ジャガー Eタイプ シリーズ1 4.2L ロードスター
1965年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
紹介する最後の外車です。ジャガーのスポーツカー部門を担う、ジャガーXKシリーズの後継車種として、1961年に登場しました。この曲面を多用した流れるように美しいデザインから、「世界で最も美しいクルマ」とも言われ、ロングノーズショートデッキのボディは今後のスポーツカーの基本的なデザインとして影響を与えたとも言われています。
デザインのみならず、性能も引けを取りません。直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、この4200ccモデルは265hpを発生しました。最高時速は240km/hにも達し、性能面でも人々の注目の的となったのです。
ここまで美しく、高性能となれば嘸かしお高いと思われるのですが、実は、ライバル車よりも安価だったらしく、大ヒットを記録しました。排気量やデザインを変更しつつも1975年まで生産され、14年間売られたロングセラーとなりました。ボディタイプはクーペとロードスターの2タイプがあり、どちらも非常に美しいです。
撮影したトヨ博の外車をすべて紹介し終わったので、大連載計画PartⅣ 通り、来週の火曜日からは「夏休み!西の自動車博物館!」シリーズをお送りします。