日産 パオ
1987~90年式
神奈川県西部にて 2014年11月3日撮影
今までは、背の高い木々に囲まれた、薄暗く陰鬱な場所にある草ヒロばかり紹介して参りましたが、今回からは海の見える見晴らしの良い場所で見つけたヤードの個体を、勿体ぶって一台一台丁寧に紹介していこうと思います。
まずは、車列の先頭にいた、日産のパイクカー第2弾のパオです。他にもBe-1やフィガロなんてのもありました。剥き出しのヒンジや、細いドアノブ、丸目ライトに棒状バンパー、下開きのリアゲート等々、至る所に旧車をイメージさせるエレメントが散りばめられているのが特徴です。
当時の人達はこれに乗って旧車気分を味わっていたのでしょうが、今からするとこれでも割と十分旧車になってしまいました。
こんな遊びで作ったようなクルマが各メーカーから出されていたとは、良い時代だと思います。最近のクルマで言えば、ハスラーやN-BOX SLASHなんかが、この頃と似たような遊び心を感じさせてくれるかなぁと思います。