2020年の年末、いつも通学で使っている駅の近くという身近な場所に2台の放置車両が放置されているのを偶然発見しました。
当時といえばコロナ禍まっただ中で、県内であっても遠出が出来ない風潮が漂っていましたが、ある意味そのおかげで地元を暇つぶしにブラブラする機会が増え、その2台もめでたく発見できたという具合です。
ここ数年で、探しつくしていたと思っていた地元でも、本当にまだ放置車が見つかるものだということを身に染みて分かりましたな。
スズキ エブリイ
(V-DE51V)(左手前)
1995~98年式
三菱 ミニカアミ55
XL(C-A105AJU)(右奥)
1977~78年式
神奈川県にて 2020年12月27日撮影
…で、その二台の放置車両というのがコチラ。
3代目エブリイはよく見かける車種ですが、奥側にいるミニカアミ55、これはエブリイほどよく見かけるものではないので、地元にしては豪華な組ヒロでございます。
しかし、この道路はこの日初めて通ったわけでもなく、中学生や高校生の頃に草ヒロ探索関係なしで何度か通っているハズの道だったのですが…。一体いつから放置されていたのでしょうかねぇ。。。
エブリイの点検整備ステッカーには27とあったので、2015年頃から放置され始めたものと思われ。
うーむ、それなら納得か…?
ミニカはナンバープレートこそ外されてはいますが、タイヤの空気は抜けておらず、意外と走りそう。
それに対してより若輩者のエブリイ君は、タイヤの空気が抜けてタイヤがペチャンコになっており、ワイパーのゴムも垂れてくるなど、草ヒロとしての貫禄を早くも身に着けつつあるようです。
『草ヒロアワード2020』でも登場したので覚えている方もいらっしゃるでしょうが、奥側に放置されていたミニカアミは…
なんと…?
2012年1月25日撮影
むか~しむかし、現役だった姿を目撃していた個体だったのです!
…とはいえ確かに、車体番号を見たわけではないので絶対に同一個体だと断言できるわけではありませんが、この個体は放置されていた場所周辺で走っている姿を何度か見かけていた個体です。
それに、標準ではメッキ加工されているワイパーはどちらも黒に塗られていますし、ミニカアミは砲弾型ミラーが装着されているのですが、どちらも同じ形状のオリジナルミラーが装着されているなどといった点もあり、同一個体である可能性は限りなく高いと言えるでしょう。
しかし、現役時代だった時の様子を知っていると、その分放置状態になってしまったのは悲しく思いますね…。
パーツかおカネの問題で、もう維持することは出来なくなって放置したのか、それとも再び乗ることを見越して“保管”してあるのか…それは分かりませんが、いつか再び甦る日が来ることを願ってやみません。