マツダ センティア(HD)
1992~95年式
神奈川県にて
明らかにベンツを横目に見ながら作ったようなデザインのルーチェから、マツダ独自の高級路線へとシフトしたセンティア。
シンプルながらも上質感・重厚感を感じさせる上品なデザインは、屈指の美しさだと欧州において高い評価を得ました。海外の高評価とは裏腹に、バブルが崩壊した日本では、昔からの根強い固定客がいるトヨタの高級車くらいしか売れず、マツダの高級車は壊滅的に売れませんでした。
そんなセンティアが、いわゆる“VIPカー”ばかりを取り扱う中古車屋にいました。
こういうカスタムのベースにされるのは大抵トヨタか日産の高級車なので、マツダ車がベースになる例は珍しいと思います。事実、周囲をトヨタの高級車に囲われ、センティアは肩身が狭そうにしていました。
この日見つけたマツダのマイナー車を、もう1台。
マツダ スピアーノTurbo(HF21S)
2002~06年式
神奈川県にて
アルトラパンのOEMです。キャロルやAZ-ワゴンとは異なり、1代限りで販売終了したマイナーなOEMモデル。1代限りのマツダ軽OEM車は他にもラピュタやAZ-オフロードがありますが、どれもあまり見かけません。
これは前期型ですが、後期型の方が販売期間が短いため、そちらの方が珍しいと思われます。