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くるぱくのくるまたち(17)

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1週間飛んで2週間ぶりとなった『くるぱくのくるまたち』シリーズ、今週のくるまは、豪華絢爛なアメ車3台!

 

 

 

ゼネラルモーターズ キャデラック・シリーズ62

クーペ ドゥビル

1965年式

日本自動車博物館にて 2013年8月13日撮影

 

クラシックキャデラックの中でも特に有名な、あのキャデラック・ドゥビルやキャデラック・エルドラドのベースとなったキャデラックが、シリーズ62と呼ばれるモデルです。1940年に初代が登場し、1964年までの24年間で7世代を重ねました。

このシリーズ62は4代目。5代目と非常によく似通ったデザインを身に纏った1956年式の最後期型であります。

 

ヘッドライトのフィンやド派手なテールフィンは、当時のアメ車の王道を往くデザイン。

アメ車をベンチマークとしていた当時の日本車も当然ながら影響を受け、このようなデザインをもつ日本の高級車が雨後の筍のようにわんさか現れました。

そんなアメ車の文法に則ったようなデザインのシリーズ62ですが、そのクルマならと言えるオリジナリティのある箇所ももちろんあります。それは、このクルマを見てまず目に飛び込んでくるバンパーの突起物!

オーバーライダーを極端にとんがらかせるとこのようになるのかも知れませんが、ただただ見た目のインパクトや豪華さを狙っただけのデザインのためのデザインと言えるような代物で、何か機能的なものがあったのかは不明です。

現在であれば歩行者の衝突安全基準を満たさないということで、まず却下されるデザインでしょうなぁ。

このデザインの豪華さ、意味不明さが昔のアメ車の魅力の一つですね。

 

 

 

ゼネラルモーターズ キャデラック・シリーズ70

フリートウッド リムジン

1960年式

日本自動車博物館にて 2013年8月13日撮影

 

顔だけ見ると、あの有名なエルドラドやドゥビルに思えるでしょうが、これは6ライトウインドウを有するとんでもなく長~いリムジン種。

シリーズ70と呼ばれるクルマのフリートウッド・リムジンというグレードです。

6.4Lという馬鹿でかい排気量のV8エンジンを心臓部に搭載し、ボディの全長はなんと約6.2m!この豪快さがまさしくアメ車そのものです。

これと同じ顔のエルドラドは自動車博物館でよく見かけており、ブログではトヨタ博物館の個体九州自動車歴史館の個体を紹介しております。

 

 

 

ゼネラルモーターズ キャデラック・ドゥビル

1965年式

日本自動車博物館にて 2013年8月13日撮影

 

ナンバープレートには1968年式と書かれていますが、レジュメの方には1965年式と書かれており、それに加えて記事を執筆するにあたってネットで調べてみたところ、この顔は1968年式のものではなく1965年式と同一のものであると分かったため、1965年式としました。

この時代のアメ車は毎年のようにMCを行っていたため分かりやすくていいですね。


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