ダイハツ デルタワイドワゴン(B20系)
1992~96年式
神奈川県にて
「あ~、2代目タウンエースワゴンか~。・・・そ~いや最近見かけなくなってきたな~。・・・ってオイ!ダイハツかよっ!」
と、このクルマが近づいてくる間に思い、すかさずカメラを構え、激写・・・!上手く撮れました。
見ての通り、ヘッドには「DAIHATSU」の文字が。これはタウンエースなどではなく、正真正銘のデルタワイドワゴンなのです!
・・・それにしても、よく残ってきたものです。
そもそも、トヨタが普通に売っているのにわざわざダイハツ版のコレを買おうと思ったのが異常(褒め言葉)。
初代デルタワイドや初代デルタ750などといった、70年代のデルタシリーズは草ヒロとして残っているという情報をまだ耳にしますが、80年代や90年代のデルタシリーズとなると草ヒロはおろか、現役の残存情報もとんと耳に入ってきません。
年式は新しいですが、70年代勢よりもずっと珍しいと言えるでしょう。
ってなわけで、今回はダイハツのマイナー車を3台紹介したいと思います。
お次は、コレ・・・!
ダイハツ ミゼットⅡカスタム(GD-K100P)
1999~2001年式
神奈川県にて
「街のヘリコプター」こと、三輪軽トラのミゼットが・・・20年の時を経て甦ってきた!?
その名も・・・ミゼットⅡ!
この当時の安全基準でも三輪にすることはさすがに不可能だったようですが、この超細身なボディは、零細運搬事業社に重宝されました。現代の「街のヘリコプター」として申し分ないでしょう。
しかも見た目も、飛び出た目玉に、鼻にあたる位置にスペアタイヤを配置するという、茶目っ気たっぷりの愛嬌なデザインに仕上がっており、DKやMPミゼットに劣らない愛らしさ。特筆すべきは、オートマは2人乗りでも、MTは一人乗りだということ!気分はF1ドライバー!?
こういうギャグみたいなクルマを出すのは、大阪に本社があるダイハツならではですね。
ちなみにこれは、スペアタイヤが安全基準の関係で荷台に移動されてしまった後期型。
一応、スペアタイヤがあった場所を円形にくりぬくことでそれらしくしていますが、発想の転換によるデザインだったものが、デザインのためのデザインになってしまったのが残念ですね。仕方の無い事なのですけど。
ダイハツ ミラミチート660
1990~94年式
神奈川県にて
ミゼットⅡと同じく、ダイハツらしい楽しいクルマがコレ!
その名も・・・ミラミチート!
ミラをベースに、ウォークスルーに改造したミラウォークスルーバンというモデルが2代目ミラの時から存在していました。
・・・実はミラミチートも、影が薄いながらミラが2代目の時から存在していたのです。ちなみにこれは3代目がベース。
雰囲気的には「自動車界のカタツムリ」こと日産のエスカルゴに似ていますが、エスカルゴには無い魅力がこのクルマにはあるのです(勿論、その逆も然りですよ)。
それは・・・ガルウィングハッチガラスと、ダイアゴナル型ウインドウ。
ガルウィングハッチガラスのお陰で、改装せずとも簡単にお花屋さんやアイスクリーム屋さんになることが出来るのです。ダイアゴナル型のリアウインドウも、このクルマのキャラづくりに一役買っています。
このクルマは、フロントから見るよりも、リアサイドから見た方が魅力が伝わってきますね。