10台以上のGTOが犇めき合っていた、三菱好きには桃源郷のようにも思えるこのヤード。
まだまだ、あっと驚くような三菱車たちが潜んでいます・・・!
さて、今回特集するのは、右端にある黄色いクーペ。三菱マニアのアナタなら、車種が何か察しがついているのではないでしょうか・・・!?
三菱 ランサーセレステ1400SR(B-A73)
1977~81年式
長野県にて 2015年9月22日撮影
ランサーセレステでした・・・!勿論、通常シリーズで紹介するのはこれが初めてです!
このヤードにいたセレステの中で一番状態が良い個体なので、これを最初に紹介させていただきます。黄色いのは後ということで・・・。
ランサーセレステというのは、その名の通りランサーの兄弟車で、ランサーのクーペVer.とも言えるクルマです。1975年登場。
しかし、ギャランクーペFTOの後継として開発されたらしく、本来は“セレステ”の名で販売される予定だったというウワサも・・・?デザインも当時のランサーと全く違いますし、ランサーとは全く別の車種として開発されていたという説も、強ち噂にとどまらないのかも知れませんね。
デザインは、三菱が得意としていた逆スラントノーズを採用し、80年代の香りを感じる角ばったボディと調和させ、リアエンドへと向って行くショルダーラインを描いて・・・カムテールで締める・・・!というもの。綺麗なデザインだと思います。
CピラーのエクストラウインドウもGOOD!オリジナルではスリットで覆われているというのもオシャレです。
1982年に販売を終了し、このセレステよりも更にマイナーな超弩級レア車:コルディアに小型クーペの座を譲りました。
ちなみにこの個体は、80年代らしいヘッドライトとテールライトに変更された後期型です。
・・・この際、前期も後期も関係なくレアなのですが、個人的には後期型の顔・お尻の方がカクカクしたボディに似合っていて好きです。
エンブレム。
テールレンズに入れられたノッチがCOOL!
例によって、以降の個体ではコメントを割愛させていただきます。。。
No.2(前期)
No.3(前期)
・・・以上、ランサーセレステは3台いました。
前回のGTO10台超えに比べるとインパクトは劣りますが、天然草ヒロや現役個体を一度も見たことがないランサーセレステなので、3台も居れば十分過ぎる程の密集度だと思います。
見かけるのは稀なレア車:ランサーセレステを3台も見ることが出来る・・・。
こんなヤード、日本中探してもここくらいしかないでしょう・・・!