ゼネラルモーターズ ビュイック・リーガル
エステートワゴン(E-BA43BW/W-BA43CW)
1992~96年式
神奈川県西部にて 2015年4月26日撮影
これぞアメリカン!なデザインのクルマです。
GMのブランドの一つであるビュイックから投入された中型クラスのクルマがリーガルで、これはその3代目モデル。
ボディタイプはセダンとクーペとエステートワゴンの3種類が用意され、ワゴンにはご覧の通り、アメリカンな雰囲気漂うウッドパネルが標準装備とされています。
日本ではどうにもマイナーなイメージがあるビュイック車ですが、このリーガルワゴンはアメ車好きの間では人気があり、このクルマは見覚えがあるという方は多いのではないでしょうか。僕も、小中学生の頃は何度か見かけていた記憶があります。
テスラ モデルS P85+
2012~15年式
神奈川県西部にて 2015年4月26日撮影
来る脱炭素社会へ向けてEVの需要が高まる中、設立の2003年からずっとEV一本に絞って開発を続けてきたおかげか、現在快進撃を続けている絶好調のテスラ・モーターズ。
しかしこの2015年当時…まだ日本では、よく分からん物珍しいクルマといった印象で、車種もロードスターとこのモデルSの二種類しかありませんでした。しかし、2012年に登場したモデルSのヒットを発端として次々と車種を増やしていき、現在はモデル3やモデルYといった売れ筋モデルが用意され、日本でもかなりメジャーになってきました。
モデルSやモデルXは滅多に見られないものの、モデル3やモデルYであれば、神奈川県では一般的に見られるといっても過言ではないくらい僕は遭遇しています。
今回紹介するテスラ車は、スタンダードなセダンタイプ(正確に言えば5ドアハッチバックなのですが)のモデルS。
テスラと言えば電気自動車ならではのグリルレスのシンプルなデザインのイメージが強いですが、このモデルSはグリルレスをアイデンティティーとする前の平凡なデザインの頃のもの。正直、現行型の方がカッコいいです。
見た目に関しては特筆すべきものがなかったとしても、メカニズムは面白いのがテスラ車。
モデルSの前期型は、駆動方式が実はRRなのです。
エンジンであれば冷却効率の面で不利になるRRですが、モーターは発熱こそすれエンジン程ではないためなのか、それなら前輪駆動よりも加速時のパワーが路面に伝わりやすい後輪駆動の方が走行性能を高められるということで、モデルSはRRを採用しているようです。
現在は、前輪側にもモーターを搭載した4WDモデルしかないそうですが、現代ではポルシェかバスぐらいにしかないRRを採用していたと思うと、ロマンがありますねぇ。
また、モーターはエンジンとは異なり、低回転域からいきなり最大トルクに到達するため、出足が非常に速いです。今回紹介したP85+に至っては、0-100km/h加速が3.3秒だそうで、下手なスポーツカーよりも加速が良いのです。
実際、大学自動車部のイベントで、テスラモデルSの全開加速を見る機会があったのですが、乗らなくともその速さが伝わってくるほどでした。音もなくスーッと急加速する様はちょっと怖かったです笑