日産 セドリック 4ドア セダン
2000SGL(A-330J / C-331)
A-:1975~76年式
C-:1976~77年式
山梨県にて 2018年9月9日撮影
本日の草ヒロは、330セドセダンの前期型です。
グレードは、エンブレムが残ってくれていたことにより難なくSGLと分かりました。また、SGLには2800ccモデルと2000ccモデルの2種類が用意されておりましたが、バンパーにオーバーライダーがないことから、2000ccモデルということも特定できました。
オリジナルのホイールキャップや、オプションパーツのドアバイザーといった、当時の雰囲気を想起させるアイテムが残っていたのが好ポイントでしたね。
それはそうとしてこのセドリック、朽ち方がやけに印象的でありました。
まず、まるでレザートップ加工を施したかのように、ルーフだけが局地的に錆びていたのが一つ目の特徴。
二つ目。日が当たりにくいのか、ボディ右サイドは全体的に苔むしており、素敵な朽ち方を呈しておりました。
そして三つ目。左サイドはフロントフェンダーやリアフェンダーに錆が見られ、錆から流れ出した何かが塗装を汚していたのが印象的でした。しかしこれは何の跡?…色的には、錆が流れ出たようには見えませんが。。。
最後の四つ目。ルーフや右サイド全体、左サイドのフェンダー周りは色々とヤレていましたが、ボンネットや左サイドドアに関しては現役車のような状態の良さを保っていたのも不思議でした。
…このように、錆、苔、汚れ、綺麗…といったように、様々な状態が1つのボディで楽しめる面白い草ヒロだったのです。
何がこのような作用を生み出したのか気になりますねぇ。