スズキ ワゴンR
リミテッド(DBA-MH22S)
2008年式
神奈川県にて 2020年4月7日撮影
※撤去済み
無残にも破壊されてしまっていたワゴンR。
この2週間ほど前、後輩と海岸に遊びに行ったときに偶然発見するもこの時はスルー。しかし、いかにもすぐに撤去されそうな雰囲気だったので、すぐに撮らなくてはと思い発見の2週間後にこうして写真を撮りに行ったというわけです。
当たり前ではありますが、2年以上経った現在は撤去済みです。しかし、2020年の11月に再訪問した時はまだ残っていたので、思っていたよりは生きながらえたようです。
いつから放置されたのかは知りませんが、なぜ放棄したのでしょうかねぇ…。
こういった不法投棄系の草ヒロは2000年代前半頃までは割と見られた印象がありますが、時代の流れと共に姿を消していき、まさかこの2020年代最初の年にこのような草ヒロが見られるとは思ってもみませんでした。
それにしても酷い状態です。
不法投棄されているのをいいことに、ならず者、心無き者たちが自分の快楽のためかストレス発散のはけ口としてか、破壊の限りを尽くしたのでしょう。
ボディはボコボコになり、ナンバーはひしゃげ、バンパーやグリルは外れ、ドアは開き、ライトは割れ、窓ガラスは粉砕。しかし、そんな輩の力をもってしても、フロントガラスは砕け散らずにただ粉々になっているだけなのがさすがというべきでしょうか。
フロントガラスは万が一の事故の時、割れて飛散した破片が乗員に刺さらないように、合わせガラスという砕け散らない特殊構造のガラスを用いることが義務付けられているため、このようにただ粉々になるだけなのです。
ちなみにこちらのワゴンR、よく見かける通常モデルではなく、地味~に珍しい特別仕様車のリミテッドでした。
3代目モデル末期も末期の2008年6月に登場したモデルで、ワゴンRの国内累計販売台数300万台突破を記念して設定された記念碑的特別仕様とのこと。
販売期間は3ヶ月弱というかなり短い期間なので、出回った台数もそれほど多くはないと思われます。
車内はこの有様。
植物が生えていました。
自然の逞しさにはいつも驚かされます。