スズキ ジムニー550(SJ10-2)
1977~78年式
神奈川県にて
ジムニーどの代にも愛好家が存在し、初代のジムニーマニアも数知れず。よって、草ヒロで見かけることもそれなりにある初代ジムニーですが、現役車両も割と見かけます。
これは、550化されてから最初のMC後のモデル。ボンネット上のエアインテークとヘッドライト位置が目印です。湘南ナンバーであることを考えると、中古で購入したのでしょう。
ピカピカなボディにピンと張られた幌・・・大事にされていることがよく分かる一台でした。
スズキ繋がりで、旧車ではないですがマイナー車を2台紹介したいと思います。
スズキ ワゴンRワイドXL(MA61S)
1997~98年式
神奈川県にて
ここ最近、いわゆる“ラグビーナンバー”を付けて普通車のフリをしている軽自動車をよく見かけるようになってきました(純粋に、ラグビー日本代表を応援したいという方もいらっしゃるでしょうが)。
じゃあこれも、ラグビーナンバーを付けた初代ワゴンR?・・・いえいえ。これは正真正銘の普通車です。
初代ワゴンRをベースに、1000ccのエンジンに乗せ換えて大きめのバンパーを装着し、サイズを普通車枠に収めたワゴンRワイドというクルマです。
こうすることによって、軽自動車をベースにしながらもパワーアップ出来たり、乗車人数を増やすことが出来るので、通常の普通車より安く済むというメリットが生じます。
しかしながら、見た目は完全に軽であるが故に「税金も高くなるし、それだったらベースが軽じゃない普通車を買った方が良いか」とする人が多く、各軽自動車メーカーからラインナップはされていたものの決して大ヒットしないという、不憫なジャンルです。
販売しても一向に売れないというムダさから、ホンダ・マツダ・三菱・スバル・ダイハツはそのジャンルから身を引き、現在ではスズキのジムニーシエラ、ただ1車種しか販売されていません。ハスラーをベースにしたクロスビーというクルマが出るかも知れないという噂はありますが・・・。
ワゴンRワイドもヒットしたわけではなく、それでもワゴンRが2代目へとシフトした際にワゴンR+と名前を変えて発売されました。ここからはもう“取り敢えず売っとけ状態”で、ワゴンRがどんどんFMCしていく中、ワゴンR+はワゴンRソリオやソリオと名前を変えたりするものの、ベースは2代目のままで2010年まで売られていました。
現在ではソリオはワゴンRとの関係を完全に決裂し、プラットフォームも新規開発&デザインは全く別モノになりました。その力の入れようが功を奏したのか、空前絶後の大ヒット。この事態に焦ったトヨタ連合は、タンク・ルーミー・トール・ジャスティの“4兄弟”を真っ向からぶつけます。トヨタが後を追いたくなるほど売れたということですね。
スズキ キザシ捜査用車両(RE91S改)
2013~15年式
神奈川県にて
スズキ史上初の自社開発中型セダン。
ニュルブルクリンクで走り込んで開発するというほどの力の入れようで、走りはとても良かったらしいですが、内装がスズキクオリティなのと、スズキ車であることが原因(たぶん)で全然売れず。全国の警察署に覆面パトとして導入することでなんとか利益を得ていたとかいないとか。
ちなみにこれは、その大量導入されたという覆面(取り締まりを行う車両ではない為、正確に言うと捜査用車両)でした。というか、キザシを見かけたら大体が警察と思っていいでしょう。
・・・ちなみにその見分け方は、フォグランプの有無。フォグランプが付いているものを見かけたら、それは一般車両なので更に珍しいです。