The best編、第二位を飾るのは、こちらのレア車!
草ヒロではありませんが、非常に珍しいので第二位とさせていただきました!
フォルクスワーゲン ゴルフ カントリー
1990~91年式
山梨県にて 2018年9月9日撮影
第二位を飾るのは、山梨の山道で偶然出会ったゴルフカントリー!!
これは非常に珍しい!
僕は見るのがこの時が初めて。
なんでも、総生産台数が約7700台、その内日本に正規輸入されたのがたったの110台というのですから驚きです。
ベースとなったゴルフⅡが630万台以上生産されたということを考えると、7700台という数でもゴルフⅡ全体に占める割合としては0.1%よりも少し多いくらいですから、世界的に見ても稀少なモデルというのはお分かりいただけることでしょう。
もちろん、日本で販売されたのが僅か110台と言えど、並行輸入されたものもあるとは思います。
しかし、それでも現在も日本で元気に走っているゴルフカントリーがどれほどあるというのでしょう。下手したら50台を切っていたりして…?
いずれにせよ、日本で見かけたらチョーラッキーなレア車であります。
まあ、珍しさの話はこのくらいにして、ゴルフカントリーについてちっと解説を。
現在またブームが巻き起こっているSUVの見た目を纏ったクロスオーバーのゴルフⅡがゴルフカントリーで、ただ見た目だけがそれっぽいというだけでなく、実際に悪路走破性はなかなかのものだったようです。
元々、ゴルフの4WD車として初めて登場したのが1986年に発売されたゴルフ・シンクロでした。まだ四駆の乗用車というものが一般的ではなかった時代に鳴り物入りで登場した画期的なモデルで、フルタイム4WDを採用し、4WDながら高速安定性に優れたドイツ車らしい仕上がりとなっていたそう。
そのゴルフ・シンクロをベースに、商品力をより上げようとしてSUV風の装飾を施し、更に悪路走破性を高めたのがゴルフカントリーというわけです。
ゴルフ・シンクロは街乗りの4WDとして使うことしか想定していないような装備でしたが、こちらのカントリーは様々なオフロード向けのカスタマイズが施されました。
タイヤハウスのクリアランスを大きくして荒れた路面でもタイヤが自在に動けるようにする、最低地上高を高めるためにスペアタイヤを背面へと移動させるといった工夫から、霧深い道でも被視認性が下がらないようにするためのフォグランプ、動物や岩などの衝撃から灯火類を護るプロテクター、突き出た岩などからエンジンを護るアンダーガードの装着まで、様々な工夫が凝らされました。
…うーん、カッコいい!!
ちなみにこの駐車場には、ポルシェ356Aスピードスターというトンデモナイ名車まで止まっていました。
しかし、当時の僕はゴルフカントリーの珍しさに気を取られていたのか、この一枚を撮影したのみで、ポルシェに接近して撮った写真は一枚もありませんでした。
…うーん、残念!!
さて、来週はいよいよ第一位のご紹介です!
レア度はこのゴルフカントリーやフェスティバ5よりもダウンすると思っております(僕の経験的に)が、それでも珍しいことに変わりはない超大物ですし、草ヒロとしてはとんでもなく素ん晴らしい個体なので、第一位のご紹介をお楽しみに!