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Channel: ころころな趣味。
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長野の某ヤードを訪問!(7)[終]

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三菱車ばかり掻き集められていた不思議なヤードシリーズも、今日で最後。

今回は、ラストに相応しい超大物個体超マイナー車を紹介して締めたいと思います!

 

 

 

 

そのクルマとは・・・

これだ・・・!

車種は何か、分かりますか~?

 

 

 

 

三菱 コルディア1800

4WDGTターボ(E-A213G)

1984~87年式

長野県にて 2015年撮影

 

なんと!コルディアでした・・・!

 

フォロワーさんに教えていただいた時からこのクルマがいるということは知っていたのですが、それでも驚きは隠しきれるはずがありません!初めて見るドマイナー車に超ビックリ仰天・・・!

もし、事前情報ナシにこのようなクルマを見つけていたら、発狂していたところでしょうね(汗)。

こんなに状態が良いのですから、誰か引き取ってレストアしてくれないでしょうか(笑)。唯一の現役車になれるかも知れませんぞ・・・!

 

草ヒロも現役も今まで見たことがなく、現存情報もほとんど聞かない“幻のクルマ”を目の前にして、暫くの間、高額な美術品を目の前にした人のように、脳裏にこのクルマを焼き付けていました。

とは言えとは言え・・・もう少し見ていたかった気もします(汗)。まあ、一番鑑賞しやすい手前側にあったので文句は言わない方が良いでしょう。

 

このクルマの解説ですが、コルディアというのは、元々ランサーセレステの後継として開発されていたクルマです。

初代ランサーフィオーレの後継として開発されていたトレディアと共に1982年に登場しました。

セレステの後継なので、ボディ形状はハッチバッククーペを採用。メカメカしい装備が大好きだった80年代の三菱らしく、4WDターボモデルが販売されたり、近未来的なデザインのデジタルパネルが採用されていたりと、先進的で新鮮な技術力溢れるクルマではありました。

・・・がしかし、この頃の三菱にはランサークラスの車種が溢れかえっており、顧客側に混乱が生じたからのか、同じメーカー同士で少ないパイの奪い合いになってしまったからなのか、どれもこれも大して売れず、このコルディアは1代限りで消滅することとなりました。

 

よくよく考えてみると、70年代から売っていたFRの小型セダン:ランサーEX、時代の流れに合わせてFFで登場した小型セダンのランサーフィオーレと、その兄弟車のミラージュ、そして、初代ランサーフィオーレの後継として登場したトレディアに、ランサーセレステの後継として登場したコルディア・・・クラスが被っているクルマが5車種もあったわけです。

トレディアが販売された後も、何故かランサーフィオーレが2代目にFMCされて売られ続けるあたり(ランサーの名前を消したくなかったから?)、混乱が生じるのも無理ないと思います。

もしかしたら、これでトレ&コルがヒットしていたら、ランサーシリーズをスッパリやめるつもりだったのかも知れませんが、併売するという中途半端な保険をかけてしまったが故に、共倒れに終わってしまったというのが残念な限りです。

 

 

 

グレードのエンブレム。

 

 

三菱の電子制御ターボの愛称:“ELECTRO JET”のステッカー。

 

 

 

 

これでこのヤードの全貌が明らかになりましたが、ちょっとここで集計をしてみましょう。

 

ヤードにいたクルマたち。

 

〇トヨタ 計1台

 ・カローラレビン 1台

〇三菱 計25台

 ・ギャランGTO 11台

 ・ギャランクーペFTO 1台

 ・コルトギャラン 5台

 ・ギャランクーペ 1台

 ・ランサーセレステ 3台

 ・ミラージュ 1台

 ・スタリオン 1台

 ・コルディア 1台

 ・ミニキャブ 1台

 

合計 26台

 

でした!

 

 

 

 

おまけ

 

パジェロエボリューションです。

牽いている荷台は、ミニキャブではなくてキャリイのものでした。


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