大物エコーの先にいた2台の放置車両たち。1台は小物エブリイで、先週紹介しました。
そしてもう1台は・・・まさかの超大物!
その超大物とは・・・
スバル レオーネバン(Y11)
1999~2001年式
神奈川県西部にて 2014年12月13日撮影
これだッ!!
「・・・は?ただのADバンじゃねーか!ふざけんじゃねぇぞ!」
・・・と、画像を見て一瞬思った方、これはADバンではありませんぜ。
「ンなら、OEMのファミリアバンか?確かにADバンよか珍しいけど、超大物って程じゃねぇだろぃ!」
いえいえ、ファミリアバンでもありません。
じゃあ、何か?
そこに書いてあるように、スバルのレオーネバンなのです!
「レオーネだと!?」
初めて存在を知ったという方もいらっしゃるでしょうが、マイナー車通のアナタならご存じだったかもしれません。これは十分超大物に値する珍しさだと思います。
スバルの乗用車レオーネは、インプレッサにバトンタッチする形で3代目で生産を終了しましたが、そうなると普通車のバンがラインナップから消えてしまうため、一応お情けでバンだけ残ることになりました。
しかし、だからと言って旧態依然のレオーネを生産し続けるわけにもいかない、インプレッサにバンを設定するわけにもいかないということで、当時提携関係にあった日産から、ADバンのボディを提供してもらうことにしたのです。
OEMは2代に渡り、4代目レオーネバンは2代目ADバンを、5代目レオーネバンは3代目を使っています。しかし、もとから普通商用ライトバンのシェアはトヨタ&日産の手中だったため、大して売れませんでした。
特にこの5代目は販売期間が2~3年と短く、もしかしたら4代目よりレアかも知れません。まあ、まだ4代目は見たことがないのですが・・・。
自分も最初は、「あ~、ADバンか。古くも珍しくもないけど、一応撮っといてやるか」的な気持ちでしたが、いざ近付いてみるとテールゲートに「SUBARU」やら「LEONE 1.5」やらのシールが貼ってあったので、死ぬほど驚いたというわけです。
存在自体は前から知ってはいましたが、まさか現存していたとは・・・!
OEM車の中では、トップレベルのレア度なのではないでしょうか。スバルで売られたOEM車って、少し前に軽が全てOEMになって数こそ増えたものの、このレオーネバンのようにドマイナーなのが何台か混じっていると思うのですが、いかがでしょう?
スバル・ビッグホーンとかスバル・シフォンとか・・・。
これが何よりの証拠!