トヨタ センチュリー(VG20)
1967年式
トヨタ博物館にて 2013年3月9日撮影
トヨタの、日本の、最高級フラグシップセダンとして、今でもその名を連ねるセンチュリー。1967年からの販売と、発売されてから47年と半世紀近くたっているのにも関わらず、未だに2代目です。
前紹介した、クラウンのV8仕様であるクラウンエイトの後継車種として誕生したものの、設計はクラウンベースでも何でもなく、全く新しい超高級車として1967年に産声を上げたのでした。発売当初のエンジンは、3000ccのV型8気筒OHVエンジンを搭載し、何度かのMCによって排気量が変更され、最終的に4000ccまで拡大されました。
デザインは、グリル中央に荘厳な雰囲気の鳳凰のエンブレムを配置し、重厚でシンプルなデザインは「純日本」を感じさせます。センチュリーより2年昔に登場していたプレジデントは、洋風を基調としたデザインだったため、差別化を図ったものと思われます。
2014年現在、センチュリーのライバルだったプレジデントはとっくの昔に生産終了し、この系統の日本車もセンチュリーだけとなりました。現在は価格も1000万円を超えており、現在日本車で1000万円を超える車といえば、他にGT-RやLSくらいしかいませんね。