今回は、バブル期のトヨタの高級クーペ2台をご紹介します。
トヨタ ソアラ(Z20)
1986~88年式
神奈川県にて
初代ソアラは、国産車初の本格的パーソナルクーペを目指して開発が行われ、今まで高級パーソナルカー市場を牛耳っていたレパードの市場を一気に掻っ攫いに来ました。結果は成功。旧態化していたレパードは一気に売れなくなり、新車の開発を余儀なくされ、ハイソカーブームという新たなブームを生み出しました。
で、これはソアラの2代目です。初代が社会現象になるくらいの大ヒットだったため、2代目のデザインはほぼキープコンセプト。時代の流れに合わせて多少丸みを帯びたくらいでした。
初代は流石に見なくなりましたが、何故か2代目は今でも結構見ます。カラーはほとんどがスーパーホワイト、そしておじいちゃんが乗っているというのが定番です。
このソアラも例にもれずスーパーホワイトでおじいちゃん乗りという組合せ。お爺さんが若かりし頃、2代目ソアラがまだ現行車種だった時代に購入して今でも大事に乗り続けているということでしょう。
トヨタ スープラ(A70)
1988~93年式
神奈川県にて
真っ白なボディカラーに、リトラクタブルヘッドライト、そして“TOYOTA 3000GT”というキャッチコピー・・・。これらから連想されるのは、そう・・・世界に誇るトヨタの名車、2000GTですね。
2000GTを意識して開発されたとみえる初代スープラは、ソアラの兄弟車種。ソアラは高級パーソナルクーペ、スープラは高級グランツーリスモという位置付けだったようです。
ちなみに、日本においては初代なのですが、北米においては実は3代目。初代と2代目は何だったかというと、セリカXXの輸出仕様が北米におけるスープラだったのです。そういう意味では、スープラはセリカの派生車種とも言えるかも知れません。
初代スープラも、なんだかんだ言って2代目ソアラと同じように今でもたま~に見ます。大体後期型ですが・・・。