伊豆半島では、珍しい標識をいくつか撮影することが出来ました。
番外編その2は、道路標識を紹介していきましょう!
その他の危険(215)(上)
注意事項(510)(下)
警戒標識の一つである「その他の危険」。通称“びっくりマーク”。
そもそも警戒標識というのは、道路上或いは道路そのものに警戒すべき状況が生じていることを運転者に示す標識です。有名なものでは動物注意(正式名称は“動物が飛び出すおそれあり”)や落石注意(正式名称は“落石のおそれあり”)がありますが、それだけでなく道路に潜む危険は数多くの種類がありますよね?
そういった危険要因をメジャーなものからマイナーなものまで全て警戒標識で表そうとすると、標識の種類が膨大なものになってしまいます。
それを防ぐため、「マイナーな注意事項は全て一つの標識にまとめてしまおう!」・・・ということで考案されたのが「その他の危険」という標識なのです。一体何に注意すればよいかは、補助標識「注意事項」で示せばよいわけです。
・・・ところで、この標識にまつわる都市伝説を皆さんはご存知だろうか。
「補助標識の付いていない“その他の危険”は、“幽霊注意”を表す」のである・・・。
ただ、存在するかもはっきりしない幽霊を補助標識にきっぱり書くと、幽霊の存在を認めることになり色々と問題だということで補助標識を付けていないのだ・・・。
・・・なーんて、そんな話はデタラメ。あくまで都市伝説の域を超えません(・・・と、僕は考えています)!
確かに補助標識の付いていない“その他の危険”を僕も見たことはありますし、大体の“その他の危険”には補助標識が付いていることも認めます。
が、補助標識を付けないのには理由があって、注意事項を一言では言い切れないような複雑な理由や、逆に漠然とし過ぎて注意事項を言い表せないような場合もあります。
例えば、「このカーブ(あるいはこの坂の頂上付近など)では事故がよく多発するから、何や知らんけど取り敢えず注意しろや」のようなことです。事故が相次ぐのは路面の状況やカーブや坂の形状・勾配などの要因があり、それがたまに死亡事故になってしまうことから、幽霊云々の都市伝説がまことしやかに囁かれるようになったのでしょう。
確かに、本当に幽霊が出現する、あるいは霊的な力が働いてクルマを事故へ導くということが本当にあるのかも知れませんが、僕はあくまで先程の理由だと考えています。
・・・べ、別に幽霊が怖いとかそう言う理由じゃないですからっ(汗)!
・・・そんな冗談(?)はさておき、信じる信じないは別にしても、僕はそういったオカルトじみた話というか都市伝説系は結構好きなので、こういう噂があってもいいとは思いますがね。まあ。
ちなみに、補助標識は「砂」・・・!一文字で何だか潔い!
「この道路のすぐ近くが海岸で、風によって砂が飛散してくることがあるから注意してね」ということなのでしょう。
Y型交差点あり(201-D)
このコーナーでは何度か登場しているレア標識、「Y型交差点あり」です。レアとはとは言っても、割と見かけてますね(汗)。
草ヒロで例えるなら、2代目サンバーくらいの珍しさでしょうか・・・?
この標識は正式な標識ではありません。
見ての通りカーブに注意しろという標識なのですが、カーブの形状なんて千差万別なので、数多くのカーブ標識があります。これを収集する専門のマニアがいるくらいです。
動物が飛び出すおそれあり(214の2)
補助標識の無い単独モノは珍しいです。
大抵は、「動物注意(509の4)」の補助標識が付いています。
停車可(404)(上)
終わり(507-A)(下)
この標識のある道路の路肩に停車出来ることを示す指示標識です。
駐車禁止・駐停車禁止の標識ばかりの世知辛い世の中、この標識がある場所では堂々と停車出来ます(駐車はダメですよ!)。多くは繁華街や商店街といった、人や車が多く集まる場所にあり、荷物の積み下ろしや送迎を認めるために設置されるのです。
・・・以上です!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!