「草ヒロ“撤去”物語」を知らない人はコチラへ。
山中 「ボス、いきなりバネットを発見出来ましたけど、あれは偶然じゃないすか?この辺に草ヒロがゴロゴロしているとは思えないのです。」
ボス 「いや、そんなことは無いと思うぞ。草ヒロの定番、初代バネットがいたということは、この地域に草ヒロ文化が根付いているということになると思うぞ。・・・昔友人だったアイツがそんなことを言ってた。草ヒロ探索の極意だそうだ。」
山中 「誰です?アイツって。」
ボス 「・・・いや、何でもない。気にしないでくれ。」
上田 「それにしたってこの辺、家しかないですね~。こういったところにあるのは草ヒロではなくて放置車ですよね。」
ボス 「そうだな。そういうのは、広い駐車場だとか、古いアパートの駐車場に放置されていることが多いのだ。だが、この辺にそんな場所があるのかぁ?」
山中 「地図によると、この道の突き当りにだだっ広い駐車場がありますよ!」
ボス 「そうか。・・・まあ、そんな都合良く放置車両がいるとは思えないが、さっきのラッキーがまだ続いていると考えれば・・・」
上田 「あ、ボス!なんかいますよ!」
ボス 「なに?」
No.002
ホンダ アクティストリート550
ジャマレベル:★★☆☆☆(駐車場の片隅を占拠しているとはいえ、駐車場が広いからこんぐらいだな)
景観悪レベル:☆☆☆☆☆(錆も少なく、状態も良し。割と現役にも見える)
貴重レベル:☆☆☆☆☆(草ヒロも多いし、現役も少なくない。葬った台数は数知れんのだ)
総合評価:撤去する動機は薄いが、見つけたからにはとりあえず撤去だな。
ボス 「まさかな。こんなすぐに見つけられるとは・・・。しかも、これまた草ヒロの定番、アクティストリートだ。撤去してきた台数は数知れず・・・。こいつも明日にでも我々の手によって鉄資源と化すだろう。」
山中 「やっぱ今日のオレら、なんかツイてるんすよ、きっと!・・・あ、水篶さんに報告しときます。」
ボス 「頼む。しかしまぁ、古くは無いとはいえ、地元にもまだまだ草ヒロがいるのか。捨てたもんじゃないな。ふふ・・・。」
上田 「だだっ広い駐車場の片隅で、持ち主に捨てられ忘れ去られ・・・、じっとしていたんでしょうね。物置として使われるのならまだしも、これじゃアクティが可哀想で、浮かばれないです。」
ボス 「俺は物置として使われていようとお構いなしだが、特にこういう遊んでいる放置車に関しては、直ぐにでも鉄資源となって、世の中の役に立ってもらいたいものだ。・・・葬ってやる方が、こんな所でくすぶっているよりもアクティにとって幸せなのだ・・・。」
上田 「駐車場のスペースも空きますしね。」
山中 「ボス、では、行きましょうか。」
ボス 「そうだな。この調子で行くぞ!」
・・・その後、この放置車は撤去されてしまったそうな。 つづく
この草ヒロが撤去されてしまったというのは事実ですが、この物語、それに物語に登場する団体・登場人物はフィクションです。実在するものとは、一切関係ありません。マジで。