三菱 デボネア(E-A33)
1979~82年式
静岡県東部地域にて 2013年6月9日撮影
デザインをほとんど変えずに長期間にわたって生産が続けられたことから、“走るシーラカンス”とマニアの間で呼ばれた初代デボネアです。
この見るからに昭和30年代のアメ車チックなデザインのままで、バブル突入イケイケな時代の昭和60年代まで生産が続けられたのですから、生きた化石ことシーラカンスに形容されるのも納得です。
しかし、1986年にやっとこさ2代目にFMCしたデボネアですが、FMCが遅れたことやアンバランスなデザインのせいもあってか、デボネアのライバルである高級セダンのクラウンやセドグロの後塵を拝することとなり、皮肉にも初代ほどのヒットに恵まれることはありませんでした。
そして3代目のデボネアも、ヒットしなかった2代目のあおりとバブル崩壊のあおりを受け、2代目以上に売れ行きは伸び悩み、かなり影のうす~いクルマとなっております。
僕の経験からしても、初代と比較して2代目の遭遇回数はかなり少ないですが、3代目に関してはそれ以上で、いまだにカメラに収めることが出来ておりません。
遭遇した記憶もないような。。。
果たして現在は何台が現存しているのか…!?
…さて、話が初代デボネアからデボネア全体へと逸脱してしまったので、この個体に関するお話に戻ります。
今回ご紹介するデボネアは、鉄道研究部の同期や後輩たちと共に御殿場線の撮影に出向いたときに偶然発見したものです。
この時は僕は中学3年生になっており、この時点で既に旧車好き・草ヒロ好きであることは部員に知られていたため、今回は普通に撮影できました。
コソコソと撮影していた中学2年生の頃(詳しくは前回のサンバー参照)に比べると、随分と成長したもんです笑
中3になってから、あることがキッカケでこの趣味を知ってもらいましたが、嬉しいことに同期や後輩たちに理解してもらえましたし、正直に話すのは大事、隠し事なんてするもんじゃないですなぁ。
…また話が逸れてしまいました汗
ハイ。このデボネアについてですが、L型テールランプでなくなった後期型で、尚且つフロントグリルのエンブレムより後期型の前期型であると分かります。
初代デボネアはそれなりに見かける存在ですが、L型テールの前期型は結構珍しいので、一見の価値あり!