メルセデス・ベンツ ウニモグ 406
121(U80)
1970~71年式
長野県長野盆地にて 2015年5月3日撮影
ドイツ語で“多目的車”という意味の言葉を略して名付けられた、メルセデス・ベンツのウニモグというクルマ。
前面にはスノープラウが取り付けられ、まさしく“多目的”の一つである除雪という任務を任された多目的車の名に恥じない一台となっていました。
冬になれば唸るようなエンジン音を轟かし、積もった雪をせっせと隅に寄せていくのでしょう。
このウニモグは1963~89年にわたって生産された406シリーズと呼ばれるロングセラーモデルです。
ロングセラーと言っても、やはり細かな改良は頻繁に行われており、細部を見ることで年式を絞り込むことが出来ます。
例えばこの個体では、リアに窓が3つ設けられているので1970年以降のモデルだと分かりますし、また、長方形のサイドマーカーがみられないため、1971年まで生産されたモデルだと分かるため、年式は1970~71年のU80型ということが分かるのです。
ボディタイプもいくつか用意されており、これは最も標準的な121というタイプ。メタルトップは121ですが、屋根が幌だと120となります。