ダットサン 16型セダン
1937年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
さてさて、やっと本格的に展示車両を紹介する時がやってきました。コロニーは外車よりも日本車の方が興味があるので、「おっ」とキた外車しか撮影していませんが、月曜は日本車、火曜は外車という感じで交互にやっていきたいと思います。
トヨ博に行ったことがある方はお気付きでしょうが、この日は3階を丸々使う「TOYOTA75」という大企画展をやっていたため、普段3階に置いてある日本車(一部を除く)は2階の空きスペースに移動されていました。
前置きがなが~くなってしまいましたが(汗)、本題へ行きましょう!
30年代、草ヒロではまず見ない博物館級の旧車、とはいっても激レアという訳でもない立場のダットサン16型をまず紹介。
ダットサンというのは、快進社の製造した乗用車ダット号の小型版として売り出した乗用車のことです。当初はダット(DAT)の息子(SON)ということでダットソン(DATSON)号だったのですが、「SON」が「損」を連想させるためにダットサン(DATSUN)となったとか。そして、ダットサン14型の製造が開始された1935年より、ベルトコンベアでの大量生産が開始されて一世を風靡しました。当時のクルマ社会では乗用車の日産、トラックのトヨタと言われていたほどです。
これは1937年に登場したセダンタイプの16型です。基本的なグリルのデザインは15型と変わりませんが、より繊細なデザインとなりました。
ところで、ダットサンブランドが大衆ブランドとして、インドネシアやロシアなどで復活するというニュースが記憶に新しいですが、日本での復活は計画されていないようですね。高級ブライドのインフィニティは展開が検討されているようですが・・・、「ダットサン・マーチ」とか、「ダットサン・ラティオ」とかあったら面白そうだな~と思っている今日この頃です。