一昨日お知らせしたように、今週に限り日曜日も『夏到来!草ヒロ尽くしのアツい3日間』シリーズをお送りします。
トヨタ ライトバス
ディーゼル(JK170B)
1965~67年式
長野県北部にて 2015年7月20日撮影
昨日紹介したフェローの背後に、バスが写りこんでいたことに気付かれた読者様はいらっしゃるでしょうか。
というわけで本日は、フェローの背後にいたトヨタライトバスをご紹介します。
トヨタライトバスには3つの顔があり、いかんせんこの個体はお顔を見せてはくれませんでしたが、テールランプより中期型と分かります。後期型はテールランプの形状が大きくデザインが異なるので判別が容易ですが、前期型と中期型のテールランプには形状の違いは一切ありません。しかし、実はビミョーな違いがあるのです。
それは、ブレーキランプとウインカーランプの配置。前期型はブレーキランプが上側、リアウインカーが下側という配置だったのに対し、中期型ではご覧の通りブレーキランプが下側でリアウインカーが上側となっております。
さてここで、ウンチクをひとつ。
ご存知の方も多いでしょうが、前期型と中期型のブレーキランプは、あの伝説のクルマ:トヨタ2000GTと同じものが用いられています。
スーパーカーと同じパーツがバスに使われているなんて、ロマンがあるというか、とっても贅沢ですよね。。。
…とは言え、デビューはトヨタライトバスの方が早いので、ライトバスのテールランプを2000GTに流用したと言った方が正しいのですが。
このような事例は、最も有名なスーパーカーであろうカウンタックにも当てはまります。
カウンタックの特徴のひとつである、方形の三連テールランプは、アルファロメオの大衆車であるアルフェッタのセダンのテールランプを流用したものなのです。
ディーゼルエンジン搭載モデルの証。
当初はガソリンエンジンのみでしたが、中期型からディーゼルエンジン仕様も追加されました。
何も積まれていないように見えたフェローとは対照的に、ライトバスの方には、荷物がたくさん積まれておりました。