスではなくバンにディアスのホイールを履かせただけということが分かります。
また、ヘッドレストの形状からして、グレードはSDXでしょう。
ネオクラ2台を紹介したということで、お次はレア車2台をば。
ダイハツ ブーンX4
ハイグレードパック(ABA-M312S)
2006~09年式
山梨県にて 2014年12月21日撮影
トヨタのパッソの方が有名ですが、こっちが本流のダイハツ・ブーンでございます。
これは初代で、サイドミラーにウインカーが付くようになった後期型です。
まあ、見ればお分かりかと思いますが、コイツはただのブーンではありません。
ブーンX4(クロスフォー)という名の、モータースポーツへの参戦を前提にしたスパルタンなモデル。ストーリアX4の後継と言える存在です。
ストーリアX4は、素のストーリアとそこまで大きく見た目が変わったわけではありませんが、ブーンX4は素のブーンとは一線を画す派手な見てくれとなりました。
バンパーに大きく開けられたグリルに、大型のフォグランプ。そして、レーシーなリアスポイラーに加え、最も目につくボンネットの巨大なエアインテーク。…といったように、中身だけでなく外見もレーシーになっております。
ホンダ シビックタイプR ユーロ
(ABA-FN2)
2009年式
山梨県にて 2014年12月21日撮影
日本ではセダンのみとなってしまった8代目シビック(通称FD)ですが、ハッチバックが売れ筋ボディである欧州では、専用のボディを用いてハッチバックが売られ続けていました。そんな欧州仕様のシビックタイプRを、ファンサービスの一環として日本のシビックファンのために限定販売されたのが、このシビックタイプRユーロです。
2009年と2010年の2回に分けて限定販売され、今回撮影できたのは、グリルメッキのカラーリングからして2009年モデルと思われるもの。
2009年モデルには、タイプR御用達のチャンピオンシップホワイトの他に、このミラノレッドや、アラバスターシルバーメタリックも加えた計3色が用意され、来る2010年に引っ掛けて2010台限定で販売されました。このミラノレッドは2010台中810台のみ。
これがその810台の内の1台と考えると、ありがた~く思えてきますねぇ。