先週もお知らせしましたが、先週よりこのシリーズでは、火曜日が博物館の個体を紹介、日曜日が道中で見つけた草ヒロを紹介するという体で連載していくことにしましたので、よろよろしくお願いいたします。
この伊香保自動車博物館では、普通の旧車も沢山展示されていますが、旧車を競技用に改造したレースカーも多数展示されているというのが目玉の一つなのです。
今回は、この博物館に展示されていたレースカーを一気に紹介したいと思います・・・!
日産車編
モータースポーツ活動に昔から力を入れていただけあって、やはり日産のレースカーが一番多かったです。
大衆車のブルーバード。
前身のダットサンの時代からラリーに出るなど、モタスポ活動に積極的なクルマでした。
お次はサニークーペ。
ブルーバードよりもコンパクトなボディがウリで、クーペのようなスポーツモデルも用意されました。
日産のスポーツカーとい言えばコレ!フェアレディZ・・・!(スカイラインは元々プリンスのクルマでしたから)
Zはスポーツカーなだけあって、様々なレースに出場し、勝利を重ねました。性能の割に若者でも買える安さだったため、草レースのベース車両としても好まれました。
多くのレースに勝利し、ポルシェを一時的に抜いたと話題になるなど、数多の最強伝説を作った名車、スカイライン。
このハコスカことPGC10も、日本グランプリで49連勝を重ねるという偉業を成し遂げ、その性能の高さをアピールしました。
ホンダ車編
T360の成功で波に乗ったホンダは、今度は軽乗用車を開発します。それがN360。
十数馬力の非力な(それでも、大人4人乗せて走ることには走った・・・!)軽自動車が多かった中、ホンダが新規開発した軽乗用車は、ホンダらしく走りに力を入れたモデルでした。2ストがまだまだ主流だった中で4ストを採用し、OHVではなくSOHCエンジン。そして最高出力は、当時の軽にしてはかなりの高出力の31psを発生・・・!軽自動車の第一次馬力戦争の始まりとなったクルマだったのです。
なので、競技のベースとしてはもってこいのクルマだったというわけですね。
ホンダ車はこのエヌコロ一台だけでした。
三菱車編
ギャランと言うと、ラリーのイメージが強いですが、サーキット走行のベースにもなっていたようですね。
三菱車もこのギャランのみでした。
スバル車編
富士重工が自身の航空技術を惜しみなく取り入れ、最初に開発した四輪車ながらもかなりの完成度を誇って大ヒットした、スバル360。
小柄で軽量なこともあって、ミニサーキットの草レースではよくベース車両にされることも多かったらしいです。
ヤングSSというスポーツモデルもありましたしね・・・!
スバル車も、このてんとう虫1台だけでした。
以上です!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!