ダットサン 14型ロードスター
1935年式
第43回東京モーターショー会場にて 2013年11月22日撮影
「ショーで輝く旧車たち」シリーズ第2弾は日産ブースに展示されていたダットサンです。来年(2014年)で、会社名が日産自動車に改名されてから80周年になるので、それを記念して展示されているのでしょう。
とは言ってもこれは、1935年に製造された14型のロードスターで、ベルトコンベアによる大量生産が開始された記念的モデルでもあります。ダットサンは、一見形は同じように見えても実は毎年MCを繰り返しており、この14型はハート型をしたグリルから、「ハートグリル」と呼ばれているダットサンです。
今まであったフェートンとは違い、ロードスターは2人乗りのためリアにはトランクスペースが設けられていて、真横からのショットがないので分かりにくいでしょうけど、曲線がとても美しくデザイン性の高さが窺えます。今のクルマには見られない、カラシのような色も味わい深いですね。後にクーペも追加されるのですが、これまたいいデザインをしていますよ。
やはり旧車ということもありましてか、人々は真上のGT-Rたちの得き放つ魔力に吸い寄せられるかのようにダットサンには見向きもせず移動していましたが、コロニーは真っ先にダットサンの元へ向かってしまいました(笑)。