さあ始まりました~、今年で2年目となる草ヒロアワード2014!一体どんな草ヒロが賞を獲得したのでしょうか?気になるところです。
・・・皆さん、こんばんは。では、今日予告した通り草ヒロアワードを始めたいと思います。草ヒロアワードの賞の種類や概要についてはコチラ です。未紹介個体につきましては、いずれちゃんとしたシリーズで紹介しますのでご了承下さい。
草ヒロアワード2014メーカー別編です。
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、スズキ、ダイハツ、いすゞ、日野、他メーカー、外国車の12コのジャンルに分けます。その中の今年発見した草ヒロで一番良かったもの/印象に残ったものに賞を与えます。何度も言いますが、これも未紹介個体が大部分を占めている(汗)のでご注意ください。
あ、今年はいすゞ、外国車部門の受賞はありませんでした・・・。
では、トヨタ部門からで~す!
1.トヨタ部門
トヨタ パブリカバン700デラックス(UP16V-D)
1962~66年式
長野県松本盆地にて 2014年4月5日撮影
※未紹介個体
パブリカ700と呼ばれる、800ccのモデルと比べると珍しいパブリカです。しかもバンとなると珍しさは更にアップ!少し近代的な直線基調のグリルの800と比較したら、いかにも昭和的な顔つきで好感が持てます。
長野県の松本盆地で撮影したものですが、ここのエリアは凄まじかった!数十秒に60年代級の大物が1台見つかるエリアでした。後ろにも何かいますしね・・・!
2.日産部門
日産 セドリックエステートワゴン(WP31)
1962~65年式
房総半島にて 2014年5月4日撮影
※未紹介個体
日産部門は・・・、トヨタ部門受賞のパブリカバンとほぼ同世代の、これまた超大物!初代セドリックのワゴンが受賞しました~!
コンテナの上に乗っけられた、いわゆる天然物ではなくヤード物という分類になりますが、朽ち具合や車種的にも十分な貫禄がありました。しかもリアウィンドウに卸売業の屋号が書かれていて、昔は営業車としても使われていた事が分かったのも、日産部門トップに輝いた理由の一つでもあります。
2.5.プリンス部門
プリンス スーパーマイラー
1962~65年式
群馬県西毛地域にて 2014年5月24日撮影
※未紹介個体
今年はプリンス自動車の凄まじい個体も見つけたので、“2.5”と表してプリンス部門のトップも紹介します。
群馬県の山中に放置されていた、プリンスマイラーです。正確に言うと、最大積載量が大きいスーパーマイラーというモデルになります。エンブレムも綺麗に残っていますし、絶妙な錆具合も草ヒロ愛好家としては非常にそそられました。当時のナンバーも残っていてGood!
丸目2灯の初期モデルもいつか見てみたいですね。一応長野の何処かにいるようですが・・・。
3.ホンダ部門
ホンダ T360(AK250)
1963~67年式
神奈川県西部にて 2014年12月13日撮影
※未紹介個体
今月に発見し、滑り込みで受賞した個体です。・・・と言っても、このT360を見つける前の受賞候補も神奈川県西部にいたT360だったので、車種的には変わらないのですが、草ヒロ的にはコッチのほうが上なので、この子がホンダ部門トップに輝きました!
まさか地元でT360がまだ見つかるとはマジで思いもよらなかった(既に神奈川県西部で2台のT360を見つけていますし)ので、本当に驚き、喜んだ個体です。最近はストビューで見つけたものを撮っていくという手法で探索しているので、どんな大物でも驚きはそれ程無いのですが、これは事前の調べもなかったので草ヒロ探索の本当の感動というものを久々に味わえた気がしました(笑)。
4.マツダ部門
マツダ T600
1959~71年式
山梨県甲府盆地にて 2014年3月31日撮影
※未紹介個体
お次は、マツダで“T”がつくクルマ。と言っても、現役がそれなりに残っているフクロウ顔のTシリーズではなく、軽オート三輪K360のボディサイズ&エンジンサイズ拡大Ver.であるT600が受賞しました。
・・・こんな状態じゃあ驚きもそれ程無いですか(汗)。ですが、この気持ち長い荷台がT600の証!キャビンが無くとも心で感じ取ってください(爆)!下手したらルーフがスチール製でない1959年~60年代初期頃のモデルかも知れないというロマンも付いてきますよ~。
5.三菱部門
三菱 デリカライトバン(T100V)
1968~71年式
長野県伊那谷盆地にて 2014年12月21日撮影
※未紹介個体
これも最近撮ったばかりの個体。初発見の初代デリカです。この発見がなければ三菱部門の受賞車はいないという危機的状況を救ってくれました。これは丸目4灯の後期ではなく、2灯の前期モデルです。更に驚くべきは、75というサブネームが付く「前期の後期」モデルではなく、本当に最初期の珍しいモデルだったことです!いや~、初発見の初代デリカが最初期モデルだというのは嬉しいですねぇ。
緑と白のツートンカラーや、綺麗に残ったホイールキャプがいい感じ♪状態も“長野コンディション”でした。
6.スバル部門
スバル 1000 2ドアセダン
1967~69年式
長野県松本盆地にて 2014年4月5日撮影
※未紹介個体
前回 のスバル部門もスバル1000、今年もスバル1000です。今度は若干大物度が落ちる2ドアセダンですが、「撤去されやすい国道沿いという状況の中、よくぞここまでの物が残っていました」と賞賛したくなるような個体でした。
7.スズキ部門
スズキ スズライトバン(FE)
1963~68年式
長野県佐久盆地にて 2014年5月24日撮影
※未紹介個体
スズキ部門は、ナントびっくり2代目スズライトバン!「顔もなくなっているので三菱360をスズライトと騙らせているのではないか」と、疑惑の目を向ける方もいるでしょうが、分かる方には分かるハズです!リアを見れば確実にスズライトと分かるのですがね。
僕も顔が残っていて欲しいと思いましたが、物置にするオーナーさんにとってはボンネットは邪魔になってしまうのでしょうね。・・・と言う訳で物置草ヒロの究極系とも言える個体でした。
8.ダイハツ部門
ダイハツ コンパーノワゴン(F30G)
1963~67年式
群馬県西毛地域にて 2014年1月12日撮影
※未紹介個体
国道沿いのヤードのような場所にいましたが、それでも十分に草ヒロ効力(?)を発揮するクルマですよ、コレは。コンパーノだけでも珍しいというのに、前期型で、しかもワゴンとなると珍しさはかなりのものになるかと思います。これで天然モノならもっと凄かったのですが・・・。
テールランプはきちんと残っていたのですが、エンブレムやヘッドライト等が抜き取られていたのは残念でしたね。。。
9.日野部門
日野 RM100
1964~70年式
房総半島にて 2014年5月4日撮影
※未紹介個体
今年は日野部門の受賞もありました!ですが、いすゞ部門も今年の受賞は無し・・・。初代エルフとか見つけたら一発でトップ決定なのですがね・・・。
それはさておき、日野部門を受賞したのは初代セドリックワゴンもいた房総半島で発見しました、今で言うレインボーに当たる中型バス、RM100です。60年代の廃バスを発見するのは恐らく初めて(?)なので、喜んだ覚えがあります。カラーリングや口具合も文句なし!ですね。
10.その他のメーカー部門
愛知機械工業 コニーライトバン360(AF7V)
1962~65年式
長野県上田盆地にて 2014年4月29日撮影
※未紹介個体
その他のメーカー部門は、またしてもコニー!今年は“コニーの年”と言えるほど数々のコニーを発見しまして、ワイドは2台、AF7Vは4台、いずれも長野県で発見しました。長野恐るべし・・・。
で、AF7V4台のうちの1台がこれです!しかも、これは珍しい前期型。コニー好きの僕としてはとても喜ばしい発見でした!草ヒロ構成要素全ての点においてかなり高いレベルの草ヒロで、草ヒロの鑑というべき個体でした。
あ、今年は外国車部門の受賞は無しです。外車の草ヒロは全然見つからないんですよね~。
以上でメーカー別草ヒロアワードの終了です。結局、全部未紹介個体でしたね(汗)。
明日は特別賞!一体どのような草ヒロが登場するのでしょう?お楽しみに!
そして、最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!