番外編第一弾は、道路標識です!
今回撮影した標識は、指示標識2種類!!
停止線(406の2)
属性:指示 レア度:★★★★☆
意味:標識が設置されている地点に停止線の標示があることを示しています。
長野県飯田市にて 2014年12月21日撮影
※撤去済み
皆さん見たことありますか?この標識。
コレ、ご覧の通り停止線がある場所を指示してくれる『停止線』という標識ですが…「こんなの一度も見たことない」「初めて知った」という方が多いのではないでしょうか。
しかし、雪国に住んでいる方であれば、「こんなのどこにでもあるじゃん。全然珍しくないよ」と思うことでしょう。
…というのも、豪雪地帯では、路面に積もった雪が春までに解けることは滅多になく、冬季は常に停止線が隠れてしまうため、停止線があって尚且つ指示する必要のある場所であればどこでも見られるのです。
しかし、雪があまり降らない地域では激レア。地域性が顕著に表れる標識の一つです。
積雪によって長期間停止線が隠れてしまうことがない地域でこの標識が設置されるとすれば、交差点の構造が特殊なために、横断歩道の直前に停止線を標示できない場合や、停止線が坂の頂上や坂を越えた所にあって、ドライバーからは見え辛くなってしまう場合くらいのもの。
というわけで、かなり珍しいと言えるのです。
そしてこの『停止線』は、飯田市内(飯田盆地内)で発見したもの。
飯田盆地には確かに雪は降りますが、豪雪地帯と呼べるほど雪が降らない(実際に、国が定めた豪雪地帯に、長野県南部の市町村は飯田市を除いて含まれておらず、その飯田市もこの盆地内ではなく赤石山脈を擁する旧・南信濃村の地区のみ)ので、この一帯でも停止線の標識は珍しいことになります。
設置された理由としては、交差点の形状を見ていただければお判りいただけることでしょう。
この交差点は、十字型ではなくXの字のような形状であるため、横断歩道の直前に停止線を標示してしまうと、左の道から右折してくるクルマが信号待ちのクルマに内輪差によって衝突してしまう危険性があります。
それ故に、横断歩道の数m手前に停止線を標示することになり、停止線の位置が分かりにくくなってしまっているためにこの標識が設置されたと考えられます。
ちなみに、当記事を作成するにあたってストリートビューでこの標識の様子を見ようとしたのですが…なんと、撤去されていました(驚)。
標識が撤去されることは草ヒロのそれに比べて少なく、その撤去理由も老朽化したため、廃止されたため、道路の構造が変化したため…というのが主なのですが、この標識にはそれらの理由が当てはまりません。
一体何故、撤去されたのでしょうか。。。貴重な一枚なのに。。。
駐車可(403)(上)
属性:指示 レア度:★★☆☆☆
意味:標識が設置されている場所で駐車することができます。
日・時間(502)(中)
属性:補助 レア度:★☆☆☆☆
意味:本標識が適用される日や時間帯を示しています。
終わり(B)(507-B)(下)
属性:補助 レア度:★☆☆☆☆
意味:本標識の適用区間が終了することを示しています。
長野県飯田市にて 2014年12月21日撮影
お次に紹介する指示標識はコレ、駐車可です!
都心や都市近郊の市街地であればよく見られる標識ですが、それ以外の地域で見られることはあまりないという、『停止線』ほどでないにせよ設置場所に偏りがある標識であります。
至る所で駐車禁止と規制されてしまう世知辛い世の中ですが、堂々と無料で駐車することができるのがこの標識のある場所です。
今回紹介した駐車可は補助標識を用いて、10時~19時の間に限り60分以内であれば駐車してもよいという制限をかけているため、いつでも何時間でも駐車できるというわけではありませんが、待ち合わせや仮眠に使うくらいならば60分あれば充分です。
ただし、仮眠するときはくれぐれも寝過ごさないようご注意を。。。
…ところで、わざわざ補助標識を用いて時間制限を設けるくらいなら、規制標識『時間制限駐車区間』を用いればいいだけのような…。
『時間制限駐車区間』を使えば、駐車できるのが60分以内であること、駐車できるのは10時~19時までの間であることという2つの情報を、補助標識なしで1枚の標識に盛り込むことができるので、スッキリするのですがね。
しかし、『時間制限駐車区間』の標識は、時間を厳正に守らせるために原則的にパーキングメーターとセットで使われるため、パーキングメーターの設置費用が掛かってしまうことを避けて、敢えて『駐車可』を使っているのかも知れません。
ここからここまで、とありますが、規制区間はたったのこれだけ。
コンパクトカー3台分くらいしかありませんでした。
一応、この商店街に何か所かにわたってこういうエリアがあったため、需要過多にはならないと思いますが。。。
ご丁寧に案内板も設置されておりました。
お知らせ
本日の18:00より、番外編第二弾として、今回の探索で発見したキリスト看板をご紹介します!