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草ヒロ“撤去”物語(8)

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前回の話

「草ヒロ“撤去”物語」を知らない人はコチラへ。

キャラクターの顔が見たい人はコチラへ。

 

 

No.008

ダイハツ ミラ

ジャマレベル:★★★☆☆(アパートの駐車場を犠牲にしているとはいえ、アパートの規模がかなり小さいから、駐車場が狭くても、そこまで邪魔とは言えないかもな。)

景観悪レベル:★☆☆☆☆(前から見るだけでは、現役と変わらない状態だ。)

貴重レベル:★★☆☆☆(田舎へ行けば、なんだかんだ言って見ることが可能だ。草ヒロとして残っていることもある。)

総合評価:とりあえず、撤去できるものは全て撤去だ!

 

上田 「2代目のミラですね。しかも、アルトワークスの対抗として登場したTR-XXじゃないですか?」

山中 「ああ。デカールが見当たらないが、ボンネットのエアインテークやサイドスカートからして、恐らくそうだろうな。リアゲートのところに小さいウイングが付いてるし。」

上田 「こうして見ると、結構カッコいいですよね~。小さくて軽そうですし、こういうのを峠の下りで走らせたらさぞ楽しいでしょうね!」

山中 「だな。アルトワークスが復活したんだから、ダイハツもミラをベースにTR-XXを復活すりゃいいのにな。」

上田 「本当ですよ。今やミラは過去のクルマになってしまってますからね。まあ、ミラの名前を使ったミライースは第一線で活躍していますが。」

ボス 「そうだ。ダイハツは、ミライースを本来のミラに移行しようとしているのかも知れん。その証拠として、乗用のミラは、マニュアルのみのモノグレード車になってしまったというのがあるしな。」

山中 「マジですか!」

上田 「ウソ~!?」

ボス 「バンにはCVTがあるのだが。乗用はMTのみでバンはCVTもあるなんておかしな話だろ?・・・まあ、個人的にはマニュアルしか選べないクルマというのは、男気があって好きだぞ。しかし、今現在、日本車でMTしか選べないクルマは、実はミラだけなんじゃないのか?」

上田 「言われてみれば・・・確かに。スポーツカーでも、MTだけじゃなくてATも選べますしね。」

山中 「マニュアルしか選べないクルマがミラだけだったとは、こりゃあ意外だったな~。」

ボス 「・・・さて・・・と。このミラを最後にして今日の探索を終了するとしよう。」

山中 「えっ?ボス、日没までにはまだまだ時間がありますよ?この調子だとまだまだ見つかりそうですし、更に捜索して撤去台数を上げましょうよ!」

ボス 「うむ・・・。そうしてもいいが、まさかこれほどの台数の草ヒロたちが地元で見つかるというのは想定外だった。8台だぞ!8台!しかも、一日中探して8台ではなく、数時間の探索で8台だというのだから・・・」

上田 「地元にもまだまだ草ヒロが存在している・・・。ということですよね?」

ボス 「その通りだ。」

山中 「・・・あっ!だから、1度家に帰って綿密な創作計画を立てて、後日リベンジしようってわけですか!」

ボス 「全くその通り!私はそれが言いたかったのだ。・・・ふふふ。流石は私の優秀な部下達だ。物分かりが良い。」

山中 「と、とんでもございません。ボス!」

ボス 「しかも、沢山見つけたとしても一気に撤去しようとすると、何度も往復しないといけないから、水篶も疲れてしまうだろう?だからこのくらいにしておくのだ。」

上田 「流石です、ボス!水篶さんのことも思い遣っていらっしゃるのですね!」

 

・・・その後、この草ヒロは撤去されてしまったそうな。

 

ストリートビューより、“その後の様子”

ミラは無事撤去され、ちゃんとクルマが止められるようになりました。

空き地だった後ろにもアパートが建設され、町が発展してきている様子が見受けられます。

 

つづく

 

「この草ヒロが撤去されたというのは事実だが、この物語、そしてこの物語に登場する団体・登場人物は私を含めてフィクションだ。実在するものとは、一切関係無いぞ。」

「・・・そう言えば、真っ向勝負とは言えないのかも知れませんけど、ダイハツにはキャストスポーツというのがありましたよね。」

「ああ、そうだな。カラーリングからして、アルトターボRSを意識しているのは間違いないだろう。」

「その一方で、キャストのアクティバはハスラーのパクリとか言われてますが。」

「そうだな~。パクリというのは言い過ぎだが、ハスラーを意識したのは確かだろな。」

「キャスト一車種で全然違うクラスのアルトやハスラーに対抗しようだなんて、考えが甘いですよ。」

「確かに中途半端感は否めんが、ハスラーが大ヒットしたりアルトターボが話題になったりするのを見て、素早く対応したかったんだろう。アルトターボはともかく、ハスラーのようなクルマは完全に盲点だったしな。」

「キャストの次のモデルチェンジでどうするかが見物ですね。オレはもう次はないと思ってるんですが。・・・個人的には、ミラバンのMTをベースに、ターボで武装してNEWミラTR-XXとして売り出してほしいんですけどね~。絶滅状態の3ドアですし、絶対売れますって!」

「なるほど。確かにアルトは5ドアだから差別化は出来るだろうが、果たして売れるだろうか?まあ、欲しい奴は買うだろうが、それまでだ。今の時代に3ドアはさすがにきついだろう。あのMINIですら5ドアを出してきたんだからな。アルトターボRSやワークスも、5ドアだからこそ商売として成り立っているのだと思うぞ。スズキは遊びと商売のバランスが巧いのだ。」

「そんなもんですかね~。・・・まぁ、オレもイイとは思っても、買うかどうかは微妙ですが。」

「だろう?他のヤツも大抵そんな気持ちだ。あったらいいなとは思うが、出たら出たで買う気は起きない。また、出さなかったら出さなかったでメーカーに文句を言う。そういう連中ばっかりだから、スポーツカーのような実用に向かないジャンルのクルマが衰退していったんだぞ。御託を並べてクルマをとやかく批評するよりも、真っ先に買ってやることが、クルマ、ひいてはそのメーカーに対しての何よりの評価じゃないのか?」
「う~む。流石はボス、考えがオレとは全然違いますね・・・。」
(このように、しばらくボスと山中のクルマ談議がまた続きましたとさ。あとは略!)

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