ホンダ S500(AS280)
1964年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
ホンダ初の四輪自動車は、まさかのDOHCエンジンを載っけた軽トラでしたが、2番目の四輪自動車は小型スポーツカーでした。
このS500のルーツは、1962年に開催された、今で言うところの東京モーターショーである「第9回全日本自動車ショウ」で展示された、スポーツ360とスポーツ500です。スポーツ360は、T360に使用された水冷直4エンジンと共用し、軽スポーツカーとして販売する予定だったものの、実際は軽自動車ではないスポーツ500だけ市販化し、1963年、S500としてこの世に生を受けたのでした。
エンジンは水冷直4DOHCで、44psを発生します。ちなみに最高速度は130km/hと結構な高性能を叩き出していました。世間からの注目はあったらしいのですが、S500の販売期間が3か月と極端に短く、排気量アップされた後継車種のS600が登場したので、販売台数は少なく、現存しているのも少数のみだとか。とにかくレア車であることは間違いありませんね。
ちなみに、スポーツ360はホンダ技研によってレプリカが製造され、去年の東京モーターショーで展示されていたことが記憶に新しいです。ちなみに、僕のブログでも紹介済み なので、ぜひご覧ください。