突如地元に現れた、○○○○○○という名前のレア放置車を求めて少しだけドライブした時に遭遇した、レア車・旧車・放置車を紹介するこのシリーズ。
まずは、スーパーカー・スポーツカーから紹介します。
フェラーリ F12ベルリネッタ
2012~17年式
神奈川県にて 2016年7月10日撮影
フェラーリのフラッグシップを務める、V12エンジンを搭載するFRモデル。
つい最近812スーパーファストに後継を譲りましたが、目新しさは未だ失われていません。
面白いと思ったのは、このクルマが練馬ナンバーだったこと。
練馬という地名には「馬」という文字が含まれており、丁度フェラーリのシンボルも跳ね馬。そういうわけで、練馬ナンバーはフェラーリを引き立ててくれるナンバーなのかも知れません。
ロータス エスプリターボSE
1990~93年式
神奈川県にて 2016年7月10日撮影
ライトウェイトスポーツカーの開発が得意分野だったイギリスの自動車メーカー:ロータス。
そんなロータスが、スーパースポーツ路線にも手を出したときの第一作目が、このエスプリというクルマです。
1976年に登場し、大幅な改良が何度か行われつつもフルモデルチェンジすることはなく、2004年までの28年間に亘る長期間販売されました。
ちなみにこれは、ターボSEという比較的後期のモデルで、スポーツ300というモデルが登場するまではエスプリのフラッグシップを務めていました。ボンネットやバンパー・ウインカー・フェンダーの形状などから判断することが出来ます。
ライトベージュの内装が高級感を醸し出していました。
おまけ
スポーツカーやスーパーカーとは言えませんが、同じ日に遭遇したレアな外車を2台紹介します。
ルノー コレオス
2008~11年式
神奈川県にて 2016年7月10日撮影
日産とルノーとルノーサムスンの3社の努力の結晶ともいえるSUV。
デザインはルノーが、メカ開発や実験は日産が、生産はルノーサムスンが行うという、ルノーと日産、ルノーとルノーサムスンの提携関係を上手く利用したクルマ作りがなされています。各メーカー同士の提携関係をより強固なものとし、各メーカーの得意分野を利用した適材適所な開発をすることでコストを下げようという狙いがあるのでしょう。
マセラティ ビトゥルボ
1983~94年式
神奈川県にて 2016年7月10日撮影
嘗ての日本において、マセラティは“アルファロメオよりも更にマニアックな扱いづらいイタリア車”というイメージがありましたが、近年は故障もしにくくなったと聞きますし、ラインナップも増えてきたためか、グランツーリスモやクアトロポルテは見かけるようになってきました。
このクルマは、まだマセラティがマイナーだった頃のモデル。
グリルに付いていたエンブレムからマセラティという事は分かったものの、外車には疎いため車名までは分かりませんでした。家に帰って調べてみるとビトゥルボという名前だという事が判明。また一つ知識が増えて良かったです。
どうやらこれは、スーパーカーばかり作っていたマセラティが拡販のために製造した初の量産車とのこと。マセラティがメジャーになろうとしていた努力が垣間見えるクルマだったわけですね~。