これまではモーターショーのカタログを紹介してきましたが、今回は趣向を変えて単一車種のカタログをご紹介したいと思います。
・・・本日のクルマは、トヨタのセリカカムリ!
ニーズの高い北米市場に照準を合わせた結果、代を重ねるごとに肥大化し、日本では今やオジサンセダンになってしまったカムリですが、初代は若者向けに開発されたスポーツセダンでした。
初代はセリカカムリという名前で販売され、その名が示す通りセリカの兄弟車種、セリカのセダンなのです。型式も2代目セリカ&カリーナと共通のA40/A50であることから兄弟であることが分かります。
1980~82年の2年間しか発売されなかったため、現存する台数もかなり少ないでしょうね。
では、これからカタログを見ていきましょうか。
表紙です。
TOYOTAの頭文字“T”の字を表現したフロントマスクが大きな特徴です。
このグリルは同時期のセリカXXにも採用されていました。
1980年8月から、これまでの3グレードに加え、更に3つのグレードが追加されました。
そのうちの一つがこのSX兄弟車のカリーナとは違い、四輪独立懸架と四輪ディスクブレーキが採用され、外見以外の差別化もなされたというわけです。
もうひとつのグレードがSE。
この洒落たツートンカラーはSEとXTスペシャルエディション専用のオプションカラーだった様。
後退灯がテールレンズの中心に来るデザインは、2代目セリカXXを彷彿とさせます。
追加された残る一つのグレードが、GTです。恐らく一番の目玉かと。
セリカにも2000GTというグレードがありましたが、エンジンもそのセリカと同じ、L4DOHCの18R-GEU型が搭載され、最高出力も135psを誇ります。まさにセリカカムリの名に恥じないグレードと言えるでしょう。
インパネ周りです。
木目調パネルが使われ、シックな雰囲気を醸し出しています。
内装です。
・・・特にコメントすることは無いですね。
心臓と足回りについての解説です。
お次はユーティリティについての解説。
・・・あ、何が書いてあるか気になる方はこの画像から頑張って読むか、自力で発掘してください(爆)。
内装画像と主要諸元を書き加えたグレード紹介です。
GTとSXがスポーツ性を謳っているのに対し、SEとXTスペシャルエディションは上質感が売りのようです。
確かに、この気品溢れる感じのダークグリーンもこのクルマに似合う気がします。
XTとLTはお買い得グレード。
装備品一覧。
時計や燃料計などなど・・・今では当たり前の装備を画像付きでアピールしているのが笑えます。
まぁ、昔のクルマのカタログではよくあることですが。
こちらはオプション品とカラー&装備の一覧表。
黄色いフォグランプも今や見かけなくなりましたね。
そして裏表紙には毎度お馴染みの主要諸元一覧表が。
以上です!最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!