スズキ フロンテ800
1965年式
スズキ歴史館にて 2013年4月7日撮影
スズキ初の小型乗用車が、このフロンテ800です。名前に「フロンテ」と付いているものの、フロンテとは直接の関係性はなく、共通することと言えば駆動方式(FF)くらいでしょうか。
この当時で800ccクラスの乗用車といえば、トヨタ(パブリカ)、マツダ(ファミリア)、三菱(コルト800)、ダイハツ(コンパーノ)と、様々なメーカーから販売されていて激戦区となっていました。よって、小型車に初参入するスズキは苦戦を強いられ、4年間販売されたにもかかわらず約2700台程度しか生産されなかったといいます。
しかし、デザインは特徴的で洒落たものとなっており、ライトがボディの端に寄せられた上にグリルも横線基調のため、幅広に見えるというのも考えられているなと感じました。実際は初代フロンテと大差ないものだったそうですが。