Quantcast
Channel: ころころな趣味。
Viewing all 2564 articles
Browse latest View live

春目前!にわか吹雪の中、上田探索(10)

$
0
0

まだ探索の初盤中盤に発見した草ヒロが残っていますが、この探索の終盤で見つけた最後の草ヒロと最後から2番目の草ヒロはちょっと微妙な個体ですので、先に紹介してしまいます。

また、その内の1台は不明車ですので、車種が分かる方はご教示ください!

 

 

 

日産 ブルーバード4ドアセダン(310)

年式不明

長野県佐久地域にて 2014年3月20日撮影

 

310ブルの筈なのですが、なにやらフロントウインカーの形が変です。それに、本来ある筈のないサイドマーカーも付いていますし・・・。

右フェンダーが崩落していたり、ボンネット以外は覆い隠されていたりと・・・古さの割には色々と謎の多い残念な個体でした。

 

 

 

メーカー・車種不明車(トヨタ 130系クラウンセダン?)

年式不明(クラウンならば:1987~89年式)

長野県佐久地域にて 2014年3月20日撮影

 

Y31セドグロのつもりでサラッと撮影した個体なのですが、さてブログで紹介しようと、1か月前に画像をよく見てみると・・・Y31とは細部が微妙に異なっているではありませんか!

 

じゃあクラウンか・・・?と思い、調べてみたところ、どうも130系セダンの前期が、プレスラインやライト&ボンネット形状がセドリックよりも更にこれに似ていたので、今の時点ではクラウンの可能性が一番高いです。

・・・ただ、130セダンの前期はドアミラーではなく、フェンダーミラーなんですよねぇ・・・。改造すればどうにでもなることなのですがね。

 

こうなるならば、もっとジックリ調査しておけば良かったと、後悔するころころなのでした・・・。

この状態でも車種が分かるという奇特な方は、是非ご教示願います・・・!

90%ぐらいクラウンだと思うのですが、一応「不明車」カテに入れておきます。


青春18きっぷの旅~2014年春~(10)

$
0
0

三菱 ミニカF4 スーパーデラックス(A103J)

1972~76年式

山梨県甲府盆地にて 2014年3月20日撮影

 

高地から低地へ降りるために、急な坂を颯爽と下っていますと、目下に赤い草ヒロのようなものが見えました。

結構朽ちていて、割と古いものなのではないか・・・そう期待して行くとこのミニカに出会いました。

朽ち具合の良さもさることながら、車種もあまり見かけないF4だったので嬉しかった記憶があります。

 

カクカクしていた2代目ミニカとは打って変わって、3代目のF4は“黄金虫シェル”と評されるくらいボディが丸みを帯びたスタイルに。

この時期の軽自動車は、代が変わるごとにデザインコンセプトがコロコロ変わるので、見ていて面白いですね。

またミニカF4に関しては、年代とグレードによって顔が違う(七つの顔を持つクルマと呼ばれています(嘘))ので、コレクター欲をくすぐられる車種でもあります。

 

 

 

グレードエンブレム。

こういうのがシッカリ残ってくれていると、自動車ガイドブックと“にらめっこ”することなくグレードを特定出来るので、非常にありがたいです。

 

 

ミニキャブELにも装着されていた“M”マーク。

王冠で三菱の“M”を表すと同時に、三つの菱形を王冠の飾りとすることでも三菱を表しているという、凝ったデザインのエンブレムです。

 

 

リアガラスに取り付けられていたこちらのエンブレムはミニキャブには無かったので、ミニカの“M”を表しているのでしょうね。

 

 

 

自転車との2ショット。

ここまで狭い道を行くのは困難ですので、こういう個体にありつけるのも自転車探索ならではです。

夏の峠ドライブ(3)

$
0
0

今回の“夏の峠ドライブ”は・・・異例の“乗り物”カテゴリー。

番外編にするべきだったのかも知れませんが、ちゃんと草ヒロになっていますし、予定回数との差が生じてしまうので本編としてやります!

 

 

 

 

 

さて、その草ヒロとは・・・?

 

んんん!?

あれは・・・

まさか・・・

かの有名なフェラーリのスーパーカー、エンツォ・フェラーリ・・・!?

そんなバカな・・・

 

 

 

 

 

・・・更に拡大してみましょう。

 

ハリボテかーいっ!!!

 

さすがにモノホンのエンツォが草ヒロになっているわけもなく、だったらレプリカかと思いきや・・・それすらなかった、ただのハリボテでした。

一体何のためにこんなものを作ったのか・・・一体なぜこんな所に置いてあるのか・・・様々な疑問が頭を交錯しましたが・・・この写真だけを撮影してここを去りました。

草が無ければ、フロントもどれほど再現されているか見てみたかったですなァ。

 

 

 

お知らせ

 

今日の午後18時より、番外編“キリスト看板”をやります!

夏の峠ドライブ(番外編1)

$
0
0

【注】
この記事は、草ヒロ探索中に発見した、いわゆるキリスト看板と呼ばれる看板の公開のみを目的とし、キリスト教を布教、あるいは誹謗・中傷したりする意図はありません。また、キリスト看板の設置を承諾している家主、そしてクリスチャンの方々を誹謗・中傷する意図もありません。

 

 

 

もはや定番・キリスト看板

ちと物足りないですが、今回は一枚だけです。

 

天の国は近い 罪を悔い改めなさい イエス・キリスト
レア度:★★☆☆☆
調和度:★★★★☆
文字タイプ:筆書き風 書き方:横書き ふり仮名:有
設置場所:トタン壁
長野県にて 2014年月日撮影

 

明朝体とも行書体とも形容しがたい独特なフォント。恐らく当ブログ初登場のフォントで、全く見かけないというわけではないですが、明朝や行書よりは確実に見ないフォントです。

これを僕は“筆書き風”と独自に名付けております。筆でさらりと流したような素朴な雰囲気が特徴的です。・・・もしかしたら、本当に筆で手書きだったりして・・・?

 

この文面に関しては今回が初登場ではありますが、それなりに見かける文面です。字体は行書風が多いですかね。

 

 

 

珍しい(?)黒色トタンで、周囲との調和を図っています。

・・・結局は見つかってしまうのですがね。

めがね橋・伊香保自動車博物館+おまけの佐久探索(4)

$
0
0

日産 フェアレディZ

200ZR-Ⅱ 2by2(E-PGZ31)

1986~89年式

長野県佐久地域にて

 

セミリトラクタブルヘッドライトによる虚ろな表情が、何処か魅力を感じさせるフェアレディZ・Z31。

セミリトラだけでなく、TバールーフもZ31を特徴づける要素の一つなのですが、このZはちゃんとTバールーフでした。これを外して峠道や海辺をツーリングしたら、さぞ楽しいでしょうねぇ~。

また、このZはデザインが多少現代風になった後期型ですが、個人的には前期型の方が好きです。80年代車らしいシャープなラインや、巨大なテールライトが良いんですよ~。・・・分かります?この感じ(笑)。

グレードは、エアインテークの形状より、180psのRB20DETエンジンを搭載する200ZR-Ⅱで、サイドのプレスラインの長さより4人乗りの2by2と思われます。この形状のクルマで4人乗れるというのが楽しいですね。大人が後席に乗ったら、きっと地獄でしょうけど・・・(汗)。

 

草が生えた場所に止められてはいましたが、ボディがピカピカでナンバーも新しいものが付いているので、恐らく現役かと思われます。

フロントホイールがノーマルなのに、リアホイールは交換されているというチグハグ感がなんだか気持ち悪いです。

誰か交換して~!?

朝っぱらから地元放置車探し(1)

$
0
0

朝早い時期から地元の宿題個体を撮り漁った探索。

今日よりスタート・・・!

 

 

 

 

まずは放置車両ではなく、偶然見つけたネオクラから紹介します。

今回は、90年代のトヨタ車です!

 

トヨタ ソアラ(Z30)

1994~96年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

80年代初頭からバブル期にかけて絶大な人気を誇ったトヨタのスペシャリティカー:ソアラ。このクルマを筆頭にハイソカー(High Society Car)というジャンルが登場し、バブルの崩壊までに、ユーノスコスモやレジェンドクーペなどの様々なライバルが登場しました。

 

このソアラは、3代目のモデル。

初代からのキープコンセプトだった2代目とは打って変わって全く別のデザインに。90年代のデザイントレンドが80年代とは対照的の“丸”だったこともあるのか、3代目ソアラはお饅頭のようなむっちりボディへと見事変貌!

アメリカでベンツやBMWと対抗するために開発されたモデルで、北米ではレクサスSCとして販売されました。このデザインになったのも、アメリカ人の好みに合わせるためと思われ、日本よりもアメリカの市場を重視した結果と言えるでしょう。

それが仇となったか、バブルが崩壊したためか、はたまた両方か・・・ともかく日本では初代や2代目よりは売れませんでした。開発はバブル期だったため、内装やメカの類はかなり豪華な作りになっているのですが・・・やはりデザインとバブルの崩壊の両方が原因でしょうな。

 

個人的に3代目ソアラで好きになれない箇所は、ヘッドライトの内側にある2つの副灯。・・・まあ、これがあるから没個性的な顔にならずに済んでいるのでしょうが、なんだか釈然としません。

この時期にはこのデザインが流行ったのか、オートザム・クレフやCR-Xデルソル(前期)なども似たような顔をしています。

 

 

 

トヨタ スプリンターマリノ(AE100系)

1994~98年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

地元探索シリーズで一度登場したことのある車種です。

あの個体はフルノーマルでしたが、コイツにはちょっとしたカスタムが加えられているようで。

グリルは外され、ヘッドライト・フォグランプはブラックスモークになっていました。また、マイルドなデザインのホイールキャップは外され、黒鉄チン剥き出しのワイルドなスタイルに。VIP仕様のような競技ベース車のような・・・とりあえず只者ではなさそうな雰囲気を感じました。

 

 

 

トヨタ カローラスパシオ Lパッケージ(E-AE111N)

1997~99年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

エスティマの登場でミニバンがブームになってからは、色々なメーカーから様々なジャンルのミニバンが実験的に開発されていきました。

このカローラスパシオもその一つ。“カローラ”の名前が冠されている通り、ベースは110系カローラです。

 

110カローラをベースにして背を高くし、テールはハッチバック様として一列2人乗車の3列シートで6人乗りのミニバンとしたものがスパシオ。小さいけど6人乗れるという、運転のしやすさ・機動性の高さを重視したプチバンの先駆けであります。

新しいジャンルのミニバンながら、小さいミニバンというコンセプトはそこそこ受けたようで、割かしヒットを記録しました。ホンダからモビリオという対抗車種が登場したほどです。

フリードと絶賛販売競争中のプチバン:シエンタはスパシオの流れをくむクルマであり、容姿は全く異なりますが、スパシオの血が流れていると言えるでしょう。2代目やシエンタへ乗り換えた人がかなり多いのか、初代はかなり見かけなくなってきています。

 

当時ミニバンはRVの一種として考えられており、初代スパシオにもRVを感じさせる装備がありました。

この個体にあるようにルーフレールが装着されたり、RVの定番であった2トーンカラーが用意されるなどです。どうやら、大きめのフォグランプが搭載されるモデルもあったらしいですね。

色付いた山梨へ(5)

$
0
0

帰り道・・・日没寸前の東名高速道路を流していると・・・

 

 

 

なにやらただならぬ雰囲気のクルマを載せている積載車が目に飛び込んできた・・・!

あれは一体・・・?

 

 

 

うおっ・・・!!これは・・・!

 

 

 

 

フェラーリ F40

1987~92年式

東名高速道路にて

 

F40だ・・・!

 

F40は、フェラーリ創始者のエンツォ・フェラーリが開発に関わった最後のクルマで、その名の通り、フェラーリ誕生40周年を記念して作られたクルマです。

公道も走ることが出来るレーシングカーという、突飛なコンセプトを指針にして開発されたクルマなだけあって、その動力性能は計り知れません。

3000ccのV8DOHCエンジンをツインターボで武装して、478psを発生。トルクは58.5kgmに達します。車重は約1200kgと、見た目の割にはかなり軽量で、この軽さとパワーのおかげでゼロヨンは10秒、最高速度は当時世界最速の325km/hに達しました。

まさにレーシングカーといっても差し支えのない性能を発揮したF40ですが、性能だけでなく、内装もレーシングカーにかなり近いものになっています。とにかく軽量化を徹底して余計なものを廃したクルマなので、内装はボディに使われた複合素材が剥き出し。室内からはドアノブを使わずワイヤーで引っ張ってドアを開けるという簡素っぷり。オーディオなんてのも付いている筈がありません。

シートもフルバケット、シートベルトもオプションではあるものの、4点式を選択できるという、あくまでもレーシングカーでした。

 

昔のフェラーリ故に故障も多かったらしく、運転はかなりしずらかったとか。

パワステは勿論、パワーブレーキも無し。クラッチペダルは非常に重たく、暖気運転を行わないとギアが入らないなんてことも。故障は燃料漏れやオイル漏れが多かったらしく、それによる火災で失われたクルマも少なくないらしいです。

舐めた気持ちで乗っていると、乗りこなすことのできない上級者向けのクルマというわけですね。

 

・・・とは言え、バブルの真っ只中に販売されていたクルマなので、日本での定価が4650万円でしたが、あまりの人気ぶりにプレミアがつき、2憶3億の値が付いたこともあったらしいです。そういうこともあってか、財テクとかいう名目で日本では小金持ちの投機目的で購入する人も多かったとか。

クルマをお金稼ぎの道具にするなんて、クルマ好きとしてはちょっと悲しいことですが、時代が時代なので仕方のない事でしょう。

 

元々F40にちなんで全世界で400台のみの生産が予定されていましたが、オーダーが想像以上に殺到したために急遽計画を変更。最終的に1300台近くが生産されたらしいです。

日本への正規輸入車は59台とは言っても、並行輸入でかなりの数が日本に入ってきたと思われ、F50やエンツォなどといった他のフェラーリのスペシャルカーよりは珍しさに劣りますが、それでも中々見られるクルマではありません。

日没間際・・・完全ノーマークの時間と場所で、イイものを見させていただきました!

草ヒロ物語2(6)& 草ヒロ“撤去”物語2(6) 前編

$
0
0

前回の話(草滅会視点)

前回の話

「草ヒロ“撤去”物語」を知らない人はコチラへ。

キャラクターの顔が見たい人はコチラコチラ

 

ボス 「・・・な?やはり草研の連中と遭遇しただろう?」

山中 「本当でしたね・・・。」

上田 「ビックリしましたよあたし~!」

山中 「あの時、ボスが今週の日曜だと草研と遭遇するって仰ってた時、オレは内心『さすがにそんなことは起きないだろう多分・・・』って思ってたんですけど、まさか本当に遭遇するとは・・・。ボスの読みはあくまでも正確ってことですね・・・!」

ボス 「いやいや、別に・・・どうってことはない。奴らの行動心理を考えたら当然の結果だ。」

秘書 「・・・しかし、一週間も経たないうちに計画を練ることが出来るのは、さすがその道のベテランだけのことはあると思います。・・・本当にちゃんとした計画を練ってきたかは分かりませんが。」

山中 「敵ながらアッパレってやつですね・・・!」

ボス 「奴等、草ヒロの事となるとバカみたいに必死になるからな・・・ククク・・。私が博司に送った挑戦状を見て、いてもたっても居られなくなったのだろう。」

上田 「要するに、オタクってことですか・・・。正直引きますね。あんな汚らわしい物に夢中になるなんて・・・。」

ボス 「おっと・・・。私は別にそこまで言うつもりはないぞ。・・・まあ・・・私も少々口が過ぎたな・・・草ヒロに対してバカみたいに必死なのは、我々も同じ。やっていることの素晴らしさは雲泥の差だが、事情を知らぬ一般人からしたら、我々も同じ穴の狢だ。」

山中 「・・・あくまで俺らはじめ草滅会は、アンダーグラウンドな業界ですものね。やっていることは義賊のようなものですから、」

ボス 「目立たぬように注意して動け、ということだ。」

秘書 「私達の仕事は、日の目を見てはいけませんからね。」

上田 「・・・じゃあ、さっさと草滅会の人達から逃げてきて正解だったってことですよね。下手にカーチェイスみたいになったら目立ちかねませんしね。」

山中 「あーっ!そうじゃん・・・!もしかしたらあいつら、すでに撮影を終えて俺らを追いかけ始めているのかも!・・・あの・・・水篶さん・・・!」

秘書 「ハ、ハイ。なんでしょうか?」

ボス 「・・・急ぎ目で走れってことだろう?山中よ。」

山中 「あっ、そうです!」

ボス 「確かにそうした方が良いとは私も思うが、この道路は道幅も狭くて住宅もチラホラある。もし事故でも起こしたら大変だからな。あくまで安全運転だ・・・!」

秘書 「承知しました。」

山中 「お、仰る通りです・・・!俺の考えが浅墓でした・・・!」

ボス 「なーに。別に問題はない。いざ追い付かれたとなれば、広めの道へ出てスピードを出せばよいのだ。ククク・・。バックミラーに写ってこない限りは、草ヒロ探索としゃれこもう・・・!」

山中 「そうですね、ボス・・・!」

上田 「・・・あ、なんだかそろそろこの狭い道も終わりそうですよ!この先で広い道と交差してますよね?」

山中 「お、ホントだ!・・・良かったっすね、水篶さん!」

秘書 「えぇ、えぇ・・・!」

ボス 「んー・・・じゃあ、そこの交差点を左だな。」

秘書 「了解です。」

 

上田 「・・・あ、見て下さいボス!アンダーパスの向こう側・・・!なんか、草ヒロっぽくないですか・・・!」

ボス 「ん・・・?ああ、あの80年代車っぽいのか・・・!確かに草ヒロだな。」

山中 「おぉ~、ドンドン見つかりますね・・・!面白れぇ!」

ボス 「むむ・・・?よく見ると、2台いないか?・・・また2台組の草ヒロだぞ・・・!」

山中 「マジすか・・・!」

 

 

 

山中 「すっげー!また80年代とは言え、地元でこの密集率はヤバいでしょ・・・!」

ボス 「ククク・・今日はつくづく運が良いな・・・!草ヒロの女神とやらがもし存在するのならば、今日は私に微笑みをかけてくれているに違いないな・・・!」

上田 「それも、満面の笑み・・・ですよね!」

ボス 「そうだ・・・!ククク・・最高だぜ・・・!」

秘書 「信濃様の道案内のお陰でございます。」

 

 

No.015

スズキ アルト

ジャマレベル:★★★★☆(畑の中にあるから、公衆の迷惑になっているわけではないんだが、畑が狭いから、持ち主的には邪魔なんじゃないのか?)

景観悪レベル:★★★☆☆(状態は良いが、草ヒロが2台あることによって相乗的に景観を乱している。)

貴重レベル:★★☆☆☆(2代目って、初代よりも見ないよな・・・?)

総合評価:隣のバネットと共に撤去して、是非とも景観をすっきりさせたいものだ・・・!

 

上田 「このアルトって、初代ワークスが設定された2代目でしたっけ。」

ボス 「そうだ。・・・ワークスが出る前から、三菱がミニカのスポーツモデルである“ZEOターボ”を出していたとはいえ、そいつを凌駕する64psのワークスが登場してきた時は、さすがにビックリしたな。」

山中 「その時の64ps規制が今でも効力があるって考えたら、凄いクルマだったんだなァ・・・と、つくづく思いますよ。」

ボス 「正直・・・現代の軽は当時の軽よりも安全性が高く、走行安定性もかなり向上しているのだから、64ps規制なんてものは取っ払ってもいいと思うんだがな。」

山中 「・・・ですよね~!・・・もしそうなったら、チョー楽しいクルマが出来そう・・・!現行のワークスで100psのエンジンを積むとか・・・考えただけでもワクワクします!」

上田 「そして再び馬力戦争勃発・・・っていうコースですね・・・!面白そうです!」

ボス 「・・・まあ、そうしてしまうと、パッソやミラージュといった登録車最小排気量クラスのクルマが売れなくなってしまうから、規制をかけ続けているんだろうがな。」

山中 「なるほど・・・。考えてもみなかったですが、その言い分は一理ありますね・・・!」

秘書 「さて・・・では、あちらのバn」

 

キキーッ!

 

秘書 「ネット・・・を?」

山中 「ゲゲッ・・・この音は・・・。」

ボス 「ん・・・どうした・・・・?」

 

パタン!

 

? 「オヌシら、今度こそそこを動くでないぞ!これまでじゃ!」

ボス 「チッ・・・追いつかれたかっ・・・!」

 

後編へつづく
 
「この物語、そしてこの物語に登場する団体・登場人物は私を含めてフィクションだ。実在するものとは、一切関係無いからな。」
「ボス、今回“も”前後編なんですね。」
「そうだな。ところで、最後に“?”という人物が出てくるが、鋭い読者の諸姉諸兄なら誰だかお分かりだろう。いや、ニブい読者でも流石に誰かは分かる筈だ。」
「ですよね。・・・って、これで分からなかったらさすがにヤバいですって・・・!今回のセリフでも名前が出てましたし。」
「だよな・・・。」
「・・・しかし、またこういう展開だなんて、そろそろ飽きてしまいますよねぇ。」
「ここまでして同じ感じの展開にするということは・・・来週のストーリー展開に期待しておけという筆者からのメッセージなんじゃないのか?」
「筆者のハードル、やっぱり上げますねぇ・・・ボス・・・。」
「・・・。」

春目前!にわか吹雪の中、上田探索(11)

$
0
0

今回は、リアしか撮影できなかった残念な草ヒロを2台まとめて紹介しましょう。

 

 

 

日産 シビリアン幼児車(GHYC240N)

1971~76年式

長野県上田地域にて 2014年3月20日撮影

 

マイクロバスの草ヒロとしては、コースター並みによく見かける初代シビリアン。

いつもの新幹線の様なカラーリングだったので、ただのシビリアンかと思いきや、サイドには柔らかいタッチの可愛らしい子供たちの絵が。それに、リアには非常扉が追加されています。

サイドに描かれた子供の絵と、リアの非常扉・・・。この2つの符号が意味するものは一つ・・・!

そう、このシビリアンは幼児車(幼稚園バス)だったのです!

 

幼稚園バスというと、幼稚園それぞれのカラフルでポップな専用カラーが塗られているイメージがあったのですが、このようなノーマル丸出しの幼稚園バスもあったのですね。中途半端に子供の絵が描かれているので、余計に違和感を覚えました。

 

 

 

 

三菱 デリカスターワゴン

ハイルーフ1800GLX(LO35PW)

1979~86年式

長野県上田地域にて 2014年3月20日撮影

 

2代目デリカをベースに、ファミリーユースを想定して作られたスターワゴンの初代モデルです。

ルーフの錆が結構激しめにできており、錆の濃い部分と薄い部分が交互に等間隔で発生しているので、元々キャリアか何かが取り付けられていたのでしょうねぇ。

春目前!にわか吹雪の中、上田探索(番外編)

$
0
0

このシリーズ唯一の番外編は、いつものキリスト看板道路標識などではなく・・・“乗り物”カテ!

 

乗り物の草ヒロを発見したのでお送りします。

さて、その乗り物とは・・・

 

 

 

 

メーカー・型式不明小型モーターボート

年式不明

長野県上田地域にて 2014年3月20日撮影

 

船です!

船の草ヒロは当ブログ初なのではないでしょうか!?

 

しかし、当方船には全く詳しくないので、小型のモーターボートとしか分かりません!型式はおろか、メーカー、果ては製造国も不明です!

細長い形と、しっかりとした作りの風除けからするに、スポーツモデルのモーターボートだと推測は出来ますが・・・。

だれか船に詳しい方、なにか情報をお聞かせ願います・・・!・・・って、いないか(笑)。

 

本来水上にいるべき乗り物である筈のボートが陸上に放置されているのがまず謎ですが、近くにこの大きさのボートが運転できるような川が無いというのが更に謎を呼びますね。

 

 

 

何故か貼られていた、かの有名なネズミさんのシールが哀愁を誘います・・・。

青春18きっぷの旅~2014年春~(11)

$
0
0

マツダ T600

1959~71年式

山梨県甲府盆地にて 2014年3月30日撮影

 

“クルマ”というより、もはや“車輪の付いた荷台”といった方が正しいような状態の草ヒロに出会いました。

こんな状態でもピンで紹介するということは、もちろんネタになるような状態であるということもありますが、車種的にもかなり珍しい部類に入ると考えているからです。どのようにして、そのような考えに至ったかを簡単に説明してみましょう。

 

まず発見。

見た感じはオート三輪。そして、サイズが小さめなので軽のオート三輪ではないか・・・?とまずは考えます。ここまで1秒。

そして、車種の判定。

パッと思い浮かぶ代表的な軽オート三輪というと、ダイハツのミゼット、マツダのK360、三菱のレオ・・・といったところ。色や荷台の形状からするとケサブロー(K360)が妥当なセンでしょうが・・・。ここまで5秒。

しかし、見つけてからさらに数秒で心なしか違和感を感じました。

 

帰宅してからじっくりと画像を見てみると、その違和感の正体が判明。

ケサブローと決定的に違うのが、リアフェンダーの形状です。ケサブローはタイヤハウスを囲う様にフェンダーのプレスラインがあるのですが、このクルマはプレスラインがリアへ流れていくという流麗なデザインになっています。それに、どことなく荷台が長いようにも思えます。

 

・・・というわけで、このクルマはケサブローの排気量拡大版であるT600だったというわけですね!

ただでさえミゼットに押されてマイナー気味だった(レオやヂャイアントなどよりはマシですが・・・)ケサブローでもレアなのに、その派生車とも言えるT600となると更にレア度は上がります!

ちなみに、同時期のマツダにはキャロル600なんてのもありましたが、そちらは更にレアです。

 

リアまでもっとじっくり見ておけば良かったと後悔しましたが、発見出来ただけでも良しとしましょう。

・・・いやあ、キャビンが残っていた頃の個体を見たかった・・・。

 

 

 

富士山とT600と。

夏の峠ドライブ(番外編2)

$
0
0

皆さん、おはようございます!

 

本日は草ヒロネタや旧車ネタはやらず、番外編のみの更新とさせていただきます。

本日6時からは、この日のドライブで訪れた2つの林道の画像と、林道の中のジムニーの画像を集めた“番外編2”を、本日18時からは、峠道や景色の画像を集めた“番外編3”をお送りします!

 

・・・ここ最近は大学がどうも忙しく、このような長めの記事のコメントをたらたらと書いている時間がとれず、ズルズルと後回しにしていた結果、ここまで来てしまいました。

というわけで、コメントは基本的に割愛する方向で行きますので、どうか宜しくお願いします。僕のコメントで雰囲気を感じ取るのではなく、画像から皆さん思い思いの空気・雰囲気・イメージを読み取って心の中で感じていただきたいのです。・・・とまあ、それっぽい事を書きましたが、要は体の良いサボりってことなのですがね(爆)。

 

 

 

 

 

 

 

林道 滝沢線

 

 

 

 

 

標高が高くなるにつれ、霧が晴れてきました。

 

 

 

ちょいと休憩。

 

 

 

 

 

暫く進むと・・・

ゲートと鉢合わせ。

ここで行き止まりなので、引き返して別の林道へ。

 

 

 

 

 

 

 

今度は林道侭下線。

オールターマックだった滝沢線とは対照的に、侭下線はオールダートだというので、自然と期待が高まります。

 

 

 

やはりジムニーには、こういう景色が一番似合います。

 

 

 

 

 

白樺

 

 

可愛らしい地衣類。

 

 

 

 

未舗装の林道によくある光景。

この道の狭さだと轍が踏まれることがないので、轍に草が生えています。

 

 

 

 

 

 

 

樹海ではないが、地図もないような状況でこんな所にほっぽり出されたら普通に遭難しそう。

 

 

終点に着きました。

登山道とバッティングするようです。

 

 

 

 

 

通行止めゲート。

この日は開いていましたが、大雪や大雨の日は閉鎖されるのでしょうか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美しい自然・・・。

 

 

 

さて戻ろう。

 

 

 

 

以上です・・・!

このドライブの続きは、本日18時よりお送りします“番外編3”でご覧下さい!

夏の峠ドライブ(番外編3)

$
0
0

皆さん、こんばんは!

 

 

“番外編3”です!

番外編2・3の詳細については、こちらをご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

長かった林道も、もう終わり。久々に広い道に出た。

 

 

 

 

さて、ここはどこでしょう?

 

 

富士五湖と甲府盆地を直結しているR137:みさか道の旧道(r )でした。

R137には草ヒロ探索の時にいつもお世話になっているが、旧道を通るのはこの日が初めて。

 

 

 

 

 

ニホンザル・・・!

目を合わせると襲い掛かってくる獰猛な動物だが、傍から見るだけなら普通に可愛らしい。

 

 

 

 

今度はどこでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笹子トンネルが通っているR20の旧道()でした!

このトンネル、距離はあるのに幅は一車線!真ん中で鉢合わせたらどうするのだろう・・・。

まあ、反対側が見えるので、どちらかが早めに退ければいい話なのだが、意地っ張りなドライバー同士が鉢合わせると大変なことになりそうだ・・・。

 

 

 

笹子隧道。・・・現代語訳すると、笹子トンネル。

最近補修されたのか、全体的にキレイだったが、文字を右から書いている時点で、このトンネルの歴史の深さがお分かりいただけるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

右背向屈曲あり×4

そこまで主張しないといけない程事故が起きやすいカーブなのだろうか・・・。

 

 

 

 

 

ダムがあったので寄ってみた。

 

 

流木無料配布中。

サバイバーな方たちが貰っていくのだろう・・・。

 

 

 

 

 

〆は昔ながらの喫茶店で。

名前が面白かったので入ってみたが、味(オムライス)は王道の美味しさだった。

 

 

 

 

以上です・・・!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

めがね橋・伊香保自動車博物館+おまけの佐久探索(5)

$
0
0

日産 ダットサントラック(520)(右)

1965~66年式

日産 ダットサン・ブルーバード

1300SS/1600SSS(DP411)(左)

1966~67年式

群馬県にて 2014年5月撮影

 

何故かダイハツのディーラーに、新品同然の日産の旧車が2台も展示されていました。

ダットサンブルーバード(410)とダットサントラック(520)のダットサンコンビです。

410ブルの方はイベントでも博物館でもよく見る410ですが、ダットラの方はあまり見かけない前期型の520だったのが嬉しいポイントでした。それに、当時モノの雰囲気も良く残っています。

 

またこのディーラー、後ろにはミゼットMP5もいるようですが・・・。

一体どういう状況なのでしょう・・・?

そして更にツッコむべきは壁に掲げられている車名。“アプローズ”だの“シャレード”だの・・・今は亡きダイハツ車の名前が未だに残っているのです!しかも、アトレーの字体だけニセモノっぽいのもまた面白い!

朝っぱらから地元放置車探し(2)

$
0
0

今日は、日産の放置車&レア車をご紹介します。

 

 

 

 

日産 キューブ(Z10)

1998~2000年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

“立方体”という名前の通り、(本当に立方体の形状というわけではありませんが)この時代のクルマにしては珍しいカクカクしたスタイルで登場した、日産キューブ。

小型のトールワゴンというコンセプトは軽自動車のワゴンRや、丁度クラスが被っているマツダのデミオに触発されたものと思いますが、デミオにはない斬新なデザインコンセプトと、より角ばった形状による見切りの良さで当時はかなり売れました。・・・しかし、新型が出たり年数が経ったりしたため、大ヒットの割には今ではめっきり見かけなくなりましたね。

 

「こんなクルマ、まだまだ走ってるだろ~。撮る価値ねぇよ」・・・と懐疑的なそこのアナタ、一度一日中道路を走ってみて下さい。意外と出会いません、きっと・・・!一日で1台遭遇すればいい方だと思います、多分・・・!

僕もこの記事で紹介するにあたり、「そう言えばこんなクルマあったなァ~最後に見たのいつだっけ・・・?」という気分になりましたから・・・!

 

ナンバーは付いていますが、タイヤがパンクしているれっきとした放置車両です。
これを撮影する数か月前までは、この駐車場にラシーンの放置車両もいたのですが、この日には既にいなくなっていました。
僕がよく利用する図書館のすぐ近くの駐車場に放置されていたので存在は知っていたのですが、あまり古くないのと身近過ぎる立地故に撮影する機会をズルズルと伸ばし・・・結局、ラシーンはどこかへ旅立っていきました。
もうさすがにキューブまで撤去されてはまずいと思い、この日撮影することにしましたが・・・。ラシーンもなんだかんだで見かけないクルマなので残念です。
このキューブはというと、撮影後もずっとピンピンしており、高3になって受験勉強が本格化するに従い、毎日図書館に通うようになりましたが、それでもなおそこにい続け、大学生になって1年が経った今でも元気に(?)放置されております。
ラシーンは撤去されたのに、キューブはされないとはこれ如何に。どうせキューブを残すならラシーンも撤去しないでいただきたかったところ。

 

 

 

日産 ルネッサ(N30)

1997~2000年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

このクルマは未だ現役ですが、マイナー車ということでご登場いただきました。

彗星のごとくすぐに消え去ったクルマの為、クルマ好きでも若い人はその名を聞いたことがないという方が多いかも知れません。・・・その名も、ルネッサ。

 

これだけ見ると、本当に何の特徴もない、RVブームに触発されて作っただけのステーションワゴン型RVにしか見えないかも知れませんが、実はこのクルマには・・・外見の没個性的のみでは終わらせない、凄い秘密が隠されていたのです。・・・まあ、その秘密のお陰で惨敗に終わったのですがね(汗)。

 

秘密というのは、このクルマのフロアの構造にあります。

元々このクルマは、予てから電気自動車に力を入れていた日産が、電気自動車用に開発したクルマだったのです。

電気自動車は電気のみで動くクルマなので、ガソリン車よりも大きいバッテリーが必要でした。そんな大きい電池を置いておける広いスペースをどこに設定しようかと考えた結果、床下という結論に至りました。

そこで・・・居住フロアよりも更に下に空間を作り、そこに電池を置くことにしたのです。いわゆる二重構造フロアというもので、元来電気自動車として開発が進められていたベンツのAクラスも、電池を置いておくスペースとして二重構造フロアを採用していました。

 

しかし、まだ技術的にたらない部分があったため、現在のリーフの様に大量生産できるわけもなく、ルネッサのEVはごく少数が生産されただけに終わりました。よって残るはガソリン自動車となるわけですが、大きいバッテリーを搭載する必要のないガソリン車には二重構造フロアなど無用の長物だったのです。

床下をバッテリースペースにとられている分、居住スペースの床が結果的に高くなってしまうわけで、それを背の低いステーションワゴンとしてデザインされたルネッサに採用するとどうなるか。異様に屋根が低くなってしまうのですよ・・・!

電気自動車ならまだ納得できなくもない理由ですが、ガソリン自動車だと床下が空の状態なので、重心が高くなるわ屋根が低いわでそりゃあ居心地が悪いのなんの。

そのような悪評が付き、ヒットするまでもなく4年の短い生涯に終わったのです。もしこのクルマを今の日産が開発していたら、もう少しましなパッケージングになっていたと思うと不憫でなりません。

 

 

 

日産 サニー(B14)

1997~98年式

神奈川県西部にて 2015年9月20日撮影

 

最後はB14サニー。

前期型と違って特にデザインに面白みのない後期型ですが、見られなくなる前に撮っておこうということで、撮影に踏み切りました。


長野の某ヤードを訪問!(1)

$
0
0

Twitterのフォロワーさんによって情報提供がなされた、長野県某所の凄まじいヤード。

そのヤードの全貌を公開するシリーズが、今週木曜から始まる「長野の某ヤードを訪問」シリーズなのですが、まずはその道中で見つけた1台のレア車を紹介します。

 

 

 

 

・・・どうぞ!

 

マツダ ファミリアGT-R(E-BG8Z)

1992年式

長野県松本盆地にて 2015年撮影

 

「GT-Rと言えば?」

・・・と聞かれると、ほとんどの人が例の日産車の名前を挙げるでしょうが、ヒネくれた人はこのクルマの名前を出すかも知れません。

その名も・・・ファミリアGT-R。7代目となるBGファミリアがベースとなっています。

マツダ車でGT-Rを冠するクルマは他にもサバンナRX-7がありますが、ファミリアの方はより一層マイナーという印象です。

 

このクルマが開発された経緯は、WRCへの参戦。

マツダはBGファミリアが登場するよりも前からWRCに参戦していたのですが、BFファミリアのGT-Xがベースとなっているラリーカーの設計が古くなり、1989年のFMCを機にベースがBGファミリアへと変わりました。

しかし、その時点ではまだベースはGT-Xというスポーツグレードで、GT-Rはまだ登場していません。

当時は、1.8Lで180psを発生するL4DOHCターボエンジンが搭載されるGT-Xでも十分高性能でした。・・・というのも、BFのGT-Xで用いられていたセンターデフロック4WDの代わりに、ビスカスカップリングを用いたLSDの4WDに変更し、旋回性能を向上させるなどの改良を行ったためで、その結果WRCでは好成績を残しました。

しかしながら、インタークーラーが横置きであるが故に冷却性が悪いという欠点があったため、1992年にGT-Xの改良版が登場しました。・・・それが、今回紹介するGT-Rです。

 

GT-Rになったことで馬力は180psから210psに向上し、インタークーラーも前置きに変更されて冷却効率が向上したほか、ボンネット上にエアアウトレットが追加され、放熱効率もUP!

真面目な改良が施されたグレードでしたが、ちょうどその頃マツダが経営難に陥り始めていたので、残念ながらWRCの参戦撤退を余儀なくされました。その後の全日本ダートラでは活躍したものの、世界レベルでの活躍はほとんど無かったという悲しい過去を持っています。

 

これが限定車だったのか、何台売れたのかなどの詳細情報は不明ですが、珍しいクルマなのは間違いないでしょう。

 

 

 

グレードステッカー。

 

 

ビスカス式LSDを用いていることを主張するステッカー。

草ヒロ物語2(6)& 草ヒロ“撤去”物語2(6) 後編

$
0
0

前編
前回の話(草研視点)
「草ヒロ物語2」を知らない人はコチラへ。
キャラクターの顔が見たい人はコチラかコチラ。
 
助手 「今は一刻を争う時です・・・!僕たちが少しでも遅れれば、第二の犠牲車を出すことになってしまうかも知れません・・・!急ぎましょう、草田くん・・・!」(杉下右京風に)
見習い 「はい!宏樹さん!・・・じゃ、ちょっと飛ばしますよ~っ!」(亀山薫風に)
博士 「・・・?・・・あ、あくまで安全運転じゃからな・・・!」(何じゃあ、一体・・・?)
 
 
 
見習い 「・・・あ、広い道にぶつかりそうですが、どっち行きますか?」
助手 「所長・・・!」
博士 「な・・・ワシが決めるんか・・・。まあ、今までそうしてきたしな。・・・うーむ・・・。難しい所だが・・・ここは・・・直感で、右じゃっ・・・!」
見習い 「右・・・ですか・・・。」
博士 「そうじゃ!草滅会の連中はへ行ったに違いない・・・!何だかそういう予感がするんじゃ・・・!」
助手 「そうですか・・・。」
(なーんか怪しいけど・・・ま、いっか。)
見習い 「それじゃあ、博士の言葉を信用して右行きますよ~!」
博士 「ああ、急ぐのじゃ・・・!」
助手 「あ・・・草田くん!ちょっとストップ!」
見習い 「なっ・・・!何ですか急に?」
助手 「あれ!あれ・・・!の方にあるアンダーパスの向こう・・・草ヒロだよね・・・どう見ても。それに、その周りにスーツ着た人が・・・。」
見習い 「・・・ってそれ、完全に草滅会じゃないすか!」
博士 「・・・な、なにぃっ・・・!?そんな・・・馬鹿な・・・!」
助手 「・・・。」
見習い 「・・・。」
博士 「何じゃオヌシら?そんな顔で見つめるでない!・・・今は文句垂れとる場合じゃないぞ・・・!」
助手 「うっ・・・まあ確かに、そうですね・・・。」
見習い 「じゃあ文句は、後で聞いてもらうことにしますか・・・!」
博士 「えぇい構わん!とにかく今は一刻も早く・・・説得して撤去をやめさせるのじゃ!」
助手 「説得ったって・・・さっきみたいに丸め込まれるのがオチかと・・・。」
博士 「ワシがなんとか考える・・・!」
 
キキーッ!
 
博士 「・・・ん?・・・アルトとバネットじゃと・・・。・・・おぉ・・・?・・・なんか、この2台の草ヒロを見たら・・・ふっと昔のことが・・・」
見習い 「昔のこと・・・?」
博士 「昔のことを思い出してきたのじゃ・・・!」
 
パタン!
 
博士 「オヌシら!今度こそそこを動くでない!これまでじゃ・・・!」
 
 
(車内)
 
見習い 「何なんすかねぇ・・・一体・・・。昔のことって・・・。」
助手 「さあね。まあ、撤去をやめさせられるんだったら、なんでもいいけどね。」
見習い 「ですね!・・・俺たちも、行きますか・・・!」
助手 「うん!」
 
 
パタン!
 
博士 「さっきの2台は、しゃーないから見逃すにしても、さすがにこの2台はダメじゃ!」
山中 「なんでだよっ!?・・・ストーカーみてぇにネチネチ付いてきやがって!」
上田 「あたしたちが先に見つけたんですよ~!」
博士 「ワシらも見つけたあの2台を撤去しておいて、またワシらが見つけたこの2台も撤去するなぞ、強欲にもほどがある・・・!」
山中 「なんだよその理屈ゥー!?わっけ分かんね!」
秘書 「強欲はどちらですか!?あなたたち・・・身勝手にもほどがありますよ。」
ボス 「そうだぞ。先に見つけたのはこっちなんだからな。我々にも撤去する権利はあるし、それを阻害されるいわれもない。どう考えたって、世の中の役に立つ行為をしているのは我々だからな。・・・それに、我々は今すぐ撤去するわけではないんだ。写真を撮りたきゃ、勝手に撮ればいいだろう。」
博士 「ぐっ・・・!」
山中 「っていうかそもそも、草ヒロなんか撮影して楽しんで・・・一体何の役に立つっていうんだよ!?」
見習い 「そ、それは・・・ですね・・・!」
助手 「こここ、これは・・・ししゅ、趣味の世界ですよ!・・・だだから、役に立つとか・・・た、立たないとか・・・そういうk」
山中 「要するに、自己満足・・・と。」
秘書 「世の中の役には立っていないということを認めるということですね。」
助手 「み、認めるも何も・・・そそ、そういうものでしょう・・・!」
山中 「ふーん。そっか。じゃあ、世の中の役に立つ俺らの行為の方が、優先されるよな?」
助手 「・・・。」
見習い 「・・・。」
山中 「ほら・・・!だんまりかよ。」
上田 「というわけで、撤去決定ですね!」
ボス 「・・・やはり、何も説得できないというわけか・・・。ついに、草研のアイデンティティーも崩壊か・・・?一体自分らは、今まで何のために研究を続けてきたのか・・・。その研究が全てただの自己満だと再認識したんだからな・・・。もはやぐうの音も出ないだろう・・・!」
博士 「いや・・・!出る・・・!」
山中 「あぁ~?」
博士 「この草ヒロに関しては、絶対に・・・だめじゃ・・・!ワシがいる限りは・・・撤去は出来ない・・・!」
上田 「ハ、ハァ・・・。」
ボス 「やれやれ・・・メチャクチャだな・・・もう・・・!・・・何故ダメなのか、ろくに理由も言えんお前に・・・用はないのだ・・・!」
博士 「徹・・・!ワシとこの草ヒロたちを見て・・・思い出すことはないか・・・!?」
ボス 「はぁ・・・?特に何も思い出さないが・・・。それが・・・何か・・・?」
山中 「ボス、こんな奴ほっといて、さっさと行きましょう!もしもですけど・・・もし説得されたら、草ヒロを諦めることになりますよ・・・!」
上田 「そうですよ!」
助手 「ああっ・・・余計な事を・・・!」
ス 「フン・・・別によい。面白そうだから、聞いてみてもいいんじゃないのか・・・?一体どういう風に説得するのか・・・見ものだ・・・!」
秘書 「・・・ボスがそう仰るのであれば、ここは素直に従いましょう・・・。」
手下達 「ですね・・・!」
博士 「さすがは徹じゃ・・・!ものの道理が分かっておる・・・!」
ボス 「ツマランお世辞は良いから、さっさとしろ・・・!」
博士 「徹よ・・・ワシらがまだ小学生か中学生ぐらいの頃・・・草ヒロ探索したことを覚えていまいか・・・?」
ボス 「・・・ああ、悔しいが・・・覚えてるよ・・・。あの頃は貪るように何回も出掛けたから・・・細かい探索までは覚えていないがな・・・!」
博士 「ワシは覚えておる・・・!」
ボス 「ん・・・?」
博士 「だって・・・オヌシと・・・ある“約束”を交わした探索じゃからな・・・!」
ボス 「“約束”・・・だと・・・?」
博士 「そうじゃ。それも、地元の梅林地帯を探索した時じゃ・・・!思い出さぬか・・・?」
ボス 「梅林・・・?」
上田 「地元の梅林~?」
見習い 「ってことは、ここってことですかね・・・?」
助手 「そうなんじゃない?博士は小大笑市生まれ、小大笑市育ちだったらしいし・・・。」
山中 「マジか!ボスも、生まれ育ち共に小大笑市らしいぜ?」
助手 「そうなんですか・・・。ってことは・・・。」
ボス 「梅林・・・まだ・・・思い出せないな・・・。」
(・・・む、む、む・・・。なんとなく・・・あの頃の記憶が・・・?)
博士 「そうか。ワシが話してやろう・・・!」
 
 

回想中・・・
 
※背景の解説
ボスと博士が
中1の頃・・・1970年5月・・・地元の梅林にて・・・
ボスと博士は、梅林を自転車で探索している時に、スズキ スズライトSL(初代・1955年式)日産 ダットサン・キャブライトライトバン(2代目・1963年式)の廃車体(組ヒロ)を発見します。
当時は高度経済成長期の真っ只中・・・“消費は美徳”といわれた時代・・・。クルマのような耐久消費財でさえも、数年使って新しいものに買い替えるという時代でした・・・。
なので、2代目キャブライトの様に、販売から10年も経たないようなクルマも廃車体となって放置されていることは、決して珍しい事ではなかったのです。
以上を踏まえて、ボスと共に博士の回想シーンをお楽しみください・・・。
 
 
博士(13) 「おい!徹・・・!見ろ!廃車だ・・・!」
ボス(13) 「おぉ~!キャブレェトとスズレェトの二でぇ組たぁ・・・こりゃあ豪華だべー!」
博士 「そんにしても、年式の割にええ朽ち具えぇだな・・・このキャブレェト。」
ボス 「・・・ったく、おめぇはいっつも朽ち具えぇの事べー言ってんべ。・・・んなことより、こっちのスズレェトの珍しさのがすげぇだろ?・・・だってよぉ~、最初期の型だべー。」
博士 「んまあ・・・そーだけどよ・・・。」
ボス 「んなとこにうっちゃってるのは勿てぇねぇべ。・・・こりゃあもう、大人になったら修理して動かすしかねぇべー!」
博士 「徹だって、廃車見つけるたんびにそー言ってんべよ~。」
ボス 「ま、まあな・・・ヘヘヘ。」
博士 「ほら見ぃ・・・!ワハハハ・・・!」
ボス 「・・・おし!・・・じゃあ、こーすっか!」
博士 「こーするって・・・どーすんだべ?」
ボス 「オレはこのスズレェトを修理して、んで博司はこのキャブレェトを朽ち果てるまで待つ・・・!それでいいべ?」
博士 「ハハハ!そーだな!それがいい!そんなら取りえぇにならんでええなぁ~。」
ボス 「分かってくれっか!・・・おめ~、天せぇだ・・・!」
博士 「ハハハよせよ~!天せぇは徹だろ~!」
ボス 「じゃあ、次の廃車求めて探しに行くべ!」
博士 「ちっと待てよ~。もう少し見させてくれよ~。」
 
回想終わり・・・
 
 

博士 「・・・というわけじゃ・・・!ここまで話せば、さすがに思い出すじゃろう・・・。」
ボス 「フフフ・・・確かにまぁ・・・そういう約束をしたこともあったな・・・。すっかり忘れていた・・・。」
博士 「ワシも、このアルトとバネットの並びを見るまでは、すっかり忘れとったから、オヌシのことも言えんが・・・。」
ボス 「・・・なあに、別にいいさ。・・・忌まわしくも懐かしい、あの頃の記憶をすっかり取り戻してくれたのだからな・・・。一体お前がどんな説得をしてくるかと思ったが、まさか思い出攻撃に走るとは・・・。そんなことを言われたら諦めざるを得なくなるだろう・・・全く・・・昔から卑怯なやつだな・・・フフフ・・・。」
博士 「分かってくれるか・・・!さすがはワシの旧友じゃ。」
ボス 「あの時はまさか草ヒロが嫌いになるとは夢にも思っていなかったから、そんな約束をしちまったが・・・私もバカだったぜ・・・。まあ、約束はたとえ口約束でも守るからな・・・。」
上田 「流石ボス・・・!そこはフェアーですね!」
秘書 「ボスがボスである所以ですね。」
ボス 「・・・しかしまぁ、今になって結構鮮明に思い出してきたが、そういえば近くを鉄道が通っているこんな感じの場所だったな・・・。案外こいつら・・・車種的にもスズライトとキャブライトの生まれ変わりなのかもな・・・ハハハ。」
見習い 「・・・そう考えるとなんだか感慨深いですね~。草ヒロの世代交代がずっと続いているみたいで・・・。」
助手 「そうだねぇ。」
山中 「ケッ・・・上手いこと言いやがって・・・。」
ボス 「約束通りなんだから、このアルトは撤去させてもらうぞ・・・!」
博士 「仕方あるまい・・・それが約束じゃったからの・・・!でも、約束を守るんじゃから、このアルトは解体せずにレストアするんじゃぞ・・・!」
ボス 「ククク・・それはどうかな・・・?・・・ま、考えといてやるぞ!ちょうど部品も残っているようだしな・・・!」
博士 「まったく・・・最後まで狡猾な奴じゃ・・・!」
ボス 「じゃあ、我々は行くか!」
手下達 「ハイ!」
 
パタ・パタン!
ヒィェー・・・フゥォーン・・・!!
 
助手 「お、追いかけなくっていいんですか!?」
博士 「なあに、この草ヒロの撤去を食い止めることが出来ただけでも満足じゃ。それに・・・ずーっと後をつけるやり方は、フェアーじゃないしの。」
助手 「まあ、博士がそう言うんなら・・・。・・・でもまあ、博士の説得・・・見事でしたよ・・・!」
見習い 「あの思い出話も面白かったですしね~!スマホでもいじろうかと思ってたんすけど、ついつい・・・聞き入っちゃいました・・・!」
助手 「草田くんったら・・・。」
博士 「まあ、なんにせよ、奴らが納得してくれたようで助かったわい!手下が言っとったが、徹の奴は昔から何かとフェアな所があってのう。あの約束を・・・知らぬ存ぜぬで反故にすることもできた筈なんじゃが、思い出してしまった以上は、嘘をつくことが出来なくなったんじゃろう。」
助手 「なるほど・・・。」
博士 「ポーカーフェイスが得意そうに見えるがの、あれでも昔から嘘は苦手な奴なんじゃ。奴が嘘をつく時は親指を握りしめる癖があるんじゃよ。」
助手 「そうなんですか~。ボスにも、そんな意外な一面があったんですねぇ。」
博士 「もしかしたら、ワシの方が嘘が得意かも知れんぞ・・・?」
助手 「えっ・・・?」
見習い 「・・・ま、まさか・・・あの感動の思い出話も、実はボスを納得させるための嘘・・・?」
博士 「そんなわけないじゃろう・・・!奴がちゃんと思い出したんじゃから・・・!」
見習い 「ですよねー。」
助手 「あれが嘘だったら、博士酷すぎますよ。」
博士 「さあ、こんなとこでゆっくりしとらんと、草ヒロを見るぞ・・・!」
助手&見習い 「はい!」
 
 
 
 
 
No.015
日産 チェリーバネットライトバン
1990~94年式
用途:物置 場所:畑
博士メモ:よく見るバネットの草ヒロじゃな。・・・これ以上は何も語ることはあるまい。
 
見習い 「ふつーのバネットっすね・・・。」
助手 「まだそっちのアルトの方が珍しいんじゃ・・・。まあ、草滅会から守っただけいいんですけどね・・・!」
博士 「そうじゃぞ!贅沢は言ってられん。1台の撤去を阻止できたということが大事なんじゃからな。しかも、徹が本気ならば、あのアルトは鉄クズにならず、ちゃんとレストアされて生まれ変わるしの。」
助手 「あのボスの事ですからねぇ・・・。いくらフェアーな精神を持っているとしても、僕たちの監視の及ばない内部では好き放題やっているかも知れませんし、案外本当に鉄クズにしてしまうかも知れませんよ。」
博士 「うーむ・・・。そこまではこのワシでもどうだかわからんが・・・あの目は本気じゃった。きっとレストアしてくれるじゃろう。ワシは奴を信じるわい。」
見習い 「カッコいいですね!博士!漢の中の漢ですよ!」
博士 「ホッホッホッホ!上手いこと言いよって~!」
見習い 「それ程でもないですよ~!」
助手 「・・・さてと。アルト・・・いずれ撤去されてしまうんですけど、今は見られるんですし、一応見ておきましょうか・・・!」
博士 「あ、ああ。・・・そうじゃな。」
 
 
 

No.016
スズキ アルト550
1990~94年式
用途:物置 場所:畑
博士メモ:2台も草ヒロがおるのに、ちとこの畑狭すぎやしないか・・・?草ヒロ研究者の立場としてこれを言うのもどうかと思うが、2台も必要だとは思えんのじゃが・・・。しかし、撤去されることになってしまって残念じゃのう・・・。
 
見習い 「うわっ、凄い!」
助手 「どうしたの?」
見習い 「
これ、ただの2代目アルトじゃなくて、特別仕様のジュナですよ!カラードバンパーにボディ同色ホイールキャップ、ブルーのストライプが特徴なんです・・・!」
博士 「確かに、バンのアルトにしてはオシャレだと思ったが、そんな特別仕様があったとは、知らんかったのう・・・。」
助手 「見た目も上品というか、可愛らしい感じだし、女性仕様車的な感じなの?」
見習い 「鋭いですね、先輩・・・!仰る通り、女性向けグレードですよ!オートマがある程度普及してきて、女性ドライバーも増えてきたことで女性仕様を設定することにしたようですよ。」
博士 「そうなのか。女性仕様と言えば、初代ブルーバードのファンシーデラックスが起源と聞いていたが・・・。」
見習い 「そうですよ!色合いが女性らしかったり、オルゴールが付いていたり・・・女性らしい装飾が施されていたんです・・・!」
助手 「それが軽にも設定されるようになったなんて、時代も変わってきたんだねぇ。」
見習い 「ですね~。・・・ところで博士、なんでファンシーデラックスの事は知ってたんですか?」
博士 「それはじゃな・・・ワシが小学生の頃、近所に住んどった綺麗なお姉さんが、初代ではないんじゃが、2代目のファンシーデラックスに乗っておってな。当時は2代目がデビューしたばっかりじゃったからクルマも綺麗で、そのお姉さんも負けないくらい綺麗だったのじゃ。それで、そのお姉さんと共に、ファンシーデラックスも印象に残っておるのじゃ。」
見習い 「なるほど~。それは興味深い話ですね、博士!」
博士 「乗せてもらったこともあるんじゃぞ!だから名前も知ったんじゃ。」
見習い 「・・・つまり、そのお姉さんに、恋してたってことですか!?」
助手 「小学生なのに・・・!」
博士 「・・・違う違う!何を言うとるんじゃ。恋というよりは、憧れじゃ。」
助手&見習い 「またまた~!」
博士 「うるさいうるさーい!!じゃから違うというとるじゃろ!なにゆえ十何歳も年上の女性に恋をしなくちゃならんのじゃ・・・!?・・・ワシにはワシで、同い年の恋人がおったんじゃ!」
助手 「え!?」
博士 「あっ・・・しまった・・・!」
見習い 「ふふふ・・・引っ掛かりましたね~。オレらの誘導に・・・。」
助手 「博士は単純ですね!ハハハ・・・!」
博士 「ぐっ・・・オヌシら・・・卑怯じゃぞ!誘導尋問なぞ・・・!ワシをからかうのも、ええ加減にせい!」
見習い 「さあ・・・そのことに関しては・・・!後で、キッチリ聞かせてもらおうか・・・!真実を吐くまで・・・タップリ取り調べさせてもらうからな・・・!」
(伊丹憲一風に)
助手 「まぁま草田・・・落ち着けって!・・・でもな博士、少しは覚悟しとけよ~?」(三浦信輔風に)
博士 「・・・って、さっきからオヌシらのそのヘンな芝居は何なんじゃ~!?」
助手 「さあ、行きますよ!」
見習い 「博士の恋バナ、楽しみだなぁ~!」
博士 「コラ!ワシを無視するでない!」
 
・・・その後、このアルトだけ撤去されてしまったそうな。  
 
“その後の様子”(ストリートビューではありません)

ご覧の通り、アルトだけ撤去され、バネットのみが残されました。
本来ならばバネットも撤去できたはずなのですが、草研にタイミング悪く見つかってしまったのが運がなかったということです。・・・まあ、あと数年も経てば約束も忘れるでしょうし、撤去してもバレなさそうですがね。
 
つづく(草ヒロ物語2へ)
つづく(草ヒロ“撤去”物語2へ)
 
「このアルトが撤去され、バネットが生き残ったというのは事実じゃ。だがしかし、この物語、そしてこの物語に登場する団体・登場人物はワシを含めてフィクションじゃぞ。実在するものとは、一切関係無いからの。」
「今日はかなり長かったですね!なんでも、7000文字超えて、8000文字近くまで達しているらしいですよ!」
「そうなのか。お前がどうやって調べたのかは知らんが、まあ、そんぐらい長くはなるじゃろう。」
「あのヘンな回想シーンもありましたしね。」
「ヘンななどと言うでない!」
「だって、方言というか訛りが凄いですもん。読みにくくてしょうがなかったですよ。“キャブレェト”とか“スズレェト”とか言っちゃってさ。」
「仕方ないじゃろう。リアルにその時の情景を方言によって再現したほうが分かりやすいと思ったのじゃ。」
「あれどこの方言なんですか?」
「オヌシが今住んでおる所に決まっておるじゃろう!神奈川県西部をはじめとして小大笑市を中心に伝わる、小大笑弁じゃよ!」
「小大笑弁ですか・・・。そんなのあったんですね。ずっと住んでますけど、僕はそんな方言使ったことないんですよ。」
「まあ、大体今つことるのは年寄りだけじゃろうし、国際化の時代でここの方言も廃れていったみたいじゃ。じゃからオヌシが知っている知っていないの境目の世代じゃと思う。」
「現に、博士も使っていませんもんね。博士言葉で喋ってるじゃないですか。」
「・・・ん、ま、まあ・・・そうじゃな。徹の奴も、草滅会で全国的に活動しているうちに方言が消えてしまったみたいじゃし、まあ、そういうもんじゃろう。」

春目前!にわか吹雪の中、上田探索(12)

$
0
0

日産 ダットサンバネットコーチ

ハイルーフ2000SGX(E-KMC120)

1982~85年式

長野県上田地域にて 2014年3月20日撮影

 

ピンポイントで草ヒロが密集している、魔の密集地帯:“ミステリーゾーン”を発見してしまいました。

草ヒロ探索全盛期の頃は、1回の探索で最低1箇所は必ずミステリーゾーンにブチ当たるものでした。

 

さて、最初に紹介するのは、ミステリーゾーンの“草ヒロ行進エリア”トップを担うバネットコーチです。

“草ヒロ行進エリア”というのは、3台の草ヒロが行進していくかの様に一列で連なって草ヒロになっていたことから、そう名付けられました。1枚目の画像をよく見ると・・・後方に2台の草ヒロが見えてきませんか?残りの2台は来週再来週のお楽しみ!

 

肝心のバネットの話を全然していませんが(汗)、このバネットはちょっと豪華なコーチで、2000ccのZ20型エンジンを搭載するSGXでした。サイドの力強い色のデカールが素敵な一台。

ボディの状態は新品かのように綺麗でした。ナンバーもそのままですし、放置から数か月も経っていないのでは?と思ってしまう程です。

 

 

エンブレムです。

サイドデカールと揃いの色のグレードエンブレムがまた素敵。

青春18きっぷの旅~2014年春~(12)

$
0
0

フォード フェスティバ1300

キャンバストップ(E-DA3PE)

1986~93年式

山梨県甲府盆地にて 2014年3月30日撮影

 

多チャンネル化でシェア拡大を狙っていたマツダが、80年代に新たに開発したクルマ。

当時のマツダの登録車で最も下のクラスのクルマがファミリア(今でいうところのアクセラ)であり、今でいうところのデミオクラスのコンパクトカーがありませんでした。・・・というわけで、シェア拡大のためにはボトムレンジも広くした方が良いということで、ファミリアよりも下のクラスのクルマとして開発されたのが、このフェスティバ。

 

見ての通りフォードバッヂが付けられ、フォードブランドで発売(つまりオートラマ店で販売)されていました。ファミリアをレーザーとして、カペラをテルスターとして販売していたようにマツダブランドで販売することはなく、まずはどれほど売れるか様子見といったところなのでしょう。

実際に販売してみると、キャンバストップを売りにしていたこともあってか、オサレな欧州風のコンパクトカーとして話題を呼び、扱いやすいサイズであったためヒットしたようです。

これはイケル!と調子を良くしたマツダは、フェスティバのシャーシを流用し、レビューというクルマをオートザムブランドで販売することに。しかし、当時マツダのイメージが悪くなっていたこともあり結果は芳しい物にはならず。時を同じくして2代目になったフェスティバも、初代と比べると質感が劣っていたり、デザインもアメリカ人向けの大味なものになったりしたためか、初代より全然売れず、かなりのレア車になってしまいましたとさ。

 

・・・というわけで、初代よりも年代の新しい2代目の方が珍しいフェスティバですが。初代もそうそう見掛けるものではありません。

それに、初代にはフェスティバ5やフェスティバβという、2代目と同等かそれ以上に珍しいモデルもあるので中々に面白いのです。

フェスティバは勿論日本で作っていましたが、海外輸出用として韓国の起亜自動車も生産しており、3ドア限定の日本産に対して韓国産のフェスティバは5ドアハッチバックと4ドアセダンも製造されていました。それをわざわざ逆輸入して日本でも売っていたことがあり、それがフェスティバ5(5ドア)、フェスティバβ(セダン)です。

韓国製なので勿論左ハンドル。左ハンドルだったこともあってか、3ドアモデルよりは圧倒的に売れていない筈です。

もし見かけたら、即撮影することをお勧めします(笑)。

 

 

フェスティバについて長々と語ってしまいましたが、今回紹介する個体を見てみましょうか。

どうやら、普通の3ドアなのでそれほど珍しくはない日本製のようですね。

また、当時人気の高かったキャンバストップ仕様ですから、おそらく一番売れたフェスティバの見た目でしょう(汗)。色も無難な白色ですしね。

大雪の中、長野の峠へ(番外編1)

$
0
0

今回の番外編は、街で見かけたヘンなモノ!

 

 

 

 

さて、まずは・・・

 

廃墟・・・!

国道沿いにデンと構える大きめの廃墟。元クラブのようです。

恐らく、バブルの崩壊とともに潰れたのでしょう。

 

 

 

清里高原にて撮影。

清里高原は1960年代の旅行ブームで、オシャレな避暑地として人気を博し、色々なリゾート施設が建てられて盛隆を極めましたが、ブームの終焉と共に人々が去っていき、多くの建物が廃墟となりました。・・・しかし、1980年代に入るとバブル景気の訪れでで再び人気が再燃。しかし、ご存知の通りバブルの崩壊で再び観光客が減少。バブル期に建てられた施設で人気が急落したものは、次々と廃墟になっていきました。

・・・という事情があるため、清里高原に限らず、観光地にある廃墟に60年代の建物と80年代後半~90年代前半の建物が多いのは、そういった理由があるからなのです。

 

この土産屋の廃墟は、恐らく90年代に建てられたものでしょう。清里高原のメインエリアから少し外れたところに位置するため、客入りが少なくなり、遂に廃業してしまったものと思われます。

清里高原にはこれだけではなく他にも幾つもの廃墟が未だに建っています。しかし、再開発も近頃盛んになってきているので、解体される前にすべて取り終えておきたいものです。廃墟を取り巻くその辺の境遇は、草ヒロのものとよく似ています。

 

 

 

廃墟は以上の二つで終了ですが、今回の“街の変なモノ”カテは廃墟だけに留まりません。

ブログで紹介するのは初となる、古看板(キリスト看板ではありませんよ!)。

 

田舎へ行くとよく見られる光景。

トタンの掘っ建て小屋や古い蔵・塀などに、キリスト看板と共に貼られている古い看板たちです。

有名なのは、キンチョールやボンカレーなどの商品の広告が描かれた金属板を琺瑯加工(厳密な意味とは違うものも含みます)して建物に貼り付ける、ホーロー看板というのがあります。今でもレトロな雰囲気や数多くの種類があるのが好まれ、全国に多くのマニアがいますが、今回紹介するのはホーロー看板ではなく、また別のレトロ看板。

 

 

 

左下にある、消費者金融(いわゆるサラ金)の広告看板。クレジットのワイドこと、“ワイド看板”です!

消費者金融系の広告看板は結構種類が多く、それを専門に集めている看板マニアもいるくらいで、“ワイド”は消費者金融看板の代表格の一つです。

他にも、紅白のシンプルなデザインが特徴的のマルフクや、爽やかに微笑む“グリーン姉さん”がマスコットグリーン信販といった看板も有名であり、特にマルフクの看板は日本全国津々浦々・・・どこでも見られます。

そこいくとワイド看板は、マルフクほど見掛けないわけでもなく、かと言って全く見かけないわけでもない・・・そしてバリエーションもそこそこある・・・というように、イイ感じの塩梅でマニア心をくすぐってくれるのですよ・・・!

この会社は既に存在しないようですが、看板はまだまだ放置されているので、皆さんも探してみては・・・!?

 

今回発見したワイド看板は、最もよく見かけるタイプ。

“なべおさみ”というタレント(ワイド看板を知るまで知りませんでした・・・汗)がマスコットになっており、バリエーションとしてはなべさんのポーズや服装が異なっているパターンがあるらしいです。この看板は、“カードでお金”のチラシでなべさんの顔が隠されているのがチョット痛いポイントでした。

 

 

 

お知らせ

 

本日の18時より、番外編2をお送りします。

そのテーマは・・・道路です!乞う、ご期待(?)!

Viewing all 2564 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>