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白銀の安曇野へ(23)

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全46回予定の長丁場となる『白銀の安曇野へ』シリーズも、とうとう半分まで来ました。

今回は小休止として、草ヒロではなくレア車を3台ご紹介します。

その3台のうち2台は、安曇野探索をした日(2015年1月3日)ではなく、その前日、箱根駅伝往路の日である2015年1月2日に撮影したものでありますが、シリーズ化する程のものでもないためこのシリーズに都合よく組み込ませていただきます。

 

 

 

 

フィアット プント

1.2(GH-188A5)

2003~06年式

神奈川県西部にて 2015年1月2日撮影

 

前日にでも珍しく神奈川で雪が降ったのか、ボディに雪が積もっております。

こちらは箱根駅伝往路の日に撮ったものです。

 

このクルマは、2007年デビューの500が登場するまでは、パンダと並んでフィアットの稼ぎ頭となっていたコンパクトハッチバックのプントでございます。

フィアット・プントはJWRCに参戦していたこともあり、僕が小学生の頃からメチャクチャ遊んでいた“V-RALLY 3”というWRCを題材にしたテレビゲームに2代目前期型のプントが収録されていたため、僕にとってプントと言えば2代目前期型のイメージが強いです。

 

このプントは、そのお馴染みの2代目前期型ではなく2代目の後期型。

グリルレスで睨みつけるような鋭い眼光のヘッドライトを持つお顔がうって変わって、グリルが大型になり見開いたようなお目目が据え付けられ、印象はかなり異なります。

唯一無二感のあるデザインが、どこかで見たことがあるようなデザインに変わり、少々個性が無くなってしまったように僕は思いました。

いずれにせよ、プントは日本ではあまり売れていなかったので、どの世代にわたっても珍しいクルマなのは間違いないでしょう。

 

この個体は中古車屋の売り物として置かれていたもののようです。

手のかかるイタリア車はクルマ好きではない限り買わないというもの。誰か、物好きな方が買ってくれているといいのですがねぇ。。。

 

 

 

ホンダ フィット

ハイブリッド RS(DAA-GP4)

2012~13年式

静岡県東部にて 2015年1月2日撮影

 

なんだ、今でもよく見かける2代目フィットじゃないか、そう思った方、半分正解です笑

先ほどのプントや、次に紹介するレア車よりも圧倒的に珍しさは落ちるでしょうが、フィットの中でも割かし見かけないモデルだったので撮影しました。

 

これはただのフィットではなく、フィットハイブリッド…のRS。

2代目プリウスの空前絶後の大ヒットと、そんなプリウスに対抗してホンダが真っ向勝負を仕掛けて世に送り出してきた2代目インサイトのおかげで、ハイブリッドカーというものが全国的にメジャーになってきたとはいえ、まだ現在ほどは普及していなかった時代の産物です。

このフィットのように、ハイブリッド車とガソリン車で異なるデザインが与えられている(クリアテールなんか、ハイブリッドの専売特許であるかのように、2000年代のトヨタ車のハイブリッドカーには必ず採用されていました笑)ことや、ハイブリッドとワザワザ銘打って売られていたことが、まだハイブリッドカーが特別なものであることを示唆しています。

 

コンパクトカーのハイブリッドカーはかなり待ち望まれていただけに、2010年にフィットハイブリッドがデビューするや否やヒットを記録しました。

その1年後、トヨタがヴィッツハイブリッドではなく専用ボディのアクアを投入してきたことから、コンパクトクラスのハイブリッドカーというのが、どれほど重要なクラスだったかがお分かりいただけるでしょう。

 

ホンダのハイブリッドの面白い所は、MTモデルの設定もあったこと。

フィットハイブリッドのRSやCR-Zは、MTも選ぶことが出来ました。

トヨタのハイブリッドカーにはMTはありませんでしたが、これは機構的な違いによるもの。

トヨタが得意としていたのはスプリット方式と呼ばれるタイプのハイブリッドで、これは効率が良い反面MTを設定することが出来ない方式。一方、ホンダのハイブリッドはパラレル方式と呼ばれるものを採用しており、燃費はスプリット方式に劣りますがMTを設定することが出来る方式なのであります。

 

というわけで、ハイブリッドながらにして、このフィットRSはMTも選べたというわけです。

この個体はマニュアルかCVTか、さあどっち?

 

 

 

日産 アルマーダ(TA60)

2008~15年式

長野県松本盆地にて 2015年1月3日撮影

 

本日最後の一台。

こちらは安曇野探索を行った、箱根駅伝復路の日に撮影したものです。

 

日産のマークがついているSUVですが、やたらにゴツく、見慣れないデザインですね。

さて、このクルマは一体何なのか…?

 

日本では売られていない、日産謹製の北米専用車のアルマーダという名前のフルサイズSUVです。

元々はテラノの北米仕様であるパスファインダーというSUVをさらに大型化したものであり、パスファインダーアルマーダという長~い名前で売られていました。

それが2005年頃にはパスファインダーの名前が外され、アルマーダとして独立することになりました。

このアルマーダは、リアのデザインより2007年以降の後期型と分かります。

日産サファリを彷彿とさせるテールランプのデザインと、迫力満点のブリスターフェンダー…。ウーン、カッコいいです。


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