記事タイトルの『水兵リーベ、僕の船』という謎の呪文。
聞いたことがあるという方はかなりいらっしゃるのではないでしょうか、あるいは中高生の方であれば絶賛暗唱中という方もいらっしゃることと思います。
今回は、その謎の呪文に関することがブログネタです!
また、おととい『Nintendo Direct』の話をしましたが、今日の記事はそれにも関係があります。
9/13の『Nintendo Direct』で発表されたゲームで一番気になるのは『ピクミン4』でしたが、全く想定外の方面から飛んできた面白そうなゲームがありまして…
その名も…
『結合男子』!
スクエニことSQUARE ENIXが開発中のゲームソフトであります。
“結合男子”…字面だけ見たら何だか意味深~に感じますが汗、決していかがわしいものではなく、なんとなんと、化学を題材にしたゲームソフトだというのです!!
これには、大学・大学院共に化学を専攻しているくらいには化学が大好きな僕が食いつかないはずがありません笑
なんでも、元素をカッコよく擬人化したキャラクター(志献官と呼ぶそうです)たちが、世界の破滅を防ぐために化学結合の力を使って戦う…というのが大まかなストーリーとなっているようです。
現在発見されている元素は118種類ありますが、このゲームに登場する元素は10種類(水素[H]、リチウム[Li]、ベリリウム[Be]、炭素[C]、窒素[N]、酸素[O]、フッ素[F]、硫黄[S]、塩素[Cl]、鉄[Fe])。
登場元素が10/118と聞くと少なく感じますが、それぞれが単体で戦うのではなく、異なる原子同士で結合することによって様々な化合物を作り出して戦うようなので、これだけでもかなりのパターンの化合物が作れます。
収録されている化合物に有機化合物も含まれるのかは分かりませんが、有機化合物がアリなら、[C][H][O][N][S][Cl]がいるだけでもかなりの化合物が作れることになりますし、まだそこまで詳細が明らかになっているわけではないので、今後の情報公開に期待です!
擬人化された元素を組合せて化合物をつくるという、ありそうでなかったようなゲーム内容(『エレメントハンター』という、元素を題材にしたアニメのゲーム版がDSのソフトでありましたけど、コンセプトは全く違うので…)ですし、擬人化された元素たちはみんなカッコいい&可愛いですし、このゲームが発表された瞬間“買い”だと思いましたね笑
発売は2023年だそうなので、『ピクミン4』ほどではありませんが、発売がかなり待ち遠しいゲームです。
ちなみに、僕の推し元素BEST5がフッ素[F]、ケイ素[Si]、アルゴン[Ar]、テクネチウム[Tc]、水銀[Hg]なのですが(推しポイントはまたいつか書こうと思います)、『結合男子』には推し元素の一つであるフッ素が登場する模様。良かった!
欲を言えば、ケイ素なんかも色々な化合物を作るので登場してほしかったところではありますが…。
…まあ、こんなニッチなジャンルのゲームを開発してくれただけでも喜ぶべきことなので、ただひたすらリリースを楽しみにしています!
ちなみに、『結合男子』のキャラクターとしての推しは…
フッ素モチーフの志献官:『舎利弗 久苑』(とどろき くおん)くん
リチウムモチーフの志献官:『浮石 三宙』(うくいし みそら)くん
窒素モチーフの志献官:『凍硝 七瀬』(とうしょう ななせ)くん
炭素モチーフの志献官:『鍛炭 六花』(かすみ りっか)くん
の4人。
フッ素は電気陰性度が最大であるがゆえに反応性が非常に高く、様々な原子と結合して色んな化合物を作るため、フッ素の志献官はチャラい見た目で軽い性格として設定されているのが笑えます。
リチウムの志献官は今っぽい丸メガネマッシュ男子なのがイイ!(リチウムと何か関係があるのかは分かりませんが)
窒素は液体の状態では冷却用として使われますし、窒素の志献官は髪色が青くて冷たい雰囲気が漂っているのがよく似合っています。中性的で可愛らしい見た目もgood!
大学院での研究でも、窒素ガスは不活性ガスとして、液体窒素は減圧蒸留を行うときやアセトンバスで冷却するときにいつもお世話になっているので、更に愛着が湧いてきそうです!
…『結合男子』のおはなしはここまでですが、最後にこちらの本をご紹介して、今後の更新についての話に移ります。
当ブログ『ころころな趣味。』では、化学、特に有機化学に関するネタも書いていこうと考えておりまして、日本薬学会が編集した書籍『知っておきたい有機反応100』から、有機化学分野において重要な反応についてまとめていこうと考えています!
有機化学に関する本は他にも色々所有しているので、ネタが尽きることはないでしょう笑
というわけで本日のブログテーマは、『化学』でした!