スズキ アルト
Uタイプ(M-CA71V)(右)
1986~88年式
スズキ カルタス 1300
3ドア GT-i(E-AA33S)(左)
1986~88年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
草ヒロ編第2位は、この2台!
古めかしい団地の隅っこで仲良く組ヒロになっていた、スズキの軽自動車;アルトと、スズキの登録車;カルタスの同期コンビです。
2代目アルトは別段珍しいクルマでもありませんが、特筆すべきは相棒の初代カルタスの方!
シャレードの対抗馬として投入されたカルタスですが、『軽自動車のスズキ』というイメージが強かった当時の日本では、いくら造りがよくとも注目されることはあまりなく、シャレード以上にマイナーな存在となってしまった気がします。
それでも、日本の軽規格が関係ない海外では、性能に対する価格の安さや地道な販売努力もあってかヒットをかましましたし、日本においては、スズキのフラッグシップとしての矜持もあってか、2000年代の産声を聞く頃までは売られ続け、ハッチバックは2000年に後継のスイフトにバトンタッチしてその地味ながらも長い生涯を終えました。
スイフトにはセダンがなかったため、セダンはエリオセダンが登場する2002年まで販売されました。
肝心のスイフトはというと…初代は『デカいkei』といった感じのデザインであまり一般受けはしなかったようですが、2代目にしてようやく世間から正当な評価を受けたといった具合に大ヒットし、現在ではスズキの看板車種の一つとなっております。
…というわけで、滅多に見られない初代カルタスを地元で見つけることができたということで、初発見時はかなり嬉しかったですね。
実はこれは二度目の訪問となりますが、フォロワーさんも大層喜んでおられましたし、自分もこの感動をもう一度味わうことができたということで、意味のある再訪問でありました。
せめて言うなら、カルタスにはこっちを向いていてほしかった…!