Quantcast
Channel: ころころな趣味。
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2564

くるぱくのくるまたち(16)

$
0
0

『くるぱくのくるまたち』外車も多く展示されており、今のところ外車ばかり紹介し続けているので、国産車にしか興味がないという読者様には申し訳ございませんが、今回も外車でございます汗

今日の外車は…ポルシェ!

 

ドイツ一流のスポーツカーメーカーとして、日本では知らない人はいないと言っても過言ではないくらい、クルマ好きでない人でも、名前は聞いたことがあるというレベルに有名なメーカーであるポルシェ。

RRレイアウトや水平対向エンジンといった、現在は他のメーカーではほとんど消えてしまったような機構にこだわり、採用し続けているという硬派なところや、スポーツカーがメインのメーカーという点がクルマ好きの心を掴んで離さないのでしょう。

 

くるぱくに展示されていたポルシェは、意外や意外の2台のみ!

しかも、お馴染みの911は展示されていませんでした。

それではご覧に入れましょう!

 

 

 

ポルシェ 356B

1963年式

日本自動車博物館にて 2013年8月13日撮影

 

まずは、ポルシェの原点、全てはここから始まったと言える、ポルシェが初めて開発した車種:356をご紹介します。

ポルシェ356は、細かな改良こそ何度か重ねられていたものの、フルモデルチェンジすることなく15年もの間作られました。

 

くるぱくに展示されていた356は、356を改良した356Aを改良した、356Bと呼ばれる3世代目の356です。

356Aと一見すると大差ないデザインに見えますが、細かく見ると大きく変わった点はいくつかあり、バンパーがより大型化された点、フェンダーの峰が高くなり、ヘッドライトが立ち気味になった点、ボンネットフードの先端の形状が曲線から直線になった点がまず目につくところでしょう。

 

この356Bは1963年式とのことなので、356Cにマイナーチェンジする直前のモデルのようです。

誰からか寄贈してもらった車両なのか、フロントガラスに残された車検シールがいい味を醸し出しておりました。

 

 

 

356はポルシェを代表する名車の一つですから、博物館やイベントではよくお目にかかることが出来る存在で、何台も撮影しており、そのおかげか356から356Cまで、全てカメラに収めておりました。

…というわけで、おまけとして、僕がこれまで撮影してきた356の写真を一部公開!

356と356Aと356Cをお見せしますので、その違いを味わってくださいな。

 

ポルシェ 356

1951年式

トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影/2014年1月14日紹介

参照:『トヨタ・豊田~旧車と草ヒロ~(22)』

 

これが、356プレAとマニアの間では呼ばれている、356の無印モデルです。トヨタ博物館に展示されていました。

先ほどの356Bと比べると非常にあっさりとした顔をしており、のぺーっとしたマスコットキャラクターのような、愛嬌のある見た目であります。

356プレAの最大の特徴は、平面ガラス!

2枚の平面ガラスを角度を付けて組み合わせることにより、平面ガラスを1枚だけ装着するよりも空気抵抗を軽減することが出来るという狙いがあると思われます。

 

 

ポルシェ 356A スピードスター

1955~57年式

東京ビッグサイトにて 2017年11月2日撮影/2017年11月2日紹介

参照:『第45回東京モーターショーに行ってきました!』

 

これが356Aです。

2017年に開催された、第45回の東京モーターショーのポルシェブースで展示されていました。

 

356プレAから356Aへのマイナーチェンジで変わった点は多々ありますが、外見上で最も進化したところと言えばフロントガラス!

平面ガラスだった旧モデルから一転、空気抵抗がより低い曲面ガラスが遂に採用されました。

他にも変わった点はいくつもあり、ウインカー横にスリットが設けられたり、オーバーライダーが装備されるようになったり、ボンネットフードのオーナメントがより大きくなったり、サイドモールが装着されるようになったり…以前よりも高級感、質の高さを追及したことが窺い知れます。

 

そういえば、去年2021年はモーターショーイヤーでした。本来は開催されるはずだったのですが、新型コロナウイルスの流行を受けて中止になってしまいましたね。。。

行こうと思っていただけに、いやはや、残念でありますな。今度のモーターショーイヤーである2023年は開催されるといいのですが…。

 

 

ポルシェ 356C

1964年式

東京ビッグサイトにて 2016年8月6日撮影

 

そしてこれが、356最後の世代となる356Cです。

東京ビッグサイトで開催された、“オートモビル・カウンシル”というイベントでお見掛けしておりました。

正直なところ、356Bとの外見上の違いが分からないのですが、ウインカーがクリアーからアンバーになったということぐらいですかね。。。

プライスボードに1964年式と書かれていたから356Cと分かったわけですが。

 

 

 

 

356を紹介し終わったところで、くるぱくに展示されていたもう一台のポルシェの話に移ります。

 

ポルシェ 928

1982年式

日本自動車博物館にて 2013年8月13日撮影

 

有名どころの356や911に比べると、少々マニアックな928というポルシェが展示されていました。

928は、911よりも高級なポルシェを目指して開発されたクルマで、エンジンは伝家の宝刀ボクサーエンジンではないものの、V型8気筒という、911よりも多い気筒数のエンジンを搭載することで、上位車種ということをアピールしております。

デザインも今までのポルシェになかったような特徴的なものになっており、リアのヌルっとした曲線や、ポップアップ式のヘッドライトは必見です。

 

 

ポルシェ928は356や911と比べるとマイナーということで、撮影台数も段違いに少ない(コレ含めてもたったの2台)のですが、一応もう一台の928をおまけとしてご紹介しておきます。

 

ポルシェ 928

1978~95年式

神奈川県西部にて 2015年9月21日撮影/2017年12月8日紹介

参照:『秋の朝、箱根までちょっと。(6)』

 

なんと、草ヒロの状態で放置されている928を発見していたのです…!

928の草ヒロは、山梨県の某峠にもいるという情報は掴んでいたのですが、残念ながら撤去されておりました。

その無念を晴らすかのように、2015年に地元で928の草ヒロを発見してしまったのですから驚きです。

ヤードモノではありましたが、それでもそうそう見られるものではないでしょう。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2564

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>