いよいよやってまいりました『さらに!地元のネオクラを探せ!』最終回。
ラストを飾るネオクラは、一体なんでしょう?
トヨタのカリーナEDを火付け役とする、4ドアハードトップブーム。
日産はプレセア、ホンダからはアスコットイノーバ、マツダはペルソナ…などといったように、.各メーカーから様々なファミリー向けの4ドアHTが投入されました。
三菱も負けじと開発に着手しましたが、その結果登場したのがエメロードというクルマ。
今回紹介するのは、そのエメロードでございます。
かなりマイナーなクルマだと思いますが、名前を聞いてどのような姿かピンときた方はいらっしゃるでしょうか?
三菱 エメロード
1992~94年式
神奈川県西部にて 2015年4月2日撮影
これがそのエメロード。
この個体に出会うまでは、そんなクルマ見たことも聞いたこともありませんでした。完全初耳完全初見ってヤツです。
僕はこの時が初めての出会いだったばかりか、これ以降別の個体を見たことがありませんね。かなり稀少なクルマと思われます。
当時どれくらい売れたのかは分かりませんが、元祖のカリーナEDは3世代続いたのに対し、エメロードは一代限りで生産終了したことや、現在(撮影当時)見かける台数の違いもあって、カリーナEDほど売れなかったのは間違いないでしょう。
冒頭で例に挙げた他のメーカーの競合車種も、プレセア以外は一代限りで終わってしまいましたし、このクラスの4ドアHTはトヨタの一人勝ち(大きく離れて次点日産)といった結果に終わったように思えます。
そんな日陰の存在だったエメロードですが、名前のカッコよさやデザインのカッコよさは、個人的にカリーナEDを上回っていると思います。
見たことのないようなフロントやリアのデザインは、奇抜すぎるあまり人を選びそうではありますが、僕は近未来的で好きですね。エメロードという名前の響きも端麗で上品な雰囲気を醸し出していますし。
更に上のクラスの4ドアHTとして投入されたディアマンテは成功を収めたので、三菱のブランド力の問題というよりは、デザインのせいで売れなかったのでしょうかねぇ。
この個体のグレードについてですが、グレードのエンブレムが見えなかっただけでなく、ホイールも社外品に変えられているためグレードの判別がつかず、他の判別方法も知らなかったため、一切不明です。型式もエンジンや駆動方式によりけりなのでこれまた不明。
フロントグリルのデザインからすると前期型だというところまでは分かりましたが…。
おわりに
総勢100台以上の収穫があった、地元探索の集大成ともいえるこの探索。
連載回数は100回に届いていませんが、それは、まとめて紹介した個体が結構あったり、撮れ高が無いに等しい草ヒロやネオクラをはしょったりしたためです。
これまで幾度と山梨探索や長野探索でフォロワーさんにも大量の草ヒロを案内でき、フォロワーさんのおかげで地元ながら新規発見することができた草ヒロもありました。そして、大物にもたくさん出会え、共に神奈川県西部地域の底力を知ることができたということで、お互いにwin-winな素晴らしい探索となりました。
このフォロワーさんとは、大学受験勉強を本格化するにあたって、この探索を最後にしばらくお会いすることはありませんでしたが、大学受験終了後にまた草ヒロ探索をご一緒させていただきました。
本当にありがとうございました!
その時の収穫は、またいつかの大連載計画にてお送りしたいと思います。
この長い長いシリーズをご覧くださった読者の皆様も、お付き合いいただきありがとうございました!