さあ始まりました、上田探索シリーズに次ぐ目玉連載：「青春１８きっぷの旅～２０１４年春～」シリーズです！
青春１８きっぷの名を冠した嘗てのシリーズよりは、地味な車種ばかり且つ短期連載となってしまいますが、それでも山梨県にいる草ヒロなだけに草ヒロレベルが高い個体が数多く出てきます。
これといった超大物や大物個体は出てきませんが、平凡な車種から滲み出る“草ヒロらしさ”を感じ取っていただければ幸いです。
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スズキ キャリイ３６０三方開（Ｌ５１）
１９７２～７４年式
山梨県甲府盆地にて ２０１４年３月３１日撮影
※撤去されました
「力のキャリイ」ことＬ５０キャリイです。
しかも、ただのＬ５０ではなく、最初期型。初期のＬ５０には他の軽トラに類を見ないような装備品がついています。
それが、ヘッドに堂々と居座る大型のオーナメント。その中央には十字の星が燦然と輝いています。
このデコトラにでも付いていそうな装飾パーツが標準装備されているのが、前期Ｌ５０の特徴なのです。
ただ内装やモールを豪華にするに飽き足らず、オーナメントを付けるという発想がなかなかに面白い。
「新型のキャリイを開発したはいいけどなんか質素だなぁ・・・。そうだ！おでこにオーナメントでも付ければいいんじゃね？」・・・という風に開発会議で決まったのかどうかは分かりませんが、この思い切りの良さがスズキらしいですね。
しかし、ユーザーからは不評だったのか、結局２年足らずでオーナメントが廃止されてしまうのですが・・・（汗）。なので、このオーナメント付きのモデルは割と貴重なはずです。皆さんも見かけた時は応援してあげてください。
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畑の隅で、特に物置として使われているわけもなく鎮座しておりました。
ここまで広い畑なのですから、「働いていないし、やっぱり邪魔！」という理由で処分されてしまうことはないでしょう。
・・・と、発見した時は思ったのですが、３年後の探索で撤去を確認しました。やはり働いていないのが良くなかったのでしょうかね？
このキャリイのすぐ近くには・・・。
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スズキ キャリイ３６０三方開（Ｌ５０）
１９７２～７６年式
山梨県甲府盆地にて ２０１４年３月３１日撮影
※撤去されました
またＬ５０キャリイが！・・・この密集率、さすが山梨。
顔が見えないだけに、もしかしたら激レアなＳＴ１０の可能性もあるというロマンのある個体です。
今は畑の隅に追いやられていますが、このカスタマイズからすると嘗ては果樹園内で働いていたことが分かります。
果樹園内で数年働き、今度こそ完全にオシャカになったぞというところでココに連れてこられたのでしょう。
荷台には沢山のタイヤが積まれ、物置草ヒロとして活躍し続けるであろうと思われていましたが、去年の３月に撤去を確認しました。
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１枚目の画像の奥の方にチラと写っていたので気付いた方もいらっしゃるでしょう。
このキャリイは、レックスコンビと共に草ヒロっていました。勿論レックスの方も撤去されたため、今はいません。