3日目に見つけた個体の中で第三位となるのはこのクルマ!
トヨタ スプリンターカリブ
1500 AV-Ⅱ(E-AL25G-MWFES)
1982~84年式
長野県にて 2015年7月20日撮影
草ヒロとしてお目にかかるのは初となる、初代のスプリンターカリブでした。
さもスプリンターの兄弟であるかのような名前を名乗ってはいるものの、初代はベースがタコⅡ三兄弟のものとなっており、コンパクトなシャシーにゴツゴツとしたワゴン型ボディを重ね、スプリンターの派生RVという触れ込みで世に出されました。
ステーションワゴンタイプのRVということで、今のトヨタ車で言うカローラクロスとほぼ同じ発想のクルマですが、当時はクロスオーバーSUVというジャンルはありませんでしたから、かなり先進的なクルマに映ったことでしょう。
奇抜なコンセプトやスタイルとは裏腹にヒットをかまし、3代目まで歴史が続くことになりました。
TOYOTAの文字がリアゲート上部にプリントされるという斬新なデザイン。
リアゲートだけ色が違うのはニコイチというわけではなく、デフォルトからこのようなカラーリングになっています。これもまた斬新です。
金色に輝く車名エンブレム。
こちらはグレードを示すエンブレム。
AV-Ⅱは最上級グレードです。
聞こえてくるのは風にそよぐ草木の音だけと言っても過言ではないほど、人工物や人気が一切見られない草原に一人ポツンと佇んでおりました。
車種的に素晴らしいだけでなく、雰囲気的にも素晴らしい草ヒロですね。
シチュエーションだけでランキングを組むとすれば、文句なしで今回の探索の第一位に選ぶほどの個体です。
本当に周りには自然しかありませんでした。
これは季節を変えてまた訪問してみたくなりますね。
ヒメジョオンが一面に咲き乱れる草原。
まさしく桃源郷というか、ユートピアというか、天国のような風景でした。
この道をまっすぐ進めば、一体どのような光景が広がっているのか。。。
うららかな気分でいつまでも歩み続けられそうです。