今回のネオクラは、三菱車!
今やめっきり見かけなくなった懐かしのネオクラや、マイナーな日陰の存在なネオクラが登場いたします!
三菱 ミラージュ アスティ
V(E-CJ1A-DRUE / GF-CJ1A-DRUE)
E-:1997~99年式
GF-:1999~2000年式
神奈川県西部にて 2015年4月26日撮影
まずはマイナーな方から。
皆さん見たことありますか?
地味ぃに珍しいミラージュアスティというクルマです。
ホイールのデザインより後期型と分かり、ウイングレスであることから、最廉価グレードのVだということが分かりました。
ミラージュアスティは、ご覧の通りミラージュのクーペVer.として登場しました。
この当時は、小型のクーペが各メーカーから出されていた時代でもあり、トヨタからはターセル/コルサをベースにしたクーペであるサイノスがリリース、日産はサニーをベースとしたルキノクーペを出し、ホンダはというと、シビックにクーペをしつらえてシビッククーペとして売り出していました。
今やどれもこれも全く見かけないレア車となっておりますが、色々なメーカーから小型クーペがリリースされていたことを考えると、需要はそれなりにあったのでしょうかねぇ。
実際、普通の場面では一切見かけなくなったミラージュアスティですが、ダートトライアルやジムカーナではまだまだ現役の個体が割とみられるのです。
僕は大学生になってから自動車部に入ったので、ダートトライアルやジムカーナなどの競技を観戦したり参戦したりするようになったのですが、生産終了から20年以上経っているのにもかかわらず、意外なほどにCAミラージュやCJミラージュ、アスティが愛用されているのです。
僕の先輩もミラージュアスティを購入されていましたし、残る所にはまだまだ残っているのでしょうなぁ。
これを撮影した当時はまだ高校生で、そういった自動車競技とは無縁の生活を送っていたので、ただのマイナーな物珍しいクルマという印象しかありませんでしたが、自動車競技に触れあってきた現在の自分がこの個体を見つけていたら、また違った感性を抱いていたことでしょう。
三菱 シャリオ フルタイム4WD
MZ サンルーフ(E-N43W)
1992~94年式
神奈川県西部にて 2015年4月26日撮影
もう一台の三菱ネオクラ車がコチラ。
90年代、ミニバンブームが勃発する前から存在していたミニバンの先駆者…もとい、先駆“車”とも言えるシャリオです。
にもかかわらず、オデッセイやガイヤ、プレサージュといったライバルのミニバンに押され気味で、トップランナーというような雰囲気はありませんでしたが、堅実には売れていたようで、僕が小学生の頃でもそこそこ見かけた記憶があります。
また、小学生時代の僕の伯母の家車が2代目シャリオで、従姉妹たちと共に大人数で移動するときに3列目に乗せてもらったことがあり、割と思い出深いクルマであります。
ちなみにシャリオは2世代で終わってしまいますが、後継車は用意され、シャリオグランディスという名前で再出発。
こちらはかなりヒットしたようで、僕が中学生の頃でも至って普通に見かけるクルマでした。さすがに最近は懐かしいと思うようになってきましたが。
車両情報について。
このシャリオはグリルのデザインより、1991年から94年まで生産された前期型と分かり、フロントバンパーのデザインからディーゼルエンジン搭載モデルではなくガソリン車であると分かります。
駆動方式はグリルに装着されていたバッヂより4WDと分かりました。
苦労したのがグレード判定です。
鉄チンホイールではないので、最初期のみ設定されていた最廉価グレードのMFではないのは確定ですが、MZかMXかの判断が難しいところ。
ルーフレールがグレード判定の決め手となると考えているのですが、自動車ガイドブックを見てみると、全てのMZの写真にはルーフレールがなく、ほとんどのMXの写真はルーフレールが装着されているのですが、MXとされている写真の中で一つだけルーフレールがないものがあり、それが判断を難しくさせています。
自動車ガイドブックにはたまに写真のミスがあるため、これもその一つである可能性はあるのですが、何とも言えません。
一応、中堅グレードのMZとしておきますが…。
ちなみに、MZに4WDが設定されるようになったのは1992年からなので、そのように表記しておきますね。