三菱 デリカライトバン(T100V)
1969~71年式
レア度:★★★☆☆(超大物とまではいかないが、現役・草ヒロ共に全然見ない。見つけたら堂々と自慢してもいいレベル)
今までの発見台数:1台 山梨・長野での発見台数:1台
長野県伊那谷にて 2014年12月21日撮影
都市部から少し高度が上がった高台に広がる、伊那谷の果樹園地帯。そこには沢山の草ヒロたちが物置としての余生を堪能しておりました。この大物・初代デリカもその内の1台です。
初代デリカは前期も後期も未だ嘗て見たことがなく、初めて見る初代デリカがより古い前期型だったというのはやはり嬉しいですね。しかも、1971年のMCで「デリカ75」という名前になるモデルよりも更に古い初期型だと判り、その喜びは一層増しました。
錆は発生しているものの、鉄のボディをグサグサに破壊してしまう程の致命傷ではなく、表面的な錆ばかりだったので「長野コンディション」の名を語るに相応しい個体と言えるでしょう。果樹園側に面している側を観察すると、道路側のボディに比べて錆が多いことが分かります。よって、果樹園の農薬がボディに害を与えているのは明白だと証明できますね。中々興味深い個体でした。
木材によって、あのキュートで愛くるしいフェイスがしっかり見えなかったのは残念でした。ボディ下部4分の1をカラフルな色で塗る2トーンカラーは、初代ボンゴを彷彿とさせます。
「DELICA」エンブレムの“D”と“A”が外れて「ELIC」となっていました。今度からこの個体は“エリック”とでも呼びましょうかね(笑)。